「六龍が飛ぶ」第27話あらすじと予告動画:ポウン説得と秘密結社ムミョンを探せ!八関会って?

2016年12月21日12時16分ドラマ
©SBS

老婆が擁した手紙はポウン=チョン・モンジュにも届けられた!三峰=チョン・ドジョンの洞窟に足を運んだポウンは、洞窟の中の様子を見て驚く!今回は三峰の二重三重に仕掛けた作戦が見どころだが、同時にバンウォンの爆豆ぶりが表立って来るのもこのころ…KNTVで一挙放送中の「六龍が飛ぶ」明日12月22日(木)放送の第27話あらすじと見どころ、ドラマ視聴に役立つ豆知識などをご紹介、公式サイトで予告動画が公開されている。
※チョン・ドジョンを三峰、チョン・モンジュをポウン、タンセとバンジと表記しています。
ドラマの時代背景やタイトルの意味などを知りたい方は【「六龍が飛ぶ」を2倍楽しむ】で、キャストのインタビューなどと一緒にまとめてご紹介しているので参考にどうぞ。

■キャスト(子役)相関図KNTV
イ・ソンゲ役:チョン・ホジン(ナム・ダルム)
チョン・ドジョン=三峰(サンボン)役:キム・ミョンミン
イ・バンウォン役:ユ・アイン
イ・バンジ=タンセ役:ピョン・ヨハン(ユン・チャンヨン)
プニ役:シン・セギョン(イ・レ)
ムヒュル役:ユン・ギュンサン(ペク・スンファン)
ヨニ役:チョン・ユミ(パク・シウン)

■第27話あらすじ
何者かからの手紙で洞窟に足を運んだポウン=チョン・モンジュは、その中の様子に驚き、「新朝鮮」という言葉が書かれた地図の前で足を止める。三峰はポウンと話をするために周りの者を外へ追いやる。
三峰が高麗を滅ぼして新しい国作りをしているという話を聞いても信じなかったというポウン。三峰は約束を守っただけと言い、2人は王様に仕え政を行いながら、悩み苦しんできた過去を思い出す。そして書物にあるとおりの理想の国作りを目指してきた、それはポウンと何度も討論してきたものだと力説する。三峰の話を聞いて興奮するポウン。2人の話はうまくいっていたが、ポウンはあくまでも高麗の枠の中で実現させろと言い、2人の意見は平行線のまま終わる。

ポウンを説得できなかったと知ったバンウォンは、秘密を知った者は監視すべきと言う。三峰はこれを制してイ将軍に会いに行くと言うが、バンウォンは、これが秘密結社ムミョンの狙いかもしれない、士大夫を信じない三峰がなぜポウンだけは信じるのかと、引き下がらない。

洞窟を去ったポウンはイ将軍のもとへ向かい、高麗の英雄であるイ将軍が高麗を亡ぼせば反逆者となる、と訴える。イ将軍は、それを望んでいないが、三峰は自分に、国のため民のため、民の未来と引き換えに力をくれと切実に願った。洞窟で三峰の話を聞き、三峰の悩みや夢も理解し、己を恥じて力になりたいとも思ったが、それはあくまでも高麗の枠の中。イ将軍が新国家の王になることは諦めてほしいと言う。それでもイ将軍は、ポウンが新国家にもっとも必要な人物だと言い、力を貸してほしいと切望。だが、イ将軍もポウンを説得することはできない。

そんな中、量田担当の版図司3人が何者かに次々と殺害される事件が起きる。検死の結果、気道と食道を一気に斬る凄腕の仕業と分かる。量田のための殺人と噂が立ち、辞職者まで現れる。三峰はムミョン(無名)の仕業だと疑う。

バンウォンは、母を拉致した組織・ムミョンがまた姿を見せたとプニに教え、幼少期にキル・ソンミから聞いた「母を探し続けたら家族が皆死ぬ」と言われたと、母探しを辞めた訳を話す。だが事態は変わった!ムミョンを探すことで母に会えるはず。だが、プニは母を探した結果がっかりするかも、とどこか歯切れが悪い。

三峰は、量田を続けるのは危険だと言い、イ将軍に昌王との謁見するよう頼む。幼い昌王は言われるままにイ将軍が用意した文書に署名する。一方、ヨニは三峰の動きが怪しいと花事団のチョヨンに伝える。イ・セクら士大夫派も尚宮からイ将軍の動きについて情報を得るが、これが八関会についてのことだと聞かされ、そんなはずはないと怪しむ。そこに、イ将軍が秘密の文書を受けて人を待機させたという情報も入り、イ・セクはチョニョン和尚にイ将軍の動きを調べさせる。これを聞いたキル・ソンミは直接自分が探ると動き出す。

