いきいき学びの新潮流 総合的な学習の時間全13話

相模原市立谷口中学校の総合的な学習の時間、「谷口ドリーム学習」を紹介する2回目の今回は、前編を振り返りながら「谷口ドリーム学習」の特徴である「谷口ドリーム学習の10ポイント」やポートフォリオ評価法についてふれていきます。2学期の終わりに行われた1年生の「相模原探検Ⅱ」学級発表会は、3年生の中間発表会「ドリームフェスタ21」を参考にしたためか、発表の仕方に様々な工夫が見られました。模造紙やOHCなどを使ったグループ、パンフレットやちらしを配ったグループ、劇にして発表したグループもあります。2年生の課題解決学習は環境、伝統文化、福祉健康、国際という四つの領域の中から自分の課題を見つけ出す領域選択学習です。研究主任でもある関口先生の研究会では、生徒たちの課題の中からテーマを選んでディベートを行いました。3学期に入ると全学年で課題解決学習のまとめが始まります。3年生の研究会発表の様子や学習プロフィール表の作成、「生き方スキルに見る学びのプロセス表」などを通して、次の学びへ、或いは自分の生き方へとつなげることを大切にしている谷口中学校独自の工夫を紹介します。
  • 尾又 淑恵 ㈱シグマ・セブン ナレーター、
  • 再生時間 : 29分
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相模原市立谷口中学校の総合的な学習の時間は、生徒一人一人の夢や願いを課題として設定し、課題解決学習を通して夢の実現を目指す、という思いを込めて「谷口ドリーム学習」と呼ばれています。平成9年度に自主研究として始められ、平成11年度からは文部科学省の研究開発校に指定されました。「谷口ドリーム学習」は3年間を見通した学年発展型の学習として、全校で一年を通して行われ、課題解決学習とふれあい体験学習の二面から構想されています。番組では、3年生の課題解決学習を中心に、2回にわたって「谷口ドリーム学習」を紹介していきます。1学期の終わりには3年生の課題発表会が行われました。3年生は自分の興味関心に基づく自由な課題を設定し、その課題をもとに学級を越えて六つの研究会をつくりました。生徒たちが自由に課題解決学習を進めていくために谷口中学校が行っている独自の工夫と、2学期に入って実施された中間チェックのポイントなどを紹介します。1年生の課題解決学習は郷土の相模原を対象にした「相模原探検」の中で、学び方を発見しようという学習です。2学期の半ばには「相模原探検Ⅱ」の校外調査が行われました。3年生の中間発表会「ドリームフェスタ21」は、1・2年生や保護者、地域の人たちとの交流をひとつの目的として、11月9日に行われました。何をやるかは各研究会の自由で、生徒たちが話し合って決めます。アメリカで起きた同時多発テロとその報復攻撃についてのディスカッションを行った研究会もありました。前編にあたる今回は、この「ドリームフェスタ21」までの取り組みを紹介しています。
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お茶の水女子大学附属中学校の総合学習の時間には2つの取り組みがあります。25年の歴史を誇る、生徒個人が探求していく『自主研究』、そしてここ数年取り組み始めたのがグループを単位して探求、発信していく『共同学習』です。7年ほど前に教科クロス型の時間として始まった『共同学習』は最近ではテーマから生徒と先生が一緒になって考えていく時間へと変わってきました。まだ試行錯誤の段階という『共同学習』はさまざまな形で行われています。今回は平成13年度第二学年の『共同学習』を紹介します。 第二学年の『共同学習』の大きな特徴は○ 学年テーマから生徒主体で決めていく○ 社会への発信を考えていく(世の中のために役立つ事)○ 長期間に渡る同一テーマでの共同学習(2年後期から3年後期まで)その中でもテーマ作りを中心に先生たちが試行錯誤しながら生徒たちと一緒にテーマ作りをする様子を追っていきます。 
  • 尾又 淑恵 ㈱シグマ・セブン ナレーター、全国伝統的工芸品センター、
