凱旋帰国の英雄タムドクが奴隷に…「広開土太王」第6~10話あらすじ、見どころ、ドラマの背景と予告動画

2012年08月29日11時50分ドラマ
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後燕の密偵者は、高句麗の将軍マスだった!タムドクたちがモドゥヨンを密偵者に仕立て、弟のモドゥルが後燕に寝返ったのもすべてが敵を欺き、密偵者をあぶりだすための罠だったのだ…予告動画はTSUTAYA韓流通信のサイトで視聴できる。BS日テレ番組詩あとには、相関図が公開されているので参考にどうぞ。

それにしても大がかりな作戦だった。モドゥルがタムドクを刺したのも、人質となったコチャン将軍に悪態をついたのもすべてがマスをおびき出すために仕組んだものとは…。モドゥルが敵の作戦会議で対面したのがまさに密偵者のマス。マスは、すべてが罠だとは思いもせず、密偵者の名前を知らせるために、モドゥルがマスの名を知らせる“馬”と文字が仕込まれた菓子を自分で高句麗に持ち帰ったのだから間抜けた話しだ。
第6話からは、一旦舞台を高句麗に戻す。大歓声に迎えられ、タムドクたちは凱旋帰国をするのだが…。

■第6話:国相の警戒
後燕の大軍を撃退したタムドクたちは、コム大将軍に従って、国内城(クンネソン)に凱旋する。民衆たちは大歓迎で一行を迎えるが、その中でもタムドクを称える民衆の声は王を称える歓声に等しいものだった。時の実力者である国相のケヨンスは、力を持ちすぎたタムドクが今後のトラブルの火種になると、彼を軍功者ではなく軍令に背いた罪人として処罰することを決定する。父である王は、ケヨンスの前に何も言えず、唯一の頼みである祖父代わりのコム大将軍さえ、タムドクを罪人として扱うことに同意する。果たしてコム大将軍の心中は…。そんな中、後燕の使臣として慕容宝(モヨンボ)が国内城を訪れる。
後燕を蹴散らしたとはいえ、タムドクには国内にも戦うべき敵がいるようだ。その相手こそは高句麗の大臣のケヨンス。次男としての分をわきまえ、決して兄である第1王子のタムマンを超えることのないように気遣うタムドクだったが、ケヨンスにはそうしたタムドクの気遣いは関係ないようだ。今後ケヨンスとの軋轢も表面化しそうだが、その息子が親友のコウンだというところがつらいところ。せめてもの慰めは、兄のタムマンとタムドクとの美しい兄弟愛。

■第7話:猛毒
高句麗と北魏の同盟を阻止したい慕容宝は、タムマン王子とタムドクを宿舎に招待し、毒をぬった笛をタムドクに贈る。ところがある言葉がきっかけで笛の毒を見破ったタムドクは、慕容宝の宿所で騒動を起こしてしまう。ところが、2本のうち毒が塗られたのがタムドクの笛だったために、証拠が手元になく、タムドクは騒ぎを起こした責任を取って辺境の柵城(チェクソン)に送られてしまう。その道中、刺客の襲撃を受けたタムドクは、毒矢を受けてがけから転落する。果たして刺客たちを遣わしたのは誰なのか?
徹底的にタムドクを排除しようとするケヨンスのためにとうとう辺境に追いやられるタムドク。そんな息子タムドクに先代王から頂戴した貴重な鏡を譲るイリョン王の辛い胸の内をくみ取ろう。メインキャストが崖から落ちるというのは、韓国史劇にはとても多い場面展開の方法。「朱蒙」「千秋太后」「トンイ」…。さあ、いよいよタムドクの苦難の人生の始まり、始まり!

■第8話:奴隷収容所
タムドクを暗殺したのは馮跋だった。国内城の宿舎に戻った馮跋(プンバル)は、慕容宝にタムドクを間違いなく毒矢で殺害したこと、証拠は残していないことなどを報告。タムドクの首を持ってこなかったことに一抹の不安を残した慕容宝だったが、手抜かりはないという馮跋の言葉を信じ大喜び。一方、タムドクが襲撃を受けて行方不明との報告に、国内城は騒然とする。その頃、父、イリョン王から譲りうけた鏡のおかげで一命を取り留めたタムドクは、奴隷としてマルガル族のソルドアンと共に収容所に送られ、ソルドアンやトルピスと一緒に鉄鉱山に奴隷として売られることになる。その頃、タムドクの襲撃現場で馮跋の名札が発見されるが、国相のケヨンスは事実を隠して後燕との取引材料に利用する。
まるで蟻ジゴクにハマったように次々と災難に見舞われるタムドク。とうとう奴隷にまで堕ちてしまう。「鉄の王キム・スロ」「階伯〔ケべク〕」「大祚榮-テジョヨン-」「海神」など主人公はやたら奴隷にされるのが韓国ドラマ。イ・テゴンは、高句麗の英雄伝「ヨンゲソムン」でも奴隷を経験した。

