「六龍が飛ぶ」第23話あらすじと予告動画:策士ハ・リュン、奇才チョ・ジュン登場!井田制って?

2016年12月15日11時49分ドラマ
©SBS

李氏が王になるという歌「十八子為王」が街中で流行り、チョ将軍たちはイ将軍に疑念を抱き始めた!三峰たちはイ・インギョムが黒幕に間違いないと睨むが…今回は新しい国造りの根幹となる土地制度を研究した資料をめぐる争奪戦が展開!KNTVで一挙放送中の「六龍が飛ぶ」明日12月16日(金)放送の第23話あらすじと見どころ、ドラマ視聴に役立つ豆知識などをご紹介、公式サイトで予告動画が公開されている。
※チョン・ドジョンを三峰、チョン・モンジュをポウン、タンセとバンジと表記しています。
ドラマの時代背景やタイトルの意味などを知りたい方は【「六龍が飛ぶ」を2倍楽しむ】で、キャストのインタビューなどと一緒にまとめてご紹介しているので参考にどうぞ。

■キャスト(子役)相関図KNTV
イ・ソンゲ役:チョン・ホジン(ナム・ダルム)
チョン・ドジョン=三峰(サンボン)役:キム・ミョンミン
イ・バンウォン役:ユ・アイン
イ・バンジ=タンセ役:ピョン・ヨハン(ユン・チャンヨン)
プニ役:シン・セギョン(イ・レ)
ムヒュル役:ユン・ギュンサン(ペク・スンファン)
ヨニ役:チョン・ユミ(パク・シウン)

■第23話あらすじ
今度こそ尻尾を捕まえると意気込むナム・ウンとバンウォンは、イ・インギョムが半月前に死んだことを知る。

同じ頃、都堂ではチョ将軍が大妃の任命書(教旨)を読み上げ、世子を新王にすると発表。定昌君でなかったこと、一言の相談もなかったことに異議を唱えるイ将軍に、チョ将軍は大妃の意志がとても強く、大儒者イ・セクもこれに同意したと説明。納得しないイ将軍に、十八子為王の噂を口にし、どうしょうもなかったと告げる。さらに、大妃はイ・インギョムの復権を口にし、33代王となった幼い昌王もインギョムの復権を許す。

イ将軍はイ・ジランたちと頭を抱えるが、戻ってきたバンウォンからインギョムが半年間に死亡していたことを聞く。三峰も、十八子為王の一件がインギョムを騙った謎の男の仕業と考え、ある人物を思い浮べる。

自分を探すバンウォンを物陰から見ていた謎の男は、バンウォンの観相がどうにも気になりながらも、インギョムの復権は想定外だったようで、チョ将軍たちと会う。そして、インギョムが半月前に死亡していることを教え、騙したと怒るチョ将軍側に、自分のおかげでイ将軍をけん制できたといって、自らをハ・リュンと名乗る。そして、文臣だったチョ・ジュンが権門勢族を潰そうととんでもないことを準備していると教える。

帰路、ハ・リュンはバンジ=タンセに尾行され、三峰と会う。手首の火傷痕が流刑地での拷問によるものかと尋ね、なぜチョ将軍を助けたのかと問う三峰に、イ将軍には三峰がいるからと答える。世の中に関心がなかったはずではと問う三峰に、自分がなぜ世の中の中心にいて流刑までされ、今回世子昌を王位に上がらせたのか、わかるかと問い返す。三峰はハ・リュンがなんの大義も持ち合わせておらず、ただただ策士としての名声のためだと見抜く。そして、今もてあそんでいる世の中とは、民のこと。二度とふざけた真似をするなと、一喝する。
三峰に本心を見透かされたものの、イ将軍側にも自分の名前を印象付けることに成功したと満足するハ・リュン。

洞窟。謎の男がハ・リュンだったと仲間に報告した三峰は、大妃とチョ・ミンス、イ・セクが手を組んで王の擁立を企てたと教える。3者の結びつきが弱い内に計画を早める必要があるといい、チョ・ジュンに会いに行く。

一方、ミン・ダギョンは、父ミン・ジェからホジョン=ハ・リュンが、他の儒生と異なり風水、地理、観相、占いまで多分野の知識が豊富だと聞き、批国寺を訪ねてチョンニョン和尚にハ・リュンの調査を依頼する。

その頃、三峰はウジェ=チョ・ジュンを訪ね彼の怒りに触れる。どうやら何者かが彼の資料を奪おうとし、それが三峰だと誤解した様子。三峰はプニにチョ・ジュンを連れ出すように頼む。一方、三峰がチョ・ジュンと接触したのを目撃したハ・リュンはイ・セクに会って、三峰が危険な思想を持っており、それがおそらく土地制度だろうと告げる。