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お茶の水女子大学附属中学校が行っている『自主研究』の時間を始めたのは昭和52年。゛ゆとりの時間゛の一環として行われたのがきっかけでした。 『自主研究』は生徒自ら関心あるテーマを選び研究を進めていく時間です。お茶の水中では1年生から3年生前期までの長期にわたってこの時間を設けています。一年生の前期にはまず課題の設定の仕方、研究方法などの基礎を学び、後期からは実際に課題を見つけて研究をしていきます。一年間で2回のグループ内発表、2年生後期にはポスターのみで行う発表(ポスターセッション)、さらには3年間の集大成である自主研究発表会では3年生の中で選ばれた生徒たちが講堂で発表していきます。探求することの大切さ、発表する方法、さらに発表を聞く力、自主研究はさまざまな要素を含んでいます。25年前、始めた当初は 「課題を見つけられない、どうやって研究していったらいいかわからない」といった生徒たちも多かったといいます。現在、どのような生徒にも取り組めるようにと作りだされた『自主研究』ノートなどもあり、生徒たちにも『自主研究』という時間が浸透してきました。今回は課題設定から研究方法、グループ内発表を通しての先生と生徒たちの様子を紹介していきます。 
  • 尾又 淑恵 ㈱シグマ・セブン ナレーター、
  • 再生時間 : 29分
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浦安市立美浜北小学校5年生の総合学習は、平成12年度、「食」という身近かなテーマから解決策を見出す学習を展開し、その様子はサイエンスチャンネルでも放映されました。今回はその一年後、6年生になったクラスの総合学習。昨年放映された番組の続編に当たります。 平成13年度のテーマは、「まちづくり」と「福祉」。「福祉」は6月の障害者・高齢者体験を経て、地域の高齢者施設との交流を実現してきました。この番組で取り上げる「まちづくり」は、福祉の視点を持ちながら駅前広場のあり方を考えるという課題から始まっています。 しかし、思いがけない問題に直面。市民向けの発表会に聴衆が少なかったことと、テーマを駐輪場問題に限定し過ぎたために、生徒たちのまちづくりへの意欲が減退してしまったのです。一学期末のことでした。 この番組では、挫折した総合学習を再び軌道に乗せることができるのか、教諭の葛藤と試行錯誤を中心的に描きます。 2学期、生徒達はまちづくりについて自由に発想します。恐竜のオブジェのある広場、ハワイのような緑溢れるまち、魅力的なイベントの開催など。教諭は、生徒たちの意欲が高まると見るやいなや、新たな手を次々と打っていきます。 総合学習への意欲をどのように盛り立て、どのように維持していくのか、実践的な参考例となる映像です。
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和光学園和光中学校の総合学習のねらいは、「現代的課題を能動的・探求的に学びとるなかで、自立した<地球市民>として<共に生きる>知恵と力を身につける」ことです。その一環として、3年生の秋田学習旅行を和光中学校では総合学習の一つとして位置づけています。そのため、総合学習秋田学習旅行に連携した授業が理科や技術科などでも組まれています。2001年の秋田学習旅行は9月24日月曜日から、5泊6日の日程で実施されました。2日間はわらび座で観劇、祭づくりと祭づくり発表会、あとの3日間は農作業です。3年生は5クラスで190名、1クラス7班にわかれ、35軒の農家へ大型バスで向かいました。受け入れ農家は田沢湖町、角館町を中心に6つの市町村にわたりました。この番組では専業農家の藤枝さんの所で農作業をした。5組6班と、23回連続して和光中学校を受け入れている佐藤さんの所に行った4組2班の生徒たちを中心に総合学習としての秋田旅行を探ります。秋田でのさまざまな出会いから、働くこと、生きること眼を向け、自らの生き方を考える、それが秋田学習旅行の目的でもあります。
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和光学園和光中学校の総合学習では、各教科で学んだ知識や力を総合して、現代社会に起こっている様々な問題を、中学生の感性と行動力を活かして、自分たちで調査、研究します。和光小学校では4年「多摩川」、6年「沖縄」というように学年ごとにテーマが決まっています。しかし、中学校では生徒自身がテーマを決めます。この番組では、橋本 暁 教諭担任の2年1組の総合学習を9月から11月にかけ取材しました。6月にクラステーマ「おかし」が決まり、7月には小テーマを決めるための訪問活動が実施され、小テーマの議論が行われましたが、決定には至りませんでした。