ポルシェAG、4輪駆動で300kWエンジン搭載の「911カレラ4GTSクーペ」と「カブリオレ」を導入、インタビュー動画を公開

2011年05月12日19時42分商品・CM
「911カレラ4GTSクーペ」と「カブリオレ」

ポルシェAGは、「911カレラGTS」のラインナップを強化すべく、新たに「911カレラ4GTSクーペ」と「カブリオレ」を導入、911カレラ4GTSクーペは7月から世界各国で順次発売する。
パワーユニットは、「カレラS」の3.8L6気筒エンジンをベースにしながらも、インテークマニホールドの最適化により17kW(23hp)のパワーアップを実現し、7300prmで最大出力300kW(408hp)を発生。
改良型インテークシステムは、最高出力の向上だけでなく、低・中回転域でのトルク特性に優れ、追い越し時の加速性能とレスポンス向上にも寄与する。
水平対向6気筒エンジンは4200~5600rpmの幅広い回転域で420Nmの最大トルクを生み出し、1500rpmで320Nmを発揮する。
0ー100km/h加速タイムは、7速ポルシェ・ドッペルクップルング(PDK)でカレラ4GTSクーペが4.4秒、カブリオレは4.6秒をマーク。
標準装備のスポーツエグゾーストシステムが同車特有のスポーティなサウンドを奏で、ブラック塗装した独特のテールパイプアウターシェルがリアビューに独自の趣きを与える。
また、ポルシェ・トラクション・マネージメント(PTM)により、走行安定性、トラクション、俊敏なハンドリング性能が高められ、同社の4輪駆動モデル独特のドライビングプレジャーを味わうことができる。
PTMは、マルチプレートクラッチを介して、それぞれの走行状況に応じてエンジントルクをフロントアクスルに最適に配分。カレラ4GTSには、機械式リミテッド・スリップ・リアディファレンシャルが採用され、4輪駆動システムのドライビングダイナミクスをサポートする。
さらに、これまでの後輪駆動モデルと区別するため、デザインディテールに違いが採用されている。
ドアやリアフードに着くモデル名を示すロゴ、バッヂに加え、テールライト間に4輪駆動モデルであることを示すリフレクターストラップを追加。ワイドボディと、それに伴うワイドなリアトレッドは、従来からの911シリーズの4輪駆動モデルと共通となる。
それ以外にも、ハイグロスフィニッシュのリムフランジを持つブラック塗装のセンターロック式19インチRSスパイダーホイール、305/30ZR19のリアタイヤ、スポーツデザインフロントエプロン(ブラックにペイントされたリップスポイラー付き)、ブラック仕上げのサイドスカートなどがおごられる。
また、運転席と助手席は、ともにスポーツシートとなっており、レザーインテリアのほか、GTSモデル専用の装備として、センターセクションにブラックのアルカンターラを配したスポーティな印象のシート、ステアリングホイールのリム、シフトレバー、パーキングブレーキレバー、ドアハンドル、ドアポケットのカバーとエクステンションが標準装備される。
なお、燃費は、ポルシェ インテリジェントパフォーマンスの効果で、これまでのカレラ4Sモデルより大幅に向上し、新ヨーロッパ走行サイクル(NEFZ)ではクーペが11.0L/100km、カブリオレが11.2リッター/100kmとなる。
スペシャルサイトでは、911モデルレンジの統括責任者であるアウグスト・アハライトナーのインタビュー映像を見ることができる。
インタビューでは、開発の動機、911カレラ4GTSと911カレラGTSの違い、4WDシステムの長所、PTMの仕組み、車高を20mm低く設定した場合のメリット、同車の特徴と発売時期などについて聴くことができる。

ポルシェ公式サイト「ニュー911カレラ4 GTS」スペシャルサイト


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