ニコニコ韓流アワー、第3弾「美男<イケメン>ですね」、脚本と見どころの予習で2倍楽しむ!

2011年04月06日18時18分ドラマ
(c) SBS&SBSContentsHub All rights reserved.

ツンデレ、アレルギー体質、潔癖症、特技はぬいぐるみ作り…そしてカリスマミュージシャンで何よりイケメン!チャン・グンソクが演じる今回のキャラだ。こんな個性豊かなキャラが他にもどっさり登場する「美男<イケメン>ですね」は、見始めたらやめられないノンストップ・ラブ・コメ。

このドラマはどこを切り取っても面白いが、ホン姉妹の脚本のお約束、チャン・グンソク率いるイケメンアイドルグループA.N.JELLを知ればもっと楽しめる。

■脚本の魅力
ドラマの紹介でも触れたが、ホン姉妹(ホン・ジョンウン、ホン・ミラン)の脚本は「ドラマの冒頭で思いっきり笑わせて、中盤で胸キュンさせて、胸キュンポイントが最高まで上がった時点で、切ないメロに切り替え、最高のフィニッシュで終わらせる」というお約束がある。
韓国のほとんどのラブコメがこのパターンを踏襲しているが、ホン姉妹の脚本はそのバランスが最高にいいのだ。しかも、“笑”の部分ではフキダシやギャクを思いっきりつかって、まるでアニメのよう。日本では、比較的年齢の高いファンが多い韓流で、ホン姉妹の作品に若年層が多いのはこうしたことも関係しているのかもしれない。
おまけに、“○ンチ”や“ゲ△”といった下ネタ(?)も多い。彼女たちの最新作「クミホ」では、ヒロインのシン・ミナにやたらと交配(ヒロインは人間でないので色気のない表現)を迫らせたりと、ややもすると下品な作品になりかねないスレスレのところを歩かせる。ニコニコの第2弾「快刀ホン・ギルドン」でも、ヒロインのソン・ユリにとんでもない下品な演技をさせ、驚いた視聴者も多少はいたようだ。しかし、これをイケメンや美人女優が演じるので、視聴者にもさほど嫌悪感はおきないようだ。(美形は得だ!)

しかし、彼女たちの笑いはイマドキ小学生も喜ばないような、こうした単純なものばかりではない。劇中に必ず社会風刺を入れているのだ。「イケメン」では、頭に天使の輪っかを付けて追っかけをするファンたちや、彼女たちが作る妄想小説などの実態を紹介している。ネットの中傷で自殺者が出る韓国芸能界での問題を、ちくりと笑いに変えて紹介するところに彼女たちのちょっとハイセンスな笑いを感じる。これは歴史ドラマ、現代ドラマに限らず必ず登場するのでチェックしてみよう。ちなみに、ホン姉妹の代表作には「僕の彼女は九美狐(クミホ)」「ファンタスティックカップル」「快刀ホンギルドン」「マイガール」等がある。

(c) SBS&SBSContentsHub All rights reserved.(c) SBS&SBSContentsHub All rights reserved.■A.N.JELLの魅力
さて、しつこいようだが、この作品の見どころはなんといっても出演しているイケメンだ。しかし、韓ドラはイケメンの宝庫!いまさらイケメンをそろえても目の肥えた韓流ファンは感動しない。
本作の成功の鍵は、イケメンたちにK-POPグループを組ませたところにある。今ではチャン・グンソクも歌手としてデビューしてその歌のうまさは周知の事だが、当初、キャスティングを聞いたときには驚いた。ジェルミを演じたイ・ホンギはFTIsland(エフティーアイランド)で、既にアーティストしての実力は認知されていたが、残りがチャン・グンソク、パク・シネ、そしてやたらイケてるカン・シヌを演じたチョン・ヨンファという人物。「この4人でどんな音楽を作り出せるのか?所詮は、劇中のバンド?」と見る向きもあったが、蓋を開けて驚いた方も多いはず。

チャン・グンソクの甘く優しい声とパク・シネのかわいらしい歌声は、当時、歌手としても十分通用するほどとの高い評価を得た。そして、チャン・グンソクは歌手デビューした…。
チョン・ヨンファについては、ドラマ発表会の場で、チャン・グンソクの一言で、彼が日本で「CNBLUEという4人組のバンドでインディーズで活動している」という発言から、彼の人気にも火がつき、その実力も明かされた。日本で活動していただけに、日本のファンの中には早くからチョン・ヨンファに目を付けていた方もいたかも。これまでのK-POPとはちょっと違う。過去にナビコンで紹介した記事から、試聴サイトを紹介しているので聴いてみよう。

■韓国での評判
これだけの売れる要素が満載のドラマだが、「イケメンですね」は視聴率では苦戦した。2009年10月から11月にかけてSBSで放送されたのだが、全体を通しての視聴率は10%程度にとどまった。しかし、これは時が悪かった。同時間帯には、「地面にヘディング」「IRIS-アイリス-」が放送されていた。「地面にヘディング」は東方神起のユンホ、「アイリス」はBIG BANGのT.O.Pが出演している。当時韓国では、「水木アイドル三国志」として話題になった。
視聴率こそ振るわなかったが、放送後もA.N.JELLの人気は衰えなかった。「イケメンですね」のOSTにも彼らの作品がある。また、「空から下って」という曲にはFTIslandの元メンバーのオ・ウォンビンも参加している贅沢なアルバムとなっている。


こんな魅力たっぷりのドラマ「美男<イケメン>ですね」は、今夜4月6日から夜11時30分から、ニコニコ韓流アワーで視聴できる。時間に間に合わない方も、予約しておけば、時間外に1度だけ視聴できるので予約をお忘れなく。

ドラマの見どころはこちらから
kandoratop[美男<イケメン>ですね]を2倍楽しむ

nikodo君ニコニコ韓流韓流アワーのその他のドラマについては、【ニコニコ韓流アワーのドラマたち】でまとめて紹介。



ニコニコ韓流アワー
「美男<イケメン>ですね」視聴サイト

★本サイトで掲載されている記事、写真については無断使用・無断複製を禁止いたします。