東映アニメBB、ランドセル寄付の“伊達直人”が主人公の「タイガーマスク」全105話、絶賛配信中!

2011年01月10日17時42分アニメ
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(C)梶原一騎・辻なおき/講談社・東映アニメーション

昨年末から日本各地でランドセルや現金の寄付をしている“伊達直人”の名が、連日ニュースで紹介されているが、この人物こそは、1970年代のプロレスヒーロー・タイガーマスクの本名。東映アニメBBプレミアムでは当時テレビで放送されたアニメ全105話を、5話セット420円などで配信している。

アニメ「タイガーマスク」は、漫画雑誌「週刊少年マガジン」に1968年から1971年まで連載された人気漫画が原作のテレビアニメ。「巨人の星」「あしたのジョー」と並ぶ梶原一騎の代表作である(作画:辻なおき作)。昭和の時代、子供たちをプロレスに熱中させた立役者だ。

「タイガーマスク」は、東映アニメーションが制作して一世を風靡(ふうび)したスポ根アニメの代表作として、手に汗握る激しいバトルだけでなく、人間ドラマとして第一級の作品に仕上がった。社会問題を扱ったエピソードなども意欲的に投入して日本中で大きな話題を呼んだ。

主人公は虎の仮面を着けた覆面レスラー、タイガーマスク。アメリカのプロレスリング界では“黄色い悪魔”と呼ばれて恐れられた日本人レスラーだ。
彼の素顔は伊達直人という孤児院育ちの青年。孤児院ちびっこハウスで育った伊達直人は、動物園の虎の檻の前で喧嘩をしたのがきっかけで、悪役レスラー養成機関“虎の穴”にスカウトされる。卑劣な悪魔として戦う術を徹底的に叩き込まれるが、かつて自分が育った孤児院が経営難で存続の危機にあると知ると、幼なじみのルリ子や子どもたちのために、自分がタイガーマスクであることを隠したままファイトマネーで借金を返済しようと申し出る。
ニュースで話題の善意の人は、伊達直人がアニメの中で孤児院の子供たちを助けるところを真似たのだろう。
しかし、アニメの中の伊達は、そのために“虎の穴”への上納金を支払うことが出来なくなり、裏切り者と見なされ、次々と送り込まれる刺客レスラーと戦うことになるのだった。

当初タイガーは、強敵を倒すためにレフェリーの目を盗んだ喉笛へのトウキックなど卑怯な隠し技を使うこともあったが、先輩レスラーに見抜かれ、以降封印する。その先輩レスラーこそが、ジャイアント馬場だった。このジャイアント馬場の登場には、当時の子供たちが大興奮した。「巨人の星」もそうだが、原作者の梶原はこうした現役プロスポーツ選手を実にうまく物語の中に組み入れる。
物語のなかではジャイアント馬場だけでなく、アントニオ猪木とはタッグを組み、グレート・ズマ、ミル・マスカラス、ザ・デストロイヤーといった実在のプロレスラーたちとも戦っている。

孤独な戦士として生まれ変わったタイガーは、ウルトラ・タイガー・ドロップ、フジヤマ・タイガー・ブリーカー、タイガーVなど、独自の必殺技を開発し、“白いマットのジャングル”で悪の刺客たちと戦い続けるのだった…。

「タイガーマスク」テレビアニメ全105話は、下の東映アニメBBプレミアムのサイトから視聴できる。配信価格やあらすじは、こちらで確認できる。


タイガーマスク-東映アニメBBプレミアム