三峰から陽動作戦を命じられたバンジは、宮女ヨニャンを知っていると言った三峰から母の人となりを聞く。そして、三峰はバンジは似ていないがプニにそっくりだと付け加える。公主の死と母の失踪が関連しているのかと気にするバンジに、関連性については不明だが、公主の死の直後にヨニャンの自害が噂されたと教える。なおも、ムミョンがなぜ母を拉致したのかと考え込むバンジに、三峰は、これが母親探しではなくムミョンを探すための任務だと釘をさす。

一方、バンウォンもムヒュルの正体を明かすためにペク・ウンスの人相書きを作ってプニの仲間に探させることに。ペク・ウンスは、幼い頃プニも会った、家別抄に間者として入り込みイ・インギョムが送り込んでいたと思っていた人物。さらにバンウォンはヨンギュにポウン先生の監視を命じる。

その頃ポウンは、イ将軍を怖がり上王を恋しいと泣いている幼い昌王を見て国を憂いていた。ポウンを待ち構えていたバンウォンは、改革に賛成しておきながらなぜ国を替えるなと言うのか、と迫る。それは不忠で反逆だから、とポウン。それが誰に対する反逆なのかとなおも詰め寄るバンウォンに、成均館の師として、二度と民をそのような形で売るな!国を替えずに改革しても民は守れる。お前の心が真に民を思っての事なのか、出世や権力欲のために虚勢を張っているのか、自問してみよ、と立ち去ろうとするポウン。バンウォンはそんな師の背中に、先生の言葉は本当に国への忠誠心からなのか、後世に名を残したいからか自問してくださいと言い返す。

帰宅したバンウォンは妻ミン・ダギョンの言葉を思い出し、義父ミン・ジェを訪ねる。そこには先客としてハ・リュンがおり、バンウォンの訪問の意図をズバリ言い当てる。ハ・リュンと二人になったバンウォンは、高麗がどれぐらい持つかと聞く。

一方、なんとか高麗を存続させようと考えるポウンは、定昌君・ワンヨ(王瑤)を訪ねる。ワンヨは、妓女ユルランの伽耶琴の音に乗せ舞う姿を愛でるのが唯一の楽しみだとポウンに話し、そんな自分を王に推戴するなど、もってのほか。政治にはまったく無関心だと先手を打つ。

その頃、バンジたち武士は陽動作戦の仕上げに入っていた。三峰の登場だ。キル・ソンミたちは、何のためにこの場所に集合したのかと疑問に思うが、やっとこれが自分たちを包囲するための作戦だったと気付く。家別抄を動員して激しい戦いが始まるものの、戦況は厳しい。だが、これも作戦。すべてはキム・ソンミの後を追ってムミョンを突き止めるためのもの。バンジの尾行に気づいたソンミが奇襲を仕掛ける。バンジの尾行をまいたソンミは寺へ。だが、もう一人の尾行者ヨニがこれを知らせ、三峰とバンジが寺に到着し…。

■見どころ
冒頭の回想シーンで三峰が高麗を見捨て新国家の建国を目指した理由が明かされる。三峰がどんな言葉を尽くしてポウンを説得しようとするのか?このあたりからバンウォンが制御の聞かない爆豆となっていく。

連続殺人を検死したのはムヒュルの師匠のホン・デホン。これまでダメ師匠だったテホンがいよいよ活躍の場を見つける。

さて、母を探すことに積極的でないプニは、一体どんなつらい秘密を抱えているのか?その秘密が分かるのはもう少し先。

バンウォンとポウンが持論を展開するシーン。決裂する話し合いの最後に、バンウォンが歴史についての名セリフを言うのでお聴き逃しなく。

みごとな舞を披露するユルランを演じたのは、女優ハン・イェリ。ユ・スンホ除隊復帰作「想像ネコ」で猫の声を担当した。

■豆知識
①八関会って?
士大夫たちにイ将軍の動向を伝えた宮女が「八関会」と報告するシーンがある。これは建国時から続いた仏教行事。「燃灯会」とならぶ二大国儀。だが、“血を流さない、儒教国家を作ること”をスローガンにする第6代成宗の治世になると、仏教色を排除し儒教の普及のため各地に学堂を建て、この八関会を廃止した。その後復活したが仏教色は薄れた。これについては「千秋太后」でも描かれており、第5-8話の見どころで紹介している。

DVD公式サイト
KNTV「六龍が飛ぶ」番組公式サイト
 2016.11.16スタート 月~金10:50-12:00 再放送
 2016.02.27-08.14  土・日 22:00-23:15 日本初放送

kandoratop【作品詳細】【「六龍が飛ぶ」を2倍楽しむ】



「六龍が飛ぶ」関連商品をamazonで探す