ヤクザの葬式ァ、ドスの花で飾るんだ!紳士面を一皮むけば俺も狂い犬。鶴田浩二の「日本暴力団」シリーズ第4弾。二代目組長を継ぐべき身でありながら、ヤクザを嫌って横浜でナイトクラブ経営者となった男がいた。彼は世間の片隅でひっそりと生きたいと願っていた。しかし、横浜に新勢力を築こうとする広域暴力団組織の進出によって、彼の夢は無惨に打ち砕かれる。旧友の代貸、足を洗った部下、恋人の歌手等が次々とその手に掛かり犠牲になっていくのを見て、彼のヤクザの血が眠りを覚まし再び騒ぎ出す。ドタン場に立たされた男のド根性を、血とドスと拳銃で謳いあげる任侠巨篇。
監督 高桑信(1970年 93分)
日本暴力団 組長くずれ
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