「推奴」の舞台背景を知る!①朝鮮王朝「崇明排清」が生んだ悲劇

[2011年02月13日04時00分]  【ドラマ】

「推奴」の舞台背景を知る!①朝鮮王朝「崇明排清」が生んだ悲劇

(C) 2010 KBS. All rights reserved

日本が室町、安土・桃山、江戸と移り変わる中で、朝鮮半島では、1392年~1910年の500年以上もの長い間、朝鮮王朝が続いた!ドラマ「推奴」は、時代背景を知らないまま視聴しても十分楽しめるドラマだが、知っていれば面白さが倍増する。そこで、ここでは当時の様子を簡単に紹介しよう。U-NEXTで全話配信中!

※特集で紹介する内容は、あくまでもドラマを楽しむためものです。事実と異なる部分もあることをあらかじめご了解ください。また、ドラマを紹介する上で、不適切な表現も使うことがあります。ご理解のうえお楽しみください。 青太文字からいろいろな年表や表は別画面で開きます。必要がなくなったものは適時閉じてください。

■時代背景は朝鮮王朝中期
「推奴」の舞台になったのは、朝鮮王朝の中期、16代王の仁祖の時代。清(中国)が、1636年に朝鮮に侵入した動乱(丙子の乱または丙子胡乱)から、8年後のこと。
そもそも仁祖が王位につけたのは、西人派が起こしたクーデターのおかげ。前王の光海君は外交手腕に秀でており、日本とも和議を結び、清とも友好関係を保っていた。だが西人派は、明と親しくして清(後金)を認めないという思想「崇明排清」を掲げ、綾陽君(後の仁祖)を擁立したのだ。ここで、朝鮮王朝系図をざっと見ておこう。もっと詳しく韓国の歴史を知りたい方は、歴史年表ドラマで知る韓国の歴史に目を通そう。

■仁祖王側の勢力-西人派って?
西人派というのは、もともとは地方地主出身の儒教を学ぶ知識集団で、元は「士林」と呼ばれていた。その後政界に乗り出してからは、思想の違いから何度も分派を繰り返し激しい党争を繰り返すことになる。どんな形で分派を繰り返したかは党派の歴史表で確認できる。党派についてもっと詳しく知りたい方は、「イ・サン」を2倍楽しむの「(3)英祖が恐れた党派」を参考にしよう。

■仁祖王と昭顕世子の関係
明に近い西人派が牛耳る朝鮮に、清は不信感をもち、1626年に朝鮮を侵攻。結局講和を結ぶことになるが、その条約は朝鮮にとってあまりにも不利であった。当然仁祖の清に対する感情もますます悪化する。さらに清は朝鮮に対して君臣関係を要求してきたが、仁祖はこれを拒否し遂には「丙子の乱」が起きる。降伏した朝鮮は清の太祖に、額を地面に打ち付ける「三跪九叩頭の礼(さんききゅうこうとうのれい)」という屈辱的な礼をさせられ、2人の王子や臣下を人質として清に連れて行かれた。この王子の一人が、昭顕世子である。ドラマの中でソン・テハ(オ・ジホ)が仕える「大使を抱く東宮(皇太子)」として描かれている。
人質ではあったが、昭顕は清に対して友好的な態度をとり、天主教や西欧科学に関する知識を学んでいたから大変だ。何しろ、西人派と仁祖王はいつか清を排して明の敵をとろうとしていたのだから、昭顕を敵に寝返った裏切り者と思ったかも知れない。昭顕は1645年に清から帰国し、わずか2ヶ月(ドラマでは1ヶ月)で原因不明の病気で急死している。一説には毒殺とも言われ、これがドラマ「推奴」の血なまぐさい権力闘争につながるのだ。

■時代背景のまとめ
さあ、ここでおさらいだ!ドラマの年表(朝鮮王朝編)を開こう。この表は同じ時代を描いたドラマを一覧した表。仁祖の時代を見ると「イルジメ」「必殺!最強チル」「快刀ホン・ギルドン」などオレンジ色のドラマが多い。オレンジ色のドラマは、義賊や捕り物といった物騒なドラマ。それだけ時代の闇が深いとも言える。前述した各ドラマの中で、仁祖王の暴君ぶりや昭顕世子の霊におびえる様子が描かれたりしている。
また、西人派に倒された光海君については、「宮廷女官」「王の女」などのドラマを見ればその背景が良くわかる。
ここで使った表やもっと詳しい資料は「韓ドラここが知りたい」のコーナーで。また、それぞれのドラマについては、韓ドラ早見表(歴史ドラマ編)や、ドラマタイトル名で探すコーナーで紹介している。

では、続きは、「推奴」を2倍楽しむのコーナーで♪

ナビコンでは、【「推奴」を2倍楽しむ】のコーナーで、本作のドラマの詳しいあらすじと見どころ、ネタバレなしのあらすじ、キャストの魅力、ドラマの背景や文化などについてまとめて紹介しているので、既視聴の方もコーナーを参考に観なおしてみては?

kandoratop【作品詳細】【「推奴-チュノ-」を2倍楽しむ】

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発売・レンタル:カルチュア・パブリッシャーズ
■2010年、KBS、全24話
■キャスト:チャン・ヒョク、オ・ジホ、イ・ダヘ、キム・ジソク、
       イ・ジョンヒョク、コン・ヒョンジン
■スタッフ:監督・演出=クァク・チョンファン、脚本:チョン・ソンイル

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