「トンイ」第49話あらすじとみどころ:快復祈願の菖蒲!危篤の王妃の願い…

2012年03月25日03時48分ドラマ
(c) 2010 MBC

持病の真心痛(チンシムトン)の悪化により倒れてしまった中殿(仁顯=イニョン王妃)が危篤状態に…「トンイ」第49話、番組サイトには、全2回のダイジェストと次回の予告動画が公開されている。

(以下、NHKBSプレミアムにて2011年04月~2012年06月放送時に紹介したものです)

【「トンイ」を2倍楽しむ】で、時代背景や実在の人物、各話のあらすじ(ネタバレあり、なし)、見どころ、豆知識などまとめて紹介している。



中殿(仁顯=イニョン王妃)が倒れ危篤状態になり、医官から三日中に意識が戻らなければ危ないと告げられた粛宗(スクチョン)は、なんとしても救えと命じる。しかし、オクチョン(禧嬪)と兄ヒジェにとってはこれ幸い。証人の内医女を中殿に奪われたヒジェは、母親が占ってもらった巫女に、中殿を殺せば助かる方法があると言われ、呪いによって中殿を殺めようとする。果たしてどんな方法で中殿の命の灯を消そうとするのか?ドラマでご確認を。
トンイは中殿付きの女官を捕まえ、中殿が前夜、禧嬪(ヒビン)となにを話したのか聞きだす。世子の病のことを聞いたトンイは、ソ・ヨンギらにこれを打ち明ける。

そんな陰謀渦巻く宮殿でもクム(延礽君)は健やかに暮らし、多くのことを学ぶ。師、ウナク(キム・グソン)からは、どんぐりを300個拾わされ、貧しい民が苦いどんぐりでも奪い合って食べている様を見て民の貧しい生活を学んで心を痛める。
また、中殿の快復を願って、菖蒲の花輪を作ろうと花を集める。そんなクムを見た世子は、自分は朝夕に中殿の元にあいさつに出向いていたが、病に気が付かなかったと反省し、クムの菖蒲の花輪を作るのを手伝う。

そんな時、クムがとんでもないものを見つける。それを見つけたトンイは震えるほどの怒りを感じる。果たしてそれはなんなのか?トンイは、証人である内医女が危ないと察し、内医女の居場所を知る、内人のチョングムを保護するようチョンスに頼むが、誰かが先にチョングムをさらわれてしまったあとだった。チョングムをさらったのは…?

その頃、かすかに意識を取り戻した中殿がトンイの手を握り…。

今回は、何とも悲しいストーリーとなったが、中殿を苦しめた真心痛(チンシムトン)は、今でいうところの心筋梗塞。廃妃されて私家での貧しい生活が、やんごとなき中殿の身をむしばんだのだ。女優パク・ソニョンが仁顯王妃を演じたドラマ「張禧嬪-チャン・ヒビン」でも、私家での無理がたたって病を引き起こすが、あちらの病気は皮膚病。こと壮絶さにかけては、あちらの方が気の毒だった。

さて、こんな悲しいストーリーの中でも、イ・ビョンフン監督はほのぼのとしたシーンを決して忘れない。クムと世子とが一緒に菖蒲を探す場面。世子は、クムが気づいた中殿の病に、自分は気づかなかったことを素直に反省し、クムのお手伝いを申し出る。何たる優しさ、謙虚さ。オクチョンのどこに似ればこんなに良い子が生まれるのか!「育てたように子は育つ」という言葉があるが、オクチョンにはこの言葉は当てはまらないようだ。

※「トンイ」や「イ・サン」などを撮ったイ・ビョンフン監督が「チャングム、イ・サンの監督が語る 韓流時代劇の魅力」という本を上梓した。韓国時代劇ファンには必携の1冊。詳しくはこちらで紹介。⇒韓国史劇が100倍楽しめる“イ・サン”の監督著「韓流時代劇の魅力」を徹底紹介!

NHKBSプレミアム「トンイ」番組サイト

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