プニの仲間が手荒い方法で連れ出したチョ・ジュンと対面した三峰は、なぜ自分の研究を世の中に出さないのか?と、彼の懐の帳簿を取り出す。そして各地が故郷の者を前に出させる。帳簿には彼らが持つべき土地が算出されていた。
それは、高麗に捨てられたチョ・ジュンが、権力者に奪われた土地を没収して民で分け合おうと、国中を歩いて土地の研究をした結果であり、民の希望であり生きる糧となる大切な資料だった。そんな資料をなぜ隠し、これまでの時間を無駄にするのかと詰め寄る三峰に、この国では実現できないというチョ・ジュン。同志として一緒にそれを実現しようという三峰に、恭愍王も出来なかった井田(チョンジョン)制を実現する力が三峰にあるのかと問う。三峰は、自分には力がないがイ将軍にはあると答える。

六龍イ・ソンゲ(チョン・ホジン扮)三峰は、チョ・ジュンを天下の奇才としてイ将軍に紹介。イ将軍はチョ・ジュンに丁寧にあいさつするが、チョ・ジュンは、自分の研究を使いたいなら跪けとぞんざいに言う。これにはさすがに憤りを隠さないイ将軍。だが、三峰は彼がどうしても必要な人材だと言い、土地制度の夢を叶えるのは国を建て王を代えるより数十倍、数百倍も難しい。土地を受ける民の声は遠くに聞こえ、奪われた権力者たちの憎しみの声は長く大きい。チョ・ジュンはそんな困難な道を進もうとする将軍の覚悟を問うているのだと必死に説得する。
イ将軍は、覚悟はできている。だが、覚悟の見せ方は自分で決めると、もう一度チョ・ジュンに会う。そして、かつて自分がある者に忠誠と友情を誓ったが、数年後その者を裏切って自らの手で斬った、と話し、自分が跪いても信頼の証にはならない。だが、自分に跪いた者を一度も裏切ったことがない。だから、自身の研究で世の中を変えたいなら、私に跪け。私が必ず実現してやる、と告げる。

イ・セクからイ将軍が土地制度に手を付けようとしていることを聞き、慌てたチョ将軍たちがハ・リュンに会う。ハ・リュンは、長年行方不明になっていたチョ・ジュンを尾行し、彼が洞窟に隠していたある資料を発見したことを明かす。それは京畿道をはじめ全国の農地面積と民の数、記録にない土地の所有に至るまで記載された、権門勢力と士大夫の不正の記録だと。そして、資料を盗み出すための資金の提供を頼み、成功した暁には三司左使の官職を与えてほしいと条件を示す。

チョ・ジュンは同志となることを決心し、新たな隠し場所に隠した資料をバンウォンとバンジ、ムヒュルが取りに行くことに。自分と仲間の夢の実現のためにプニも同行する。
だが、到着した時、すでに資料は何者かによって盗み出されていた。

■見どころ
大義をかざして流刑までしたハ・リュンが、その本心を三峰に見抜かれてしまう。三峰に張り合おうとしながらも適わないと、負けを認める俳優チョ・ヒボンの情けない一瞬の表情をお見逃しなく。

一方、プニの聡明さと勇気に借りを作った気分のタギョンだが、チョンニョン和尚との会話の中で、プニに負けない彼女の聡明さが見て取れるシーンがある。

三峰とチョ・ジュンの会話を聞いたプニが、これまで話さなかった夢を兄バンジに語り、兄にも同じ夢を持ってほしいと頼む。果たしてそれが何なのか、プニが仲間たちにわかりやすく説明するのでお聴き逃しなく。また、プニから夢を聞いたバンジが、洞窟に戻ってヨニにも夢を聞き、一緒に故郷に帰らないかと誘う。果たしてヨニはなんと答えるのか、ハンカチの用意をしてヨニの答えを聞こう。

チョ・ジュンの資料と引き換えに高い官職に就けることになったハ・リュン。そもそも彼が追っていたのは誰なのか?その人物をウ・ハクチュに聞かれハ・リュンはなぜ焦ったのか?回想シーンをお見逃しなく。

今回また、イ将軍の男気が見られる。チョ・ジュン相手の熱い名セリフをお見逃しなく。

さあ、いよいよチョ・ジュン先生の資料争奪戦が始まるが、その前にプニを巡る恋人(?)バンウォンと兄バンジとの火花が散る。また、資料争奪戦では、バンジとムヒュルがいつものようにキレのあるアクションを見せてくれるが、珍しくバンウォンの凄腕の弓の実力も見られるので、

さあ、最後に資料を手にするのは誰か?
そしてラスト…ムヒュルを倒し、高麗一のバンジと互角の実力を見せる剣士が現れる。はたしてその人物とは…。

■豆知識
①井田制って?
井田制とは、かつて秦の前の夏・殷・周の三朝で続いた制度と言われており、土地を井の字に9等分し、8つの農家が1区域ずつ耕す。そして残り1区域を共有地にし、租税を徴収する。これなら、農民の食糧が優先できる制度。
民にとっては夢の制度だが、権力者にとっては悪の制度だ。これについては「チョン・ドジョン(鄭道傳)」第31~33話で描かれ、百済を舞台にした「階伯〔ケべク〕」第29話でも詳しく描かれている。

DVD公式サイト
KNTV「六龍が飛ぶ」番組公式サイト
 2016.11.16スタート 月~金10:50-12:00 再放送
 2016.02.27-08.14  土・日 22:00-23:15 日本初放送

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