大韓航空旅客機爆破事件の実行犯、金賢姫(キム・ヒョンヒ)が本日(20日)午前4時過ぎ、日本政府のチャーター機で東京・羽田空港から来日した。4日間の日程で日本に滞在し、横田めぐみさんら拉致被害者家族と面会する。このニュースを韓国ではどう伝えているのか、SBSの朝の動画ニュースで見てみよう。

動画ニュースでは、読売、朝日新聞など日本のマスコミ各社は、大韓航空858機爆破実行犯、金元工作員が本日から4日間の日程で日本を訪問を伝えている、と報道している。また、金賢姫が、拉致被害者の代表的な人物である横田めぐみさんの家族や、日本人拉致被害者家族に会う計画があることや、金元工作員が、去る84年末北朝鮮平壌で工作員教育を受け、当時めぐみさんに会ったことがあり、今回の訪日は日本政府の招請で成立したことも報道している。

金元工作員は韓国で死刑判決が確定し、その後に特赦されている。しかし、日本側での入国拒否の対象となっており、今回は、千葉法相が特例の「上陸特別許可」を出したことで日本への入国が実現した。

動画ニュースでは、彼女が去る87年、彼女が犯行当時日本人の名前の偽造パスポートを持っていたため、日本の警察では彼女を容疑者として身分調査をしなければならないが、これも保留にし、日本政府が拉致被害者問題に対する日本国内の世論を考慮し、破格の待遇をしていると報道している。

金賢姫・元工作員は、20日現在、警察官が厳重な警備の下、鳩山前首相の長野県内の別荘に滞在している。


SBS「KAL機爆破犯 金賢姫が日本訪問…破格待遇」