剣豪人気作家・柴田錬三郎原作の同名小説の映画化である『源氏九郎颯爽記 濡れ髪二刀流』に続くシリーズ第2弾。悲劇の名将源氏九郎判官義経の末裔である源氏九郎が尊皇攘夷、佐幕開港と物情騒然たる幕末の世に、幾多の波乱を経て手にした巨万の富の在処を伝える水煙、火焔の両剣。秘宝の眠るという福原揚羽院跡を巡り、神戸の港町に、六甲の山に、尊皇攘夷の美名におどる不逞浪人、貧乏公卿、海賊上がりの密貿易商、悲恋の美女、情熱の異国娘、貧しいながらも正義の道に生きる青年同心、悪奉行といった善悪正邪入り乱れる中に、秘剣揚羽蝶をかざして颯爽奮闘する源氏九郎が再び登場する。
監督 加藤泰(1958年 87分)
源氏九郎颯爽記 白狐二刀流
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