クィーンズ ―長安、後宮の乱―全33話

前漢王朝・宣帝の即位後、皇后の許平君が妊娠した。宣帝は侍医とともに医学や薬学の心得のある女性を宮廷に招き入れ、皇后の世話をさせた。このとき世話役として高く評価されたのが、夫と離縁して間もない照と淳于夫人の衍である。幼馴染みの二人は再会を喜んだが、温厚で思慮深い照に対し、衍は勝ち気な性格な上、出世を強く願う夫のために、お金を得るか、出世の手だてを見つけなければならなかった。そんな衍の事情を見越し、近づいてきたのが霍光大将軍の妻・霍夫人であった。娘を皇后にする野望を抱く霍夫人は衍に皇后の毒殺を持ちかけ、その引き換えに夫の出世を約束する。謀略は成功し、皇后は男の子を出産すると同時に命を落とした。そして衍は望み通り大金を手にし、夫は高い地位につくことができた。しかし、照は皇后の死の真相に気づいていた…。
  • 中国
    2008年
  • 監督:ホアン・ジェンチョン「大秦帝国」/脚本:チャン・キウイン/美術:カン・ヘイモウ/撮影:イェン・シャオマン/音楽:スー・シュヤ
  • ユアン・リー、ビクター・ホァン、サン・イエホン、スン・シー、レン・トンリン、トン・リーヤー、グオ・チェンニー、レン・シューメイ、ジャン・シュエ、チョウ・チン
  • 再生時間 : 45分
    Windows Media Player
    500k/1000k
  • 無料

?2008 China International Corporation.

投薬した薬の残物から皇后の死の真相が明らかになり、やがて照の行動から、衍の犯行も発覚した。拷問により衍は自らの罪を認めたが、照の共犯も主張した。結局、宣帝は霍一族を男女問わず全員処刑。照も衍も逆賊として処刑されることになった。しかし照は処刑の直前、簪で自ら命を絶った。それは尊厳を守るためであるとともに、運命に翻弄された自分の人生へのささやかな抵抗でもあった。十年後、家人子(下級女官)として五人の美女が後宮にやってくる。明るく、おしゃべりな馮媛。気立ても頭もいい王政君。上昇志向が異常に強い傅瑤。育ちが良く、天真爛漫な李元児。何事にもこだわらない性格で、後に中国四大美女の一人となる王昭君。王政君は照の娘であり、傅瑤は衍の娘であった。傅瑤はいち早くそれを察したが、王政君はまだ何も気づかなかった。
  • 中国
    2008年
  • 上記スタッフと同じ
  • 上記キャストと同じ
  • 再生時間 : 45分
    Windows Media Player
    500k/1000k
  • 210円
    7日間

?2008 China International Corporation.

凧揚げの凧が宴席に飛んで行ったハプニングが縁で、王政君は宣帝の側室として権力をふるう張ショウヨに気に入られ、彼女の髪を結うようになった。その頃、王政君、傅瑤、馮媛、李元児、王昭君の五人は深夜の宮中で、不思議な老女に出会う。巫女のような老女は「お前たちの一人が皇后の座につくであろう」と予言した。その一人が王政君であるという夢を見た傅瑤は、ますます王政君に敵意を燃やした。やがて王政君は張ショウヨの香袋をつくること、そして、そのためにもう一人の家人子を連れてくることを命じられる。王政君が悩んだ末に選んだのは李元児であった。それまで仲の良かった五人の間に、徐々に流れ始める不協和音。ライバルを追い落とす行動に出たのは傅瑤であった。彼女は七夕の前夜、灯籠流しに願いを書く宮中の風習を借り、ある策謀を巡らすのだった。
  • 中国
    2008年
  • 上記スタッフと同じ
  • 上記キャストと同じ
  • 再生時間 : 45分
    Windows Media Player
    500k/1000k
  • 210円
    7日間

?2008 China International Corporation.

