ニコニコ韓流アワーで2日スタート!「快刀ホン・ギルドン」紹介①ホン・ギルドンって実在の人物?

2011年03月02日14時26分ドラマ
©KBS&KBSi

ニコニコ動画の生番組「ニコニコ韓流アワー」で、本日3月2日(水)からはじまる痛快フュージョン時代劇「快刀ホン・ギルドン」は、韓国の三大義賊の一人、洪吉童(ホン・ギルドン)を描いた物語。ドラマに登場する魅力的な登場人物と、演じた俳優の紹介をしよう。
ここからは、ナビコンの[韓ドラここが知りいたい]から参考資料を別画面を開いて紹介するので、必要のなくなった画面は随時閉じてください。参考資料は「青太文字」をクリックして表示できます。

■ホン・ギルドンって実在の人物?
ホン・ギルドンは、15世紀末の10代国王の燕山君(ヨンサングン)の時代に実在した盗賊団のひとり“洪吉童”がモデル。朝鮮王朝15代国王の光海君の時代(1607年頃)に、作家ホ・ギュン(許筠)が小説「洪吉童伝」を書いた。この小説は、ハングルで書かれた最古の小説で、4代世宗の治世下、圧政に苦しんでいた庶民を助けた義賊を描いている。義賊とは、悪徳官僚どもから金品を盗み、庶民に与えた盗賊で、日本で言うところのねずみ小僧や石川五右衛門といったところ。ホン・ギルドンは、歴史に残る三大義賊の一人。ちなみに、三大義賊の名前は林臣正(イム・コクチョン)、洪吉童(ホン・ギルドン)、張吉山(チャン・ギルサン)。そろって韓国のドラマや映画によく登場する。
朝鮮王朝の系図を開いてみよう。燕山君というのは、韓国史上最も暴君と言われた王で、当時の王の名前に必ず付いている“宗”や“祖”と言う文字をはずされ、“君”が付けられたほど。(歴代王で“君”の付いているのは15代の光海君と2人だけ)。当然、世の中も乱れ、これ以降“三大悪女”と呼ばれる女性たちが、政治を壟断し(政治を私物化すること)“女人天下”と呼ばれる時代が続く。(燕山君や女人天下については、韓国三大悪女のコーナーで詳しく紹介。)

■ドラマになったホン・ギルドン
作家ホ・ギュンの原作は、4代の世宗の時代を描いたが、ドラマ「快刀ホン・ギルドン」は、燕山君と15代王の光海君や16代ドラマの年表(朝鮮王朝編)を開いてみよう。この表は、同じ時代を舞台背景とするドラマが一覧できる便利なツール。燕山君の時代と同様に仁祖の時代も治世は乱れ、この時代は、ドラマも「一枝梅(イルジメ)」「必殺!最強チル」「推奴(チュノ)」といった、なにやら物騒なドラマが多いのが特徴だ。
その中でも、特にイ・ジュンギの「一枝梅(イルジメ)」と「快刀ホン・ギルドン」は、同じ義賊が主人公のドラマと言うこともあって比較されることが多い。この二つについては、また別の機会で比較するのでお楽しみに。

■ホン・ギルドンて良くある名前?
ホン・ギルドン(洪吉童)という名前は、日本で言う“山田太郎”や”鈴木一郎”といった名前の見本に良く使われる名前。この名前を使って、慣用句のような使い方もされている。たとえば、「ホン・ギルドンのよう」にといえば、どこにでも顔を出す神出鬼没という意味になり、「ホン・ギルドンライブ」といえば、ゲリラライブを意味する言葉になるという。(詳しくは、[韓ドラここが知りたい!]の[ドラマの疑問や韓国文化を知る]「快刀ホン・ギルドン」(主演:カン・ジファン)のタイトルに隠された意味 」で紹介)

次回は、俳優陣の紹介!

※韓国ドラマの紹介や韓流エンタメについては、ナビコン特集「韓ドラここが知りたい!」から。朝鮮王将時代の地図や年表、党派の歴史表もあります。
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ニコニコ韓流韓流アワーのその他のドラマについては、【ニコニコ韓流アワーのドラマたち】でまとめて紹介。


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