「ゲゲゲの鬼太郎」「怪物くん」「バンパイヤ」「怪奇大作戦」…昭和40年代は、妖怪ブームが大流行！その中でも「妖怪人間ベム」は、ホラー色が強く、西洋的な異国情緒も漂い、子供たちは怖がりながら、大人たちはそのストーリーの奥深さにときには涙しながら見ていた…そんな漫画「妖怪人間」が実写化される！番組サイトではPR動画が公開された。

『それはいつうまれたのか、誰も知らない。暗い、音のない世界で、一つの細胞が別れて増えていき、3つの生き物が生まれた。彼らはもちろん人間ではない。また動物でもない。だが、あの醜い体には正義の血が流れているのだ。「はやく人間になりたい！」その生き物は、人間になれなかった妖怪人間である！』
これはアニメ「妖怪人間ベム」のオープニング。ポケモンがブームになった頃、幼い子供が「ポケモン言えるかな？」で151匹の名前をスラスラ口にしたように、当時の子どもちは、この長いオープニングをスラスラ口にした。

当時少年少女だった方は、このアニメが実写