「トンイ」第7話あらすじと見どころ:音変のカラクリ!光と影の再会…

2011年05月22日01時09分ドラマ

音変(ウムピョン)の原因を探るトンイは、楽器職人(編磬匠)の遺体のあった場所に手がかりが残されていないかと、閉じ込められた小屋に戻った。そこで粛宗と遭遇し、一緒に調査をするのだが、敵に見つかってしまう。第7話では、敵に見つかった粛宗のへっぴり腰の立ち回りや、音変のカラクリが明らかになる。またトンイとチャン・オクチョン(後のチャン・ヒビン)と対面シーンも見どころとなっている。
(以下、NHKBSプレミアムにて2011年04月~2012年06月放送時に紹介したものです)

【「トンイ」を2倍楽しむ】で、時代背景や実在の人物、各話のあらすじ(ネタバレあり、なし)、見どころ、豆知識などまとめて紹介している。



トンイ07(c) 2010 MBC敵に見つかった粛宗は、一応男としてトンイを守ろうとするが、なんとも弱腰でちっとも迫力がない。これがあのカッコいい正祖(サン)の曽祖父とは信じられない。とはいえ、そのへっぴり腰がなんとも可愛い。前代未聞のカッコ悪い王をチ・ジニがみごとに演じている。もちろんこんな調子では敵を蹴散らすことは出来ない!トンイに逃げるように告げるが、トンイはあまりにも頼りない粛宗が心配で、そこから動けない。粛宗は何とか危機を脱しようと、敵に向かって自分は王だと明かすが、もちろん信じてもらえない。このときのトンイの表情に注目!「このおじさん、何か変…」という声が聞こえてきそうだ。おぼつかない手つきで剣を振り回すも、まったく歯が立たない。絶対絶命…とそのとき、ソ・ヨンギが兵を率いて駆けつけた。

楽器職人の遺体も発見され、音変のカラクリも明らかになった。これについてはドラマで確認しよう。いよいよ黒幕の追及が始まった。ここで番組サイトの人物相関図を見ておさらいしておこう。朝廷は現在、2大勢力の西人派と南人派が激しい勢力争いをしている。粛宗の母である大妃(明聖王后)は西人派。一方、オクチョンを擁するオ・テソクとオ・ユンは南人派。今回の事件は、オクチョンの入宮を阻止するために、大妃ら西人派がしでかしたことだった。この一件で、粛宗とオクチョンの人となりがうまく描かれている。
第6話では古い因習にとらわれない型破りな王を印象付けたが、今回は、お茶目で機転が利く反面、たとえ身内であろうとも、罪は決して見逃さない人物として描かれている。
一方、ドラマ「トンイ」に登場するオクチョンは、美しく聡明でなかなか肝の座っている人物として描かれている。演じているのは、「天使の誘惑」で悪女を演じているイ・ソヨン。大きな目が印象的な美人女優だ。これまで数々のドラマで描かれてきた三大悪女、チャン・ヒビンをどのように演じていくのか楽しみだ。

お手柄を立てたトンイに粛宗から褒美の品が届けられた。どんな褒美が届いたかはドラマで確認しよう。トンイがもらった褒美で掌楽院が盛り上がっている中、オ・テソクは掌楽院を監視させるため弟であるオ・テプンとその息子のホヤンを新しい副提調と僉正として赴任させた。ところがこの二人、昼夜問わず妓生遊びに明け暮れるなんともだらしない人物。とうとうホヤンがトンイに目をつけた。拒んだトンイは罰せられることになる。ピンチで始まった第7話は、再びピンチで幕を閉じるのだろうか…。トンイを救ったのは、オクチョンだった。粛宗からトンイの話を聞き、興味をもったオクチョンが、トンイを呼び寄せたのだ。かつてキム・ファンが占った“光と影”の対面が相成った。

NHKBSプレミアム「トンイ」番組サイト

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