中華英雄全40話
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金龍頭は金傲の弟子だった、兄弟子として金龍頭に敬服する英雄。そして英雄は中国の病根を絶とうとアヘンの密売団を倒すが、彼らはすぐに釈放されてしまう。上海はまさに無法の地だったのだ。そのころ、鬼僕は姫絲に出会う。姫絲は鬼僕を追って上海に来ていたのだ。愛を告白する姫絲だったが、鬼僕はそれに応えようとしない。そこで潔瑜は一計を案じるが…。
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すべての悪はアヘンとそれを売りさばく闇商人にある。そう確信した英雄は捜査を開始する。英雄を失った修羅は苦しみの中にいた。そんな修羅を慰め求愛する太保に、修羅は応えられない。そんなとき、修羅はフランス領事へ太保を紹介する、しかしそこには慕西がいた、反発しあう修羅と慕西。一方、アヘンの密売に井上の影を見出した英雄はアヘンの撲滅のため、金龍頭に協力を求めるのだった。
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金太保には姉がいた。姉は金龍頭の部下と恋仲になり、それを許さない父の元から逃げたのだ。今も姉を探し続ける太保と父龍頭、それを知った修羅は、太保に対する頑なな態度を改めるのだった。一方、姫絲は鬼僕を振り向かせようと英雄の下、修行に励んでいた。そして姫絲は鬼僕と賭けをする。鬼僕に触れることができたら自分と3日間暮らして欲しいと。
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潔瑜は薬半仙と慕西の仲を取り持とうと、太保のホテルで会わせようとする。しかし慕西は母親を見殺しにした父を決して許そうとしない。そんな慕西に英雄は友人として薬半仙を許すように忠告するのだった。一向に減らないアヘンの密売に業を煮やした英雄は、金龍頭に再び協力を求めにいく。しかしそれを拒む龍頭に英雄は交換条件を持ちかける。それは英雄が龍頭の娘を探しだすというものだった。
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井上のアヘン密売のからくりを見破った英雄は金太保の目の前でアヘンを焼き払った。英雄は太保にアヘンから手を引くように説得するが、太保は英雄へ宣言する、邪魔をしたら殺すと。そのころ、憎んでいた金龍頭が祖父だと知り、しかも英雄が裏切ったと誤解し千均は悩んでいた。そして英雄は娘が死んでいること、千均が孫であること、そして太保が井上と組んでアヘンに手を出していることを打ち明けるのだったが。
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アヘン密売を邪魔された井上は太保に英雄と千均の殺害をそそのかすのだった。そのころ、英雄は寄付金横領の疑いで逮捕されてしまう。英雄の逮捕を知り動揺する修羅は、暴れて収監されるが、そこは英雄の収監されていた牢だった。英雄への気持ちを隠せない修羅、誤ることしかできない英雄。やがて英雄は修羅の手引きにより解放されるが、そんな英雄に修羅は妾でいいから側においてくれと願うのだった。
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英雄に拒絶され失意に陥る修羅。太保は修羅のために英雄を襲うが、英雄は太保に修羅と父のためにその力を使えと諭すのだった。一方、英雄に裏切られたという誤解をといた千均は金龍頭に会うことを同意する。千均は母への想いを語る金龍頭の心を知り、過去のことを許すのだった。そのころ、潔瑜の元に実家から母の具合が悪いとの手紙が届く。田舎への道を急ぐ潔瑜だったが、馬車が事故を起こし潔瑜は投げ出されてしまう。
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寄付金横領は馮経理が犯人だった。しかし英雄はそのシナリオに疑問を抱く。それは金龍頭が息子を守るために仕組んだ狂言だったのだ。龍頭は息子の悪事を知りながらそれをかばおうとしているのだった。英雄の義侠心に触れ己の失敗をさとった龍頭は、一同を集めてその前で引退を宣言する。そして龍頭は太保と英雄の仲を取り持つのだった。そのころ、慕西に助けられた潔瑜は、共に実家にたどり着くのだが。
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金太保は英雄に宣言する、これ以上自分たちに関わるな、邪魔をするな、自分こそ乱世の中で“英雄”となるのだと。太保はかつて貧しかったころの屈辱を忘れず、決して他人を信用しない、そしてすべてを支配することを望んでいるのだ。そんな息子の本性を知り、龍頭は英雄に頼む、たとえ太保が英雄に挑んだとしても、三度だけ殺さずに見逃してくれと。英雄は子を想う親の気持ちに打たれ、約束するのだが。
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北京に立つ前に、金龍頭は太保に説得を試みる。アヘンに手を出すな、外国人と手を結び中国人を裏切るな、と。しかしそんな父に太保は反発し怒るのだった。一方、慕西は英雄に潔瑜のために海外へ脱出するように勧めていた。どれだけ正義のために戦っても、英雄は人殺しの指名手配犯なのだ。偶然それを知った太保は英雄を罠にかけ、当局に逮捕させるのだった。
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