29日、タレントのチェ・ジニョンさんが自殺したという悲しい知らせが、韓国芸能界に衝撃を与えた。故チェ・ジニョンさんは、2008年自ら命を絶った韓国を代表する女優チェ・ジンシルさんの実弟で、チェ・ジンシルさんの二人の子供の養育を母親と引き受けていた。そのチェ・ジニョンさんが死亡したことで、二人の子供の去就問題に関心が集まっている。

二人の子供の父親は、2000年に日本の読売ジャイアンツにも所属したプロ野球選手のチョ・ソンミン氏。これまで子供たちの養育を担当していたチェ・ジニョンさんが死亡した以上、実夫のチョ・ソンミン氏が子供たちを引き受けるべきと言う声が上がっているが、ことはそう簡単にはいかないようだ。

元妻のチェ・ジンシルさんの死去以降、子供たちの実夫チョ・ソンミン氏が子供たちの養育権と財産権を受け持ったが、遺族との葛藤のあげくに養育と財産に対するすべての権利を、母方の祖母（故チェ・ジンシル三の母）に渡し、チェ・ジニョンさんが母と一緒に二人の甥たちの養育を引き受けていたのだ。

チョ・ソンミン氏は、記者会見を通じて今後も立場を変えないと明らかにしたようだ。したがって残された二人の子供たちは、これまで通り母方の祖母が面倒を見ることになりそうだ。

二人の子供たちはまだ叔父の死亡の事実を知らないまま、故チェ・ジンシルさんと親しかった人物の家に泊まると伝わっている。

チェ・ジニョンは29日朝、薬を飲んだ後に首を吊ったと確認されているが、服用していた薬は姉（故チェ・ジンシル）も飲んでいた、うつ病の薬だったと明かされている。薬の過剰摂取により、自分が誰なのか、今どんな状況にあるのか判断ができなくなることもあるという。彼もまた姉同様の状態に陥り、自らの命を絶ったものとみられている。

SBS「叔父さんの死を知らないまま…チェ・ジンシルの二人の子供の去就は？」