宮崎緑の夢・実現!ライフサイエンス全19話
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今回、宮崎さんが訪れたのは日本原子力研究所・高崎研究所の吉井さん。吉井さんは環境に負荷をかけない新素材の研究を行い、世界で初めて放射線を利用して生分解性ハイドロゲルを開発することに成功しました。紙おむつや生理用品などに使われる従来のハイドロゲルに比べ、吉井さんの作ったハイドロゲルは環境にやさしく、機能的にも優れています。今回は放射線を利用した生分解性ハイドロゲルの製造過程から、その無限の可能性に迫ります。
今回は人体に悪影響を及ぼす有毒物質を、放射線(電子ビーム)で浄化しようとする取り組みをリポートします。ゴミ焼却施設などから発生するダイオキシンやその他の環境汚染物質は、最近深刻な社会問題になっています。番組では、「電子ビームによるダイオキシンの分解」の研究・開発に取り組んだ日本原子力研究所高崎研究所環境保全プロセスグループの小嶋拓治先生を訪ね、電子ビームの特徴・メリットや有害物質分解の仕組み、さらには将来の展望を伺います。また、焼却炉に付設した加速器によるダイオキシン分解の実験を、実際の映像で紹介します。
この番組では、放射光や放射線を使った最先端のライフサイエンス研究の現場を宮崎緑さん(千葉商科大学助教授)が訪ねます。 今回紹介するのは、大きな可能性を持った光、深紫外線を発光させる研究です。深紫外線とは、紫外線の中でも波長が短く、エネルギーの強いものをいいます。人間の眼には見えず、生体への相互作用が強いなどの特徴は、X線やガンマ線などの放射線に似ています。東京工業大学の青柳克信教授はこの深紫外線を出す発光半導体の開発をしています。しみ、そばかす、日焼けなど、あまり良い印象のない紫外線ですが、青柳教授によれば深紫外線も上手くコントロールすれば、環境浄化や医療現場、情報通信などの分野で 大いに役立つそうです。青柳教授に、深紫外線や半導体について、また深紫外線の持つ大きな可能性についてお聞きします。
この番組では、放射光や放射線を使った最先端のライフサイエンス研究の現場を宮崎緑さん(千葉商科大学助教授)が訪ねます。自然界には、四種類の二酸化炭素が存在しています。アイソトープ(同位体元素)の組み合わせによって、分子である二酸化炭素にもいくつかの種類ができるからです。これを「アイソトポマー」と呼びます。自然界には二酸化炭素の他にも様々な種類のアイソトポマーが存在しています。これを分析していくと、ワインの製造年度やチーズの原産地、個人の食生活から地球温暖化まで、様々な事が解明できます。今回は、イオンビームと赤外レーザーを使ってアイソトポマーの分析装置を開発した東京工業大学・吉田尚弘教授を訪ね、アイソトポマー研究の内容と今後の発展について伺いました。
この番組では、放射光や放射線を使った最先端のライフサイエンス研究の現場を宮崎緑さんが訪ねます。今回は、ソフトエレクトロンという、低エネルギー電子線を使った食物の殺菌技術についてさぐります。これまでの放射線照射との違いは、低エネルギーのため、食物の品質に影響を与えず、表面についた菌のみを殺菌することが出来るという点です。番組では、独立行政法人食品総合研究所の等々力節子先生を訪ね、新しい殺菌技術の特徴と開発秘話、食に関する新たなライフスタイルの提言などを伺いました。
今回、宮崎緑さんが訪れたのは、茨城県つくば市にある宇宙開発事業団、筑波宇宙センターです。 宇宙の微少重力環境では、地球上では難しい材料実験によって、新素材をつくったり、良質のタンパク質の結晶を作ることが出来ます。また、広大な視界が得られるため、地球全体の観測や、天文観測ができます。しかし、宇宙にはあらゆるところから飛来する宇宙放射線が存在します。宇宙放射線から宇宙飛行士をどのように守っているのか宇宙医学研究開発室の主任医長、村井正さんに伺いました。
放射光は、タンパク質構造解析や非破壊検査、新材料創製など、様々な最新の研究に利用されています。しかし、放射光設備は国内でも限られた場所にしか設置されておらず、新たに設置するにも莫大なコストがかかるため、研究者にとって不便な状況にありました。そこで、立命館大学理工学部教授の山田廣成さんは、世界初の卓上型放射光発生装置「みらくる」を開発しました。 「みらくる」にはどんな技術が詰め込まれているのか、「みらくる」を使うとどんなことができるようになるのか、お話を伺いました。
今回、宮崎さんが訪問したのは東京大学農学部教授中西友子さん。中西さんは、中性子ラジオグラフィを使った研究を行っています。この中性子ラジオグラフィを使うと生きた植物の体内の水分を観察することができます。それをもとに植物の体内活動や、心材と呼ばれる樹木内部にできる部分のヒミツを解明していこう…というのが中西さんの研究です。ゆくゆくは食物経済にも大きな変革をあたえるかもしれない、新しい植物研究の最先端を紹介します。
この番組では、放射光や放射線を使った最先端のライフサイエンス研究の現場を宮崎緑さん(千葉商科大学助教授)が訪ねます。今回は、放射線による発ガンのメカニズムについて探ります。これまで放射線による発ガンは、放射線がDNAに損傷を与え、直接突然変異を誘発することでガン発生の頻度があがると考えられていました。しかし、今、京都大学放射線生物研究センターの教授らの研究により、その他にもメカニズムがあることが明らかになりつつます。番組では、京都大学医学部構内にある放射線生物研究センターの丹羽太貫教授を訪ね、新しい発ガンのメカニズムについて伺いました。
この番組では、放射光や放射線を使った最先端のライフサイエンス研究の現場を宮崎緑さん(千葉商科大学助教授)が訪ねます。今回は、人間が浴びている自然放射線のおよそ半分を占めている自然放射性元素ラドンの実態を紐解き、生物へ与える影響についての研究を紹介します。放射線医学総合研究所・放射線安全研究センター・ラドン研究グループの山田裕司さんに、ラドンの発生源や各国の室内ラドン濃度について伺います。また、ラドンの子孫核種が出すα線が生物の細胞にどのような影響を与えるのかを実験を交えて紹介します。
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