傅瑤は王政君と李元児がつくった香袋にこっそり花粉を仕込んだ。おかげで肌にひどい湿疹ができた張ショウヨは二人を牢屋に入れた。さらに願いを込めて流す灯籠の短冊に「王政君は皇后になる」と書かれていたことも発覚。もちろん傅瑤が差し替えたのだった。身元調べにより、李元児の叔母がかつて張ショウヨと側室としての立場を争い、流産の上、自害したこともわかった。復讐を恐れた張ショウヨは部下の宦官に二人を拷問し、死に追いやるように命じた。厳しい責め苦に耐えきれず、叔母と同じように飛び降り自殺した李元児。一方、拷問や重労働にも耐え、必死で生き抜こうとする王政君。皇后付きの最高位の女官である公孫夫人の配慮により正式な裁きが行われた後も、張ショウヨの怒りは収まらず、王政君の奴隷のような生活は続いた。しかし心は決して奴隷にはならなかった。
  • 中国
    2008年
  • 上記スタッフと同じ
  • 上記キャストと同じ
  • 再生時間 : 45分
    Windows Media Player
    500k/1000k
  • 210円
    第4話~第9話1008円/14日間
    7日間

?2008 China International Corporation.

王政君は雷雨の中で屋根の修理を命じられるなどの重労働が課せられ、食事や水も満足に与えられない生活が続いた。その頃、傅瑤は自殺した李元児の悪夢にうなされ、深夜、送り火を焚いて祈るのだった。その様子をこっそり覗き見た馮媛はことの次第を薄々察した。馮媛は王政君のもとを訪ねるのだが、衛士は取り合ってもくれない。彼女はなんとか王政君を助けようと、陛下のお気に入りの楽師である蕭育に助けを求める。高熱に苦しみ、容態が日を追って悪化し、衰弱していく王政君。このままでは明日の命もわからない。蕭育が彼女のもとに現れたのはそんな夜だった。彼は水と薬を与え、「なぜ生きたいのだ」と問う。「母のために、自分のために生きたい」と答える王政君はついに自らの恋情も告白する。「あなたが奏でる音色を初めて聴いたとき、私は恋をしました」と。
  • 中国
    2008年
  • 上記スタッフと同じ
  • 上記キャストと同じ
  • 再生時間 : 45分
    Windows Media Player
    500k/1000k
  • 210円
    第4話~第9話1008円/14日間
    7日間

?2008 China International Corporation.

蕭育の助けによって一命をとりとめた王政君は公孫夫人の尽力により牢獄を出て、馮媛ら仲間のいる部屋に戻った。彼女はまもなく皇太子の姿を初めて見る。皇太子が美しい妃・司馬良テイを寵愛する様子に心を打たれた。しかし、後宮内における女たちの争いは凄まじく、司馬良テイにネズミの死骸を贈るという嫌がらせさえ公然と行われた。そして、病弱な彼女は皇太子の胸に抱かれたまま息を引き取るのだった。こうして皇太子の新たな妃の座を巡る女たちの戦いが始まる。絵師の描く似顔絵で妃候補が選抜されることになったが、最終的に選ばれるのはたった一人。張ショウヨは皇后の権力に対抗するため、自分の腹心を皇太子妃とすることを考えていた。蕭育を忘れられない王政君は彼女のもとを訪ねる。やがて二人は激しい雷雨のなかで密会することになるのだが…。
  • 中国
    2008年
  • 上記スタッフと同じ
  • 上記キャストと同じ
  • 再生時間 : 45分
    Windows Media Player
    500k/1000k
  • 210円
    第4話~第9話1008円/14日間
    7日間

?2008 China International Corporation.

家人子の誰もが皇太子に接見し、その妃となることを望んでいたが、王政君は自分に司馬良テイと同じように皇太子から寵愛を受ける資質があるとは思ってもいなかった。しかし、王政君の性格や聡明さを高く評価する公孫夫人は「国家安泰のためには世継をつくる必要があるのです」と説く。一方、傅瑤は張ショウヨに会い、言葉巧みに自分の才能と価値を売り込むのだった。結局、王政君、傅瑤、馮媛の三人とも十数名の妃候補の一人に選ばれた。それぞれが思い思いの贈り物を用意するなか、王政君が考えたのは自ら刺繍を施した枕かけであった。しかし、妃選びが行われる当日、傅瑤がそれを隠したため、皇太子が待つ太子宮への到着が遅れそうになる。ここで救いの手を差し伸べたのが蕭育だった。雨でずぶ濡れの彼女を着替えさせ、馬車で太子宮まで送り届けるのだった。
  • 中国
    2008年
  • 上記スタッフと同じ
  • 上記キャストと同じ
  • 再生時間 : 45分
    Windows Media Player
    500k/1000k
  • 210円
    第4話~第9話1008円/14日間
    7日間

?2008 China International Corporation.

