かねてから、兵役逃れのために健康な歯を抜いたとの噂のあった歌手MCモン（本名シン・ドンヒョン、31）が、17日、ソウル地方警察庁に書類送検された。ナビコンの記事でも紹介したこのニュースを、SBSが動画ニュースで報じている。

動画ニュースによると、MCモンが抜いた歯は3本で、2004年ソウルの歯科病院で右側の下奥歯と抜歯の必要のない側奥歯までの2本を抜き、2006年末にはインプラントを理由で左側の下奥歯も抜いたと報じている。

MCモンは、1998年徴兵検査当時1級現役判定を受けたが、2007年検事時は歯牙機能評価で18点落ちた45点を受けて兵役免除判定を受けた。

警察はその間、MCモンの診療記録を検討した結果、2004年入営通知を受けた以後各種資格証の試験を言い訳に入営を5回延期したが、結局ブローカーの助けを借りて願書だけ出しておいたことが確認されたと明らかにした。
また助けたブローカーに 250ウォン（約18万円）を渡した事実も発覚した。

ニュースでは、ソウル庁経済犯罪特別捜査隊のキムさんのインタビューも紹介している。キム班長は、医者たちの陳述や関連診療記録簿、参考人たちの陳述を総合的に判断して、兵役逃れの疑いが認められ、書類送検したと語っている。

今年31歳のMCモンは、2017年以前に有罪が確定されれば、再度徴兵検査を受けなければならない。これは、年齢超過による兵役忌避者の入隊義務免除年齢基準を36歳以上に定めた兵役法に基づいたもので、結果によって入隊する可能性があることとも伝えている。

警察は兵役法違反疑いでMCモンとブローカー、叔母ら3人を書類送検した。


MCモンは、「サーカス」(2008年）の大ヒットでK-POP界に旋風を巻き起こし、韓国のラッパー、ヒップホップアーティストとして、日本でも人気が高い。MCモンは1999年HIPHOPグループ“People Crew”でデビューし、音楽番組やドラマでの主演などをし、強烈なキャラクターでその人気が一気に高まり、2004年発売したソロアルバムでHIPHOP歌手としての人気を不動のものにした。

SBSニュース「MCモン、正常な派を抜いて兵役免除、事実なら…入隊か？」
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