卑劣な街
「マルチュク青春通り」でクォン・サンウを俳優開眼させたユ・ハ監督が、「バリでの出来事」のチョ・インソンとタッグを組んだノワール・アクション。野心に燃える三流ヤクザが、生きるか死ぬかの卑劣な世界で欲望に翻弄されるさまを、暴力描写満載で描く。インソンはこれまでの貴公子のイメージを脱ぎ棄て、短い髪、野暮ったい格好、乱暴な言葉遣いと三流ヤクザのビョンドゥに成りきり、過激アクションにも体当たりで挑戦。「マイ・ブラザー」のイ・ボヨンとのキスシーンも話題を集め、韓国公開1ヶ月で200万人の観客動員を記録した。ビョンドゥの部下役で、パク・ヒョジュン、チェ・ジファンら“マルチュク組”が再結集しているのも注目だ。『悪い男』のナムグン・ミンも幼なじみ役で出演。
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