災い転じて福と成すとはこのことだ。贈り物を探すために太子宮への到着が遅れそうになった王政君は、蕭育の配慮と自らの機転により、皇太子の妃に選ばれた。このとき二十歳。しかし、それは彼女にとって辛く、重い責務を背負った瞬間でもあった。食べる物も着る物も一変し、身分の高い生活に戸惑うことも少なくなかった。司馬良テイを失った心の傷が未だに癒えない皇太子とも、本当の愛を育むことができず、周囲からは形式上の夫婦と揶揄されることもあった。すべてにおいて司馬良テイと比べられたのだ。味方となってくれたのが皇后である。王政君を認める皇后は彼女に後宮で生き残るために必要なのは「忍」だと教えた。傅瑤は自分の思いが叶わず悲嘆に暮れたが、張ショウヨの推薦によって皇太后の世話役となると、密かに皇太子と出会う機会をうかがった。
  • 中国
    2008年
  • 上記スタッフと同じ
  • 上記キャストと同じ
  • 再生時間 : 45分
    Windows Media Player
    500k/1000k
  • 210円
    第4話~第9話1008円/14日間
    7日間

?2008 China International Corporation.

王政君は皇太子の愛を得ようと力を尽くし、心を砕いたが、その溝を埋めるのは容易ではなかった。皇太子は相変わらず司馬良テイを忘れられないでいた。その頃、傅瑤は長楽宮に暮らす皇太后に気に入られ、才人の地位に就いた。まず皇太后の信頼を得て、それから機を見て皇太子に近づくのが彼女の目論見だった。まもなく、その日がやってくる。長楽宮の庭園で琴を弾く傅瑤に皇太子が関心を示したのだ。以後も度々長楽宮を訪れる皇太子。傅瑤は蕭育の指導で日ごとに琴の腕を上げた。その指は血まみれになっており、「琴で殿下の心を慰められるなら」と語る傅瑤に、皇太子はすっかり心を奪われた。ある日、二人が抱き合っている姿を王政君は目撃する。自分が皇太子を独占できるとは思っていなかったが、まさかその日がこれほど早く訪れるとは思ってもいなかった。
  • 中国
    2008年
  • 上記スタッフと同じ
  • 上記キャストと同じ
  • 再生時間 : 45分
    Windows Media Player
    500k/1000k
  • 210円
    第4話~第9話1008円/14日間
    7日間

?2008 China International Corporation.

ついに傅瑤が太子宮に乗り込んできた。皇太子が彼女と結婚することを承諾したのだ。しかし、結婚を報告された皇后は釘を刺す。「側室を何人めとろうが、正室は王政君である」と。王政君は傅瑤と仲良くやっていくことを望んだが、傅瑤の欲望に満ちた眼差しに心の底で怯えた。持ち前の手練手管で皇太子を自分の虜にした傅瑤は、蕭育に王政君を誘惑するように持ちかける。重臣である父の命令で西域に赴任させられることが決まっていた蕭育に、自分に協力すれば都での身分を保証すると条件を出したのだ。この頃、太子宮に遊びにきた馮媛は王政君の計らいで太子付きの女官となった。七夕の夜、王政君は皇太子と夫婦水入らずで過ごす予定だったが、傅瑤の策略で、それも叶わなかった。酒で憂いを晴らす王政君。彼女の深い悲しみを知る蕭育と二人だけの夜となった。
  • 中国
    2008年
  • 上記スタッフと同じ
  • 上記キャストと同じ
  • 再生時間 : 45分
    Windows Media Player
    500k/1000k
  • 210円
    第10話~第15話1008円/14日間
    7日間

?2008 China International Corporation.