■第9話:犬闘
奴隷市場が開かれて、一度連行されると二度と陽の目が見られないという過酷な鉱山に、タムドクやソルドアン、トルビスらが競りにかけられる。タムドクの値がつきそうだというその時、タムドクが山塞のお頭を人質にとり騒動を起こし、奴隷市はつぶれる。結局取り押さえられたタムドクは、怒り狂ったお頭に奴隷頭のヨソッケと、片方が死ぬまで闘わされる犬闘と呼ばれる戦いをさせられる。一方、高句麗への巨額の賠償金支払いに応じた慕容宝は、慕容垂の怒りを買って謹慎させられる。タムドクは、次第に奴隷仲間たちからの信望を集め、ソルドアンやトルビスらと脱走を試みるが…。
タムドクは脱走の首謀者として再び犬闘をさせられる。果たしてその相手とは?
現代ドラマでは紳士を演じることの多いイ・テゴンが犬闘で、何ともワイルドなアクションを魅せてくれる。まるで獣のようなうめき声を上げながら格闘するシーンは必見。

■第10話:脱走
山塞を訪れた後燕の皇太子、慕容煕(モヨンヒ)が、「高句麗人同士を闘わせろ!」と言ったために、タムドクは親しくなったトルビスと犬闘する羽目に。「我ら、闘うのはやめよう」というタムドクに対してトルビスは…。一方、ヨソッケに興味を持った慕容煕は、ヨソッケを奴隷とした買おうとする。しかし、ヨソッケは脱走の密告をしたことで奴隷から解放されたはず。お頭に裏切られたヨソッケが反乱を起こし、奴隷たちのタムドクに率いられて収容所を脱走する。相手がタムドクだと知った慕容煕は、匪賊らに周辺を捜索させ、匪賊の副頭領ファンフェはタムドクの居場所を突き止める。
タムドクが一人また一人と味方を増やしていく。タムドクの度胸と武力に惹かれ、高句麗の王子だと知ってからは仲間は部下になろうとするが、タムドクは、あくまでもみんな「友」と呼び、自分が犠牲になってまでも仲間を救おうとする姿に、ついには敵までがタムドクの足元にひれ伏す!ここは激しアクションと男のアツい友情を存分に堪能しよう。

kandoratop 【「広開土太王」を2倍楽しむ】

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BS日テレ「広開土太王-こうかいどたいおう-」番組サイト
TSUTAYA韓流通信「広開土太王-こうかいどたいおう-」

■作品紹介
・放送:KBS、2011~2012
・話数:全92話
・演出:キム・ジョンソン 「大祚榮 テジョヨン」「太祖王建ワンゴン」
・ 脚本:チョ・ミョンジュ 「ぶどう畑のあの男」「パパ3人、ママ1人」
               / チャン・ギチャン 「不滅の李舜臣」
・音楽:イ・ピルホ
・キャスト:
 タムドク役/イ・テゴン…「神様、お願い」「淵蓋蘇文 ヨンゲソムン」
 コウン役/キム・スンス…「朱蒙〔チュモン〕」「ガラスの城」
 慕容宝(ぼようほう)役/イム・ホ…「大祚榮 テジョヨン」「善徳女王」
 トヨン役/オ・ジウン…「怪しい三兄弟」「笑ってトンヘ 」
 ヨンサルタ役/ホン・ギョンイン…「善徳女王」「プランダン 不汗党」
 ヤギョン役/イ・イネ…「千秋太后[チョンチュテフ]」「ファン・ジニ」
 ソルチ役/キム・ジョンファ…「風の国」「1%の奇跡」

■DVD情報
8月24日(金)コンプリートDVD-BOX発売 ¥48,300(税込価格) 
発売・レンタル販売元:カルチュア・パブリッシャーズ
セル販売元:株式会社 ポニーキャニオン
※大好評レンタル中(TSUTAYA独占)
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