「太王四神記」第16話~第20話までのあらすじ

16(C)TSG Production Company LLC.■第16話「白虎の神器を巡って」
ホゲ軍の陣地を訪ねていたキハは、ホゲに北にある白虎の神器を手に入れるよう甘言する。その白虎の神器のありかを解くカギが鍛冶屋のパソンだと分かったホゲは、部下にパソンとタルビを誘拐させる。同じくパソンに白虎の神器のありかを尋ねようとしたタムドク達は、パソンの誘拐に気づき、ホゲの仕業だと確信する。絶奴(チョルロ)部族長フッケは、ホゲの陣地にパソンが入れば、神器のありかをしゃべる前に殺すべきだと主張するが、タムドク王はパソンの救出を命令し、チュムチは急ぎ捜索に出かけようとする。その頃、数万の百済軍が関彌(クァンミ)城の奪還の為、進軍してきているという情報が入る。しかし、タムドク王は、百済の国王と甥の内紛から、百済軍は都に引き返すだろうと予測する。そして、念のため高句麗軍の数が数万という偽情報を流させる。その夜、パソンとタルビの救出に向かうため、タムドク王に挨拶に来たチュムチは、タムドク王の、王としての孤独な側面を垣間見るのだった。

17■第17話「冷たき慈悲」
火天(ファチョン)会の大長老は、ヨン・ガリョの屋敷を包囲し、ヨン・ガリョと貴族たちを幽閉する。そして、ヨン・ガリョが持つ貴族会議議長の紋章を手に入れる。そして、その紋章を使い、国内(クンネ)城の城門を閉鎖し、タムドク大王軍が城内に入れないようにする。一方、コムル村や国内城からの出迎えがないことに不信を募らせるタムドク大王軍に、「天地神堂」大神官のキハの伝令がやってくる。その伝言は戦場で付いた血を清めるまで、タムドク大王軍の国内城への入城を禁止し、タムドク王一人で神殿に来るようにというものだった。貴族たちが幽閉されている事、そして、この計略の裏に火天会がいることを知ったタムドク王は、絶奴(チョルロ)部族長フッケに国の防御の要になる5つの城を監視するように、王の紋章を手渡す。そして、タムドク大王軍を従え、国内城に乗り込み、キハと対面する。

18■第18話「2人の朱雀」
絶奴(チョルロ)部族長フッケは、コムル村のヒョンゴとの会話中、アイデアが浮かぶ。それは、孤児であるスジニを自分の養女として、タムドク王の王妃にすることだった。フッケはタムドク王に先王との約束を果たすため、自分の娘を后に迎えるよう願い出るが、フッケの実の娘は既に嫁いでいるので、タムドク王に軽く一蹴されてしまう。その一方、父親が出来る事と絶奴部族には大きな酒蔵がある事で、すっかり喜ぶスジニ。その話を聞きつけたヒョンゴはフッケを呼び出し、スジニが朱雀の守り主である百済のへ氏の子供で、キハとスジニのどちらかが朱雀の守り主であり、どちらかが黒朱雀である可能性を示唆する。そして、偶然その場を通りかかったスジニは、ヒョンゴから自分の生い立ちと黒朱雀になる可能性があるため、王妃にはできない事を告げられる。その夜更け、一人で酒を飲んでいたスジニの所にタムドク王が現れる。フッケの養女に自分がなると知った時、困ったかと聞くスジニ。しかし、タムドク王の答えはスジニの予想に反して、ありがたいという言葉だった。その言葉を胸にスジニはタムドク王への想いを深めていくのだった。

19■第19話「背中に告げた別れ」
「天地神堂」でキハに戦いを挑むスジニ。スジニの面影に火天(ファチョン)会の大長老に消された記憶をかすかに呼び覚ますキハ。スジニを火の力ではね飛ばしたキハに、青龍の神器の守り主であるチョロが攻撃しようとするが、キハは火の球をチョロに飛ばす。スジニはキハに、チョロにぶつけた火の球を消すように命令するが、キハは自分では消せないと告げる。チョロを助けたい一心のスジニは、チョロの火を自らの手で消し、朱雀の力を解放する。自分と同じ力を持つスジニに驚くキハ。スジニの火の勢いに倒れたキハは命乞いをするが、スジニは容赦なく、火の剣を振り下ろす。しかし、キハを守る光に阻まれ、スジニは吹き飛ばされて、気を失う。一方、タムドク王は契丹への遠征を計画していた。その目的が通商であり、貴族にも物資を提供すれば、交易の利益の分配があると知り、貴族たちは大喜びする。しかし、ヨン・ガリョは、その意味するものが、4万のホゲ軍を見捨てることだと悟り、ホゲに伝言を届ける。キハとの戦いで傷ついたスジニだったが、自分が朱雀の守り主で、黒朱雀かもしれないと自覚し、姿を消す決意を固める。そして、育ての親であるヒョンゴに、最後に一度だけタムドク王に挨拶して立ち去ると告げる。そして、旅立つ直前タムドクの元を訪れ、心を込めて鎧を着せた後、背後からタムドクを抱きしめ涙を流す。

20■第20話「それぞれの思惑」
ホゲ軍の陣地で、パソンとタルビを救出しようとしたチュムチは、ホゲの部下のイルスに見つかる。ホゲの前に連行されたチュムチは、タムドク王の王命をホゲに言う。国内(クンネ)城から、タムドク王が火天(ファチョン)会の勢力を追い出し、幽閉された貴族たちを救出したことを知ったホゲは、チュムチにパソン達を連れて帰るよう命じる。ホゲはイルスにチュムチ達の抹殺を命じるが、チュムチ達は馬を駆って、逃げ落ちる。その頃、契丹に遠征に出たタムドク軍は、ホゲ軍が契丹の村々を虐殺して回った後を見る。契丹軍に襲われる可能性がある中、タムドク王は死者を丁寧に弔うよう、部隊に命じる。一方、火天(ファチョン)会の大長老は焦っていた。タムドク王を追い詰める為、百済王に関彌(クァンミ)城の奪還を命じると共に、部下のサリャンにある重要な任務を与え、自身はタムドク大王軍の包囲網を築く為、後燕に出向く。

kandoratop 特集-NHKを唸らせた「太王四神記」
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■作品紹介
・制作:MBC、2007年
・話数:全25話
・監督:キム・ジョンハク
・脚本:ソン・ジナ
・キャスト
 ペ・ヨンジュン:タムドク役/ムン・ソリ:ソ・ギハ役/イ・ジア:スジニ役
 オ・グァンロク:ヒョンゴ役/パク・サンウォン:ヨン・ガリョ役
 チェ・ミンス:火天会大長老役/ユン・テヨン:ヨン・ホゲ役
 パク・ソンウン:チュムチ役/イ・フィリップ:チョロ役
 トッコ・ヨンジェ:オジジ(ヤン王)役 他