見どころは「板チョコ腹筋」が繰り出すアクション!「推奴」第1回のあらすじと予告動画-BSジャパン

2011年02月14日01時47分ドラマ

「推奴」のあらすじも評判も知らず、ただ韓ドラでチャン・ヒョク、または、オ・ジホ、はたまたイ・ダヘ見たさにレンタルショップで借りてきた方は、思わずビデオのパッケージを見直すかもしれない!これが韓ドラ?オープニングの砂塵の中から登場してきたのは、まるで「夕日のガンマン」のようないでたちで、「荒野の七人」には人数が足りない3人だった…。

なんとも韓ドラらしくないオープニングで始まる第1話は、メインキャストの紹介を中心に物語が展開する。本作のように全24話と歴史ドラマにしては短編の作品は、いかに登場人物のプロフィールをうまく、手際よく紹介するかで、視聴者の第2回目への視聴意欲につながる。本作はそれがとてもうまくできている。特に、主人公のテギル、テハ、オンニョンの3人については、回想シーンをうまく使って、第1話だけでおぼろげながらそれぞれの過去が見えてくる。

(C) 2010 KBS. All rights reserved荒野の三人は、テギル、チェ将軍、ワンソンという名の推奴師。3人は役人から依頼を受けて逃げた奴婢を捕まえるのを生業としている。奴婢たちは鴨緑江を渡って国外に逃亡しようとしているらしい。逃亡の世話人と取引している現場にテギルたちが登場。早速もの凄いアクションが始まった。「板チョコ腹筋」が飛んだり跳ねたり蹴ったりする様は、まるでブルースリーとジャッキーチェンが一緒に大暴れしているようなだ。それもそのはず、チャン・ヒョクは、ブルースリーが創り上げた「ジークンドー」を10年以上も習っている。

鴨緑江(アムノックカン)鴨緑江(アムノックカン)板チョコ腹筋とは、本作が韓国で放送開始したとき、チャン・ヒョク、オ・ジホをはじめ男性俳優人の6つまたは8つに割れた小麦色の腹筋のこと。特にジークンドーで鍛えぬいたチャン・ヒョクの腹筋は本当に割れているのでは?と疑いたくなるほどくっきり線が入る。どうぞお見逃しなく。
「ジークンドー」といえば、日本では岡田准一が映画「SP」のプロモーションでインストラクター免状を取得したといっていた噂のアレだ。(詳しくは、こちらで紹介している)
ところで歴史ドラマで必ずといっていいほどこの「鴨緑江(アムノックカン)」が出てくるが、これは朝鮮半島と中国との国境を流れる川。地図の平安道の上にブルーでマークしたあたりを流れる。

ドラマに戻って…3人は無事奴婢を捕まえ役人に引渡し、賞金を手にする。どうやら3人の中でリーダー格はテギルのようで、役人との交渉もお金の受け渡しも彼が担当している。しかし、もらった金額と仲間に報告する金額とが違っているようだ。ドラマでチェックしておこう。
寡黙なチェ将軍は、彼らが滞在する店の女将たちから想われていて、他の2人より料理や待遇に大きなおまけがつく。もう一人のワンソンは、時間があれば町に繰り出し女遊びに興じている。なにやら胡散臭くはあるが、3人の中は微妙なバランスでうまくいっているようだ。

リーダー格のテギルは、推奴師のノウハウをチョン・ジホから習った。テギルは今は独立しているが、ジホはそれが気に入らないようで彼が戻ってくるように迫っている。このジホという人物、歯は汚れて黒く、足には水虫らしいものができていてドラマの中からも異臭が漂ってきそう。思わずNHK大河ドラマ「龍馬伝」の香川照之を思い出した。

ところで冷酷と見えたテギルは、裏では捕まえた奴婢の母娘を逃がしてやったりもしている。お金を渡して霊峰山のチャッキを訪ねるようにと至れり尽くせり。どうやらこの面倒見の良さは昔からのよう。彼は、元両班のれっきとしたボンボン。オンニョンという奴婢の娘と恋仲になり、凍える彼女のためにインスタントカイロを用意してやったりしている。いったいどんなカイロなのかは、ドラマで確認しよう。ところがとある事情で、オンニョンは逃げ、自分は顔に傷を作って推奴師に身を落とし、飲み屋をねぐらにしている。

そんな飲み屋の隣の獣医の元に馬を預ける奴婢の男がいた。テギルはなぜかその男が気になる。男の名はテハ。どうやら彼も元は両班でお偉い将軍だったようだ。彼も何らかの事情で、両班から奴婢に身をやつしている。

さて、第1話の見どころは、なんといっても板チョコ腹筋が繰り出すアクションと、チャンヒョクの演技力!両班のボンボンから推奴師に落ちぶれた過酷な10年間を、目の演技ひとつで表現している。
しかし、推奴師としての鋭い目が「オンニョン」と言う言葉を聞くと目の色が変わるのもお見逃しなく。この10年間テギルは彼女を探していた。兄貴分のジホは、捕まえて仕返しするためにオンニョンを探しているというが、果たしてそうだろうか?

次回は、いよいよ3人の運命の糸が絡みだす。期待を裏切らない展開だ!

第2回のあらすじと見どころは「推奴」を2倍楽しむのコーナーで♪

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「チュノ~推奴~」日本公式予告動画
KBS Dowmload Mall「推奴(チュノ)」
BSジャパン「推奴」 2月14日から毎週月・火の夕方6時50分から放送。


作品情報
■発売・レンタル:カルチュア・パブリッシャーズ
■(C) 2010 KBS. All rights reserved
■2010年、KBS、全24話
■キャスト:チャン・ヒョク、オ・ジホ、イ・ダヘ、キム・ジソク、
        イ・ジョンヒョク、コン・ヒョンジン
■スタッフ:監督・演出=クァク・チョンファン、脚本:チョン・ソンイル

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