スバル、新型コンパクトカー「トレジア」を発売、動画で紹介

2010年11月29日14時46分商品・CM
新型コンパクトカー「スバル トレジア1.5i-S」

富士重工業は、新型コンパクトカー「スバル トレジア(TREZIA)」(142万8000円~197万9250円)を11月29日から発売する。
同車は、「New Compact Smart Wagon」をキーワードに、全長4mを切るボディサイズでありながら、スバルらしいワゴンテイストを備えたツーリングコンパクト。
エクステリアは、フロントは、スバルエンブレム(六連星)を中心としたウィングモチーフのグリルと左右へ広がりのある安定したバンパー造形により、スバルらしい存在感のあるデザインを実現。
サイドは、フロントフェンダーからルーフエンドへと続くワンモーションフォルムとフロントフェンダーからリヤコンビネーションランプにつながるキャラクターラインにより伸びやかさを強調。
リヤは、台形シルエットと横基調のキャラクターラインを組み合わせ、低重心で広がり感と安定感を表現。ゲートガーニッシュは、フロントグリルと同じメッキモチーフにより上質感を高めた。
また、グレードにより3種類の16インチホイールを設定。硬質な面形状とシャープなグラフィックにより、たくましくスポーティな外観を表現している。
ボディカラーは、ホワイトパール・クリスタルシャイン、スーパーレッド、シルバー・メタリック、サテンブルー・メタリックマイカ、ディープアメジスト・マイカメタリック、ライトブルー・マイカメタリック、ブラック・マイカの全7色を設定した。
インテリアは、インストルメントパネルは、アッパー部を浮かせた上下2段構成とし、ドアトリム部もインストルメントパネルから連続した無駄のないすっきりとした形状により空間の広がりを表現。
メーターフードとセンタークラスターに一体感を持たせるとともに、立体的で上質な仕上げのメタリック加飾を施すなど、コックピット感を演出した。
また、インストルメントパネルやドアトリム上面に異なるシボを組み合わせるとともに、センタークラスターにかけて断面変化を強調する表面加工を施し、上質感を演出した。
さらに、見やすい大径のスピードメーターを中心とした3連メーターや、外気温や燃費情報などを表示するインフォメーションメーターを採用し、ドライブの高揚感も演出。
ステアリングは、機能的な造形の3本スポークタイプを採用。手にしっかりとなじむグリップ形状とした。
ボディは、全長3990㎜のコンパクトサイズでありながら、高効率パッケージによりゆとりの室内空間を確保するとともに、扱いやすいワゴンユーティリティを備えた。
有効室内長(センターパネル~リヤゲートトリム)は2690㎜、荷室長(リヤシート下端部~リヤゲートトリム)は760㎜を確保。フロントシートのヒップポイントを約610㎜に設定して優れた乗降性を実現した。
シートは、左右6:4分割可倒機能を装備し多彩なシートアレンジを可能とした。2WD車には、フォールディングレバーの操作により簡単に格納できるワンタッチ格納シートを採用した。
カーゴスペースは、リヤシートを倒さなくても大型スーツケース3個分の荷物が積載でき、床面高を簡単に変えられるフレキシブル2段カーゴボードを採用。ボードを下へスライドさせることで約120㎜床面を下げられ、背の高い荷物の収納性を高めている。
さらに、クラス最大の開口面積を持つパノラミックガラスルーフを採用。ロール式電動サンシェードも装備した。
エンジンは、1.3L、1.5Lの2タイプを設定するとともに、全車CVT(自動無段変速機)を採用し、優れた燃費性能と実用領域での扱いやすさを実現した。
1.3L DOHC NAエンジンは、吸・排気連続可変バルブタイミング機構や電子制御スロットルシステムなどの採用により低燃費と出力を両立。
1.5L DOHC NAエンジンは、豊かなトルク特性による扱いやすさと小気味良い走りを両立させながら、20.0km/Lの優れた燃費性能を実現した。
1.5Lエンジン車に7速マニュアルモードを搭載するとともに、1.5i-L以上にはパドルシフトを採用し、スポーティな走りも楽しめる。
1.5Lエンジン車には、さまざまな走行条件で最適な駆動力配分を実現し、燃費性能にも優れるアクティブトルクコントロールAWDを設定した。
2WD車は、平成22年度燃費基準+25%達成車(AWD車は+15%達成車)、平成17年度基準排出ガス75%低減を実現し、全車エコカー減税(環境対応車普及促進税制)に適合する。
サスペンションは、フロントに信頼性の高いストラット式、リヤにカーゴスペースへの張り出しを抑制し、ユーティリティに貢献するトーションビーム式を採用。
前後とも、ダンパー減衰力、スプリングのバネ定数、スタビライザー径などの最適化を図り、フラットで快適な乗り心地を実現した。
「TYPE EURO」は、スプリングのバネ定数、スタビライザー径変更などの専用チューニングを施し、ロールを適度に抑制することでスポーティで安定感のある操縦安定性を実現した。
また、各部材配置と結合構造を最適化するとともに、高張力鋼板の採用などにより、軽量かつ高剛性のボディ構造を実現している。
安全性能は、前面衝突に対しての吸収力を高めるため、エネルギーを多くの部材に分散させるとともに、強度の高い骨格によりキャビンの変形を抑制するボディ構造とした。
また、側面衝突に対しては、衝突時のセンターピラー変形を抑制し、高い衝突安全性を確保した。
歩行者保護は、歩行者の頭部および脚部への衝撃を緩和する構造を採用。
全車に、フロントデュアル(運転席、助手席)SRSエアバッグを標準装備し、運転席、助手席にプリテンショナー+ロードリミッター付3点式ELRシートベルトを装備した。
サイトの車種紹介では、プロドライバーの山野哲也、新井敏弘が走りをインプレッション、AWDについて対談する。また、玉山鉄二が出演するTVCMとそのメイキングも見られる。

スバル「トレジア」車種紹介