「殺し屋たちの店2」監督、シーズン3に言及 「原作を離れたからこそ自由になれた」ユ・ジテ登場の真意も
8月12日に最終回を迎えたDisney+オリジナルシリーズ「殺し屋たちの店2」。イ・ドンウクとキム・ヘジュンが繰り広げた壮絶な反撃劇は大きな反響を呼び、ラストシーンに残された“続編への余韻”にも注目が集まっている。
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13日、ソウル・鐘路区三清洞(サムチョンドン)のカフェで「殺し屋たちの店2」の終映インタビューが行われ、演出を手がけたイ・グォン監督が韓国メディア各社の取材に応じた。監督は、シーズン2の制作秘話や原作から広がった世界観、そしてファンが期待するシーズン3への思いを語っている。
原作を離れたことで、物語はもっと自由になった
「殺し屋たちの店2」は、2024年公開のシーズン1に続く続編。ショッピングモール「マーダーヘルプ」の新たな代表となったチョン・ジアン(キム・ヘジュン)が、生還した叔父チョン・ジンマン(イ・ドンウク)とともに巨大組織バビロンへ反撃を仕掛ける物語だ。
スポーツトゥデイによると、イ・グォン監督は「シーズン1は原作に比較的忠実だったが、シーズン2はシーズン1で生まれたオリジナル設定を土台に世界を広げた」と説明。「原作から離れたことを惜しむ人もいるかもしれないが、その分、キャラクターやストーリーを自由に作ることができた」と振り返った。
「家」から「世界」へ広がったスケール
シーズン1は、一軒家という閉ざされた空間で繰り広げられるサバイバル劇だった。
しかしシーズン2では、日本やアジア各国を舞台に、国際的な傭兵組織バビロンとの全面対決へとスケールアップ。その背景について監督は、「漫画のような世界ではなく、現実に存在しそうな軍事企業としてバビロンを描きたかった」と語っている。
PMC(民間軍事会社)や武器ロビイストを抱える巨大企業という設定をリアルに描くため、銃器が合法なアジア諸国についてもリサーチを重ねたという。こうした積み重ねが、より現実味のあるグローバルな世界観につながった。
ジアンが“生き残る少女”からリーダーへ覚醒
監督がシーズン2で最も描きたかったのは、キム・ヘジュン扮するチョン・ジアンという主人公の成長だった。
シーズン1では生き延びることだけに必死だったジアンが、今作では自ら戦略を立て、交渉を主導し、巨大組織を相手に盤面を動かす存在へと変化。アクションの迫力だけでなく、一人の少女が真のリーダーへ成長する過程こそが、シリーズの核になっている。
ユ・ジテ登場はシーズン3への布石? naviconも注目したラストシーン
最終話で最大のサプライズとなったのが、ユ・ジテの特別出演だ。
正体が明かされないまま登場した謎の人物は、わずかな出番ながら圧倒的なカリスマを放ち、多くの視聴者が「シーズン3への布石では」と考察を展開した。
naviconでも最終回配信直後、「『殺し屋たちの店2』最終回に“ユ・ジテらしき人物”! シーズン3への布石か? キム・ヘジュンがついに覚醒」と速報記事を掲載。ジアンの覚醒とともに、新たな物語の幕開けを予感させるラストとして紹介した。
そして今回のインタビューで、監督は続編について「まだ漠然とした構想しかない」と明かしつつも、「シーズン3ができればいいと思う」と前向きな思いを語っている。正式決定ではないものの、ユ・ジテの登場が今後の展開を見据えた重要な一手だったことを感じさせる内容となった。
シーズン3は「やりたい。でも、まだ何も決まっていない」
続編への期待が高まる中、イ・グォン監督は慎重な姿勢も崩さなかった。
「シーズン3については、まだ漠然とした考えしかありません。私一人で決められることではないですし、もし実現するなら、どんな物語を描くのかもこれからです」
世界観は大きく広がり、ジアンは新たなリーダーとして覚醒した。そして最後に現れたユ・ジテという新たな存在――。
「殺し屋たちの店2」は、ひとつの物語を完結させながらも、次なる章への期待を十分に残すフィナーレとなった。
※本記事は韓国メディア各社の終映インタビューをもとに構成しています
◇本予告