野生の王国全11話
11件中1~10件を表示しています。
標高3776m。万葉の昔から人々を魅了し続けてきた富士山。その山麓は変化に富んだ多様な自然環境を持ち、野鳥たちの宝庫となっている。ここでは、年間を通しておよそ150種の野鳥が見られる。日本産550種の野鳥の約30%にあたる。里付近の低地帯から標高2500mを超える高山帯にまで生息する野鳥たち約60種を紹介。野鳥たちの生活を通し、富士山麓の生態系の特徴と豊かさを描く。たぶん私たちの見慣れたはずの富士山。しかし、その姿は日々新たな表情を見せてくれる。野鳥の姿を求める映像記録は2年に渡った。
(C)GUNZOSHA
日本に生息する猛鳥類の中でイヌワシと双璧をなす最強の鳥。「クマタカ」森で食し子孫を繁栄させてきた日本最大の鷹がいかにして森の生態系の中で生きてきたのか。この作品は、この鳥に魅せられた研究者とともに長い年月にわたって取材撮影され、森の中でクマタカの知られざる多くの未知の部分を解き明かそうとした生態記録映画である。
(C)GUNZOSHA
ヒマラヤ山系をはじめ、中央アジアの標高2000〜6000mの山岳地帯に生息するヒョウの一種。険しく寒冷な岩山に生きるため、現地の人でもほとんど出逢えない。体毛は美しい灰白色で暗褐色の斑点がある。体長180〜230cm、肩までの高さは約60cm。厚い毛に覆われてた尾は100cmにもなる。冬の終わりから早春にかけて交尾し、4月頃、2〜4頭の子を産む。主な獲物はブルーシープや小動物など。
(C)GUNZOSHA
今回描くツミは日本の鷹では一番小さい猛きん。ツミが、街に姿を見せるようになったのは1980年代から。ツミが子育てに成功した西台公園には、翌年もツミの姿がある。東京では開発が進む。カラスなどの妨害もありツミはこれからも繁殖が出来るのだろうか。
(C)GUNZOSHA
長野県志賀高原、地獄谷野猿公苑で重度の四肢奇形のニホンザルが始めての赤ン坊を産んだ。そのサルは”モズ”という。ニホンザルは母子社会で母子の絆が深い。ハンディを負ったモズの子育ての逞しさ四季を通じて追いながら、ニホンザルの野生の生活を探る。
(C)GUNZOSHA
およそ五百万年前、中国大陸や九州から切り離された南西諸島、九州の南端から連なる孤立した亜熱帯の島々。その南西諸島の一角に、奄美大島がある。奄美大島には島固有の生き物が多く、国の特別天然記念物・アマミノクロウサギをはじめ、ルリカケス、オオトラツグミ、オーストンオオアカゲラなど「種の保存法」による国内希少種が生息している。ところが近年、大規模な土木工事による自然環境の破壊やゴルフ場建設計画がすすめられ、動物たちへの影響が懸念されている。この映画では永年の記録映像から、亜熱帯特有の自然景観と生き物たちの生態を通して、奄美大島の多種多様な生物相を克明に描きだす。また、島の動物に関わる人々へのインタビューから奄美大島の現状を見つめ、野生生物をも含めた自然環境の保護を考える。
(C)GUNZOSHA
およそ五百万年前、中国大陸や九州から切り離された南西諸島、九州の南端から連なる孤立した亜熱帯の島々。その南西諸島の一角に、奄美大島がある。奄美大島には島固有の生き物が多く、国の特別天然記念物・アマミノクロウサギをはじめ、ルリカケス、オオトラツグミ、オーストンオオアカゲラなど「種の保存法」による国内希少種が生息している。ところが近年、大規模な土木工事による自然環境の破壊やゴルフ場建設計画がすすめられ、動物たちへの影響が懸念されている。この映画では永年の記録映像から、亜熱帯特有の自然景観と生き物たちの生態を通して、奄美大島の多種多様な生物相を克明に描きだす。また、島の動物に関わる人々へのインタビューから奄美大島の現状を見つめ、野生生物をも含めた自然環境の保護を考える。
(C)GUNZOSHA
1997年7月 「モズ」というメスのニホンザルが死んだ。26年の生涯だった。モズは生まれながらにして四肢に障害をもったニホンザルだった。モズが生まれたのは1971年。この頃、日本各地の野猿公園でも手足に障害をもつサルが次々に誕生し、マスコミで話題になった。モズの記録をはじめたのは1978年、7歳の春初めて子どもを産んだときからである。手足の不自由なモズが果たして充分な子育てができるだろうか。公苑の人々の不安とともにカメラを廻しはじめた。長野県地獄谷野猿公苑にやってくるモズ家族とその群れの記録は、以来19年間の長きにわたった。この映画は「モズ」という生まれながらのハンディを負った一頭のメスザルの生涯の記録である。語られることは、ニホンザルの生態であり、家族の絆であり、生きものと人間の有様である。が、しかし、それにもまして私たちは「モズ」というサルがいたことを忘れてはならないと思うからである。
(C)GUNZOSHA
オオタカは、里山の豊かな自然の象徴だ。一方で、開発などによって生息環境が失われやすいことから、保護が必要な猛きんでもある。栃木県北部・那須連峰のすそ野に広がり、オオタカの絶好の生息地となっている。ここでの最新の研究成果を基に、オオタカの知られざる生態を克明に描くとともに、里山に生きるその姿を通じて、人と自然の共存を考える。
(C)GUNZOSHA
サシバは、本州北部以南の各地の低山や丘陵地に夏鳥として渡来する。体長は約50cmで、翼をひろげてると1mくらいになる中型のタカである。早春の4月上旬に渡ってきたばかりのオスは、長旅の疲れをいやすかのようにひっそりとしている。初認日の頃には1羽だったサシバが数日後には2羽になって飛んでいる。メスも渡ってきたのである。東南アジアから海を渡って飛来する中型のタカ・サシバは、日本で繁殖・子育てをする。秋には巣立った若鳥と再び南国の越冬地に旅立つが、自然環境の破壊が進む中いつまで見ることが出来るのか。
(C)GUNZOSHA
11件中1~10件を表示しています。