クラステーマにしろ、小テーマにしろその決定に至る議論が白熱するところが、和光学園和光中学校のひとつの特徴です。議論が重ねられ7つの小テーマが決まったのは10月に入ってからです。①食品添加物 ②菓子職人 ③砂糖 ④遺伝子組み替え食品 ⑤塩 ⑥新製品 ⑦お菓子のCM、以上7つのテーマを7班で分担し、訪問活動を主に、調査、研究します。その結果はまとめ活動、学級中間発表会を経て、11月3日、4日の和光学園文化祭で発表されます。この番組で紹介する訪問活動食品添加物 ①日本添加物協会 ②コープ東京  遺伝子組み替え ①日本子孫基金 塩       ①東京衛学園専門学校講師―来校  菓子職人     ①洋菓子職人(和光学園卒業生)―来校
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茨城県立つくば工科高校は、筑波学園研究都市という近隣の環境を利用しながら、総合学習にも県の指定を受けるなど先駆けて取り組んできました。この学校では、生徒達のアンケートにより、総合学習を「ふれあいの時間」と称しています。20のグループに分かれて、1・2学年合同の異学年縦割り学習が週1時間行われています。 この番組で紹介するのは、セラミックス(陶器づくり)のグループ。担当教諭は徹底して「待ち」の姿勢を貫き、ロクロなどの道具も生徒から声が上がるまで決して出しません。生徒達が自立的に活動しはじめる瞬間を待ちながら、あたたかく見守る教諭の表情が印象的です。 9月上旬、個々の生徒の意欲は様々で、授業中に集中力を欠くこともあった生徒達。しかし、学習が進むにつれ次第に目が輝きはじめ、1月には、なかなかの作品をつくりあげるほどに成長します。 その陰には担当教諭の努力があります。生徒を小グループに分けて放課後に個別指導したり、外部から講師を招き刺激を与えたり、意欲をかき立てるための工夫がなされています。陶器づくりの経験のない教諭自らが、講師から指導を受けることもあります。 陶器づくりを通して技術の歴史を振り返り、最終的にはニューセラミックスにまで思いを馳せたい、そんな教諭の思いが込められているのです。
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仙台市立田子中学校第2学年の総合学習、その後編は、大豆栽培から成育状況の観察、収穫した大豆を使った加工食品づくりまでを紹介します。 昔ながらの田園地帯と新興住宅地が入り混じった環境にある田子中学校は、休耕田を利用し、大豆の栽培をしています。6月の種まきから週3回の観察、11月の収穫まで、その一連のプロセスの充実ぶりは、幾つかの作文となって表れています。 また、総合学習は教科とクロスしながらも行われます。理科では外部から講師を招き、土壌生物の観察とその働きについての講義を受けました。 1月、加工食品づくりは「豆腐」。このような活動では、普段の授業では目立たない生徒が率先して行動し、ひとりひとりの「生活力」を垣間見ることができます。生徒達の多面的な姿を発見することができるのです。 自然との対峙、ものづくりを通して、生徒達はたしかな手ごたえを感じとっていきます。 この番組は、総合学習における「体験」することの効用を余すことなく伝えます。
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仙台市立田子中学校・第2学年の総合学習は、5月の野外活動から始まります。山形県内での農業体験をきっかけにして、以後2つの流れで進行します。「食糧自給問題」と「大豆栽培」。前編では、食糧自給問題を中心に、それに絡めた標語づくり、文化祭での発表、そして、食糧自給率を高めるべきか否かを論議するディベート大会までを紹介します。 番組の冒頭、夏休みに各自が調べた輸入食品調査を標語として発表するという、国語科の授業が行われています。田子中学校では、体験学習を深めたり発表方法を習得する際に、教科がクロスしながら展開するという方法をとっています。 しかし、教科の中でそれを行うことは、読み書きなど基礎的な学力を学ぶ時間が少なくなることをを意味しています。総合学習の「永遠のテーマ」とも言える、教科との相互関係についての葛藤が描かれます。 一方、生徒達は文化祭からディベート大会に向けて活発に行動し始めます。 ディベート大会への過程で得たもの。それは、大会を終えた生徒達の表情が物語っています。
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