浅田真央が、韓国キム・ヨナより一日遅れで「フィギュア世界選手権」の現地トリノに到着！バンクーバー五輪で金メダルに輝いた韓国のキム・ヨナ選手の引退もささやかれ、今大会が、事実上、日本の浅田真央選手との最後の直接対決ともいわれ、開幕前から高い注目を浴びていた。大会は23日に開幕し、浅田は、26日のショートプログラムで世界女王の座奪還に挑む。

動画ニュースでは、現地時間、夜10時を過ぎた時刻に浅田真央が入国口に降り立った姿が収録されている。取材陣に向けて微笑む笑顔が、長旅のせいか少々くたびれた表情と紹介している。

コンディションは悪くないという浅田真央。バンクーバー冬季五輪で銀メダルに甘んじた惜しさを言葉にした浅田は、五輪後、キム・ヨナの歴代最高点を越すと宣言している。特に最近トリプルアクセル、3回戦半ジャンプの成功率がよくなっているという点に期待をかけている。

一方、他の選手たちのことは気に掛けないと宣言しているキム・ヨナは、コンディション調節に神経を傾けているようだ。トリノ入り二日目は、リンクには姿を現わさないで地上訓練だけにとどめ休息を取った。

相変らず多くの注目を集める同じ歳のライバル。今大会の勝敗の行方は、五輪で完全燃焼した体力と精神力をどちらが早く回復するのかにかかっている。

雪辱を狙っている浅田真央と勝負にかかわらず臨むというキム・ヨナ。「第2の五輪の舞台」になる今大会の正面対決の結果は、28日未明に知ることができる。

YTN「浅田、トリノ到着…キム・ヨナは休息」