「メスを持つハンター」は、、連続殺人犯として姿をくらましていた父親の犯行手口を、解剖を通じて知ってしまった天才解剖医が、警察よりも早く、自らの手で父親を捕まえようと奮闘する犯罪心理スリラー。
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■解説
★原作は同名小説
原作は、崔以道(チェ・イド)の代表作である長編小説『メスを持った狩人(메스를 든 사냥꾼)』。2023年にハッピーブックスツーから刊行され、U+モバイルTV オリジナルドラマとした公開された。
★実力派俳優の共演
天才解剖医ソ・セヒョンを演じるのは「禁婚令 ー朝鮮婚姻禁止令ー」で高い演技力をみせたパク・ジュヒョン。セヒョンはソウル科学捜査研究所の法医学科長であり、キャリア7年目にして“天才解剖医”。共感性がまるでない性格のせいで周囲と衝突ばかりだが、卓越した解剖技術、鋭い犯罪心理の洞察力、そして最後まで諦めない執念で数々の未解決事件を解決してきた。
表向きは人当たりのいいクリーニング店の社長ユン・ジョギュン役にはパク・ヨン。上品な外見と穏やかな目つきの裏には、狂気じみた欲望を潜ませた“人体解剖に心酔する連続殺人鬼”、通称“仕立屋(テーラー)”としての正体を隠している。パク・ヨンは同時期に撮影した「ウンスのいい日」でも二面性のある役を演じている。
ヨンチョン警察署 刑事課 強力班の警部補チョン・ジョンヒョン役には「赤い袖先」「コッソンビ 二花院の秘密」のカン・フンが務める。ジョンヒョンは、ヨンチョン署に赴任したばかりの新任チーム長で、凄惨な変死事件を捜査する中、以前から憧れていた天才解剖医ソ・セヒョンと対面するが…。
★海外紹介・国際公開
2025年3月17〜20日に開催されたコンテンツマーケット「香港フィルマート」で初めて海外関係者に紹介され、スペシャルポスターも公開された。当初は英題が「Dark Legacy」と伝えられていたが、正式発表ではより直訳に近い 「Hunter with a Scalpel」 に決定。
さらに、2025年4月24〜29日にフランス・カンヌで開催された第8回カンヌ国際シリーズフェスティバル(Canneseries)の非コンペティション部門「Rendez-vous」セクションで初公開された。制作会社 STUDIO X+U は、2024年の〈タロット:七枚の物語〉に続き、2年連続で自社作品がカンヌシリーズに招待される快挙となった。
■あらすじ
20年前に死んだはずの父が戻ってきた。肉を切り裂き、精巧に切開し、緻密に縫合された遺体。父はそれを“芸術”と呼んだ。国立科学捜査研究院の最高の解剖医であり、連続殺人鬼“仕立て屋”の娘、ソ・セヒョン。解剖台の上の遺体は、完璧で正確な、見慣れた父の手口そのものだった。警部補のチョン・ジョンヒョンは、そんな殺人鬼の血を引く娘ソヒョンに疑いを抱く。彼女は父を追う狩人なのか、それとも彼の傑作を完成させる新たな“仕立て屋”なのか?過去と現在、正義と狂気、狩人と獲物が交錯するサスペンススリラー。
■作品紹介
【メスを持つハンター】(全16話)韓国ドラマ
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