禁断の聖書:キリスト教の歴史を紐解く!全1話

地球上で最も謎めいた結社として名高いテンプル騎士団。“聖杯”を所有するほかイエスの血脈を守り、さらにはコロンブスよりも先にアメリカ大陸を発見していた、とまことしやかに囁かれている。短期間のうちに彼らの組織は中世ヨーロッパにおいて最強にして最大の宗教団体に成長していった。本拠地であるエルサレムやパリの騎士たちは、布教活動を含めるさまざまな慈善行為を行う一方で、教皇や国王、皇帝といった権力者たちの経済的バックアップをしながら、現代の銀行業務の礎を築いていった。しかし1307年10月13日の金曜日、フランス国王によって彼らは謀反集団・悪魔崇拝者として逮捕され、組織は鎮圧されていく。陰謀説を唱える人たちは、テンプル騎士団の鎮圧や地下活動が、フリーメーソンやその他の秘密結社の起源につながっていると信じて疑わない。最もパワフルな組織として名高いが、近代ではほとんど忘れ去られようとしていた謎の集団テンプル騎士団を調べていき、滅んで久しいこの組織がなぜ現代人の想像をかきたてて止まないのか―、その疑問点にも迫る。
  • 再生時間 : 47分
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    3000k
  • 252円
    7日間
  • 2010年01月12日 ~

(C)NGCI/Malcolm Piers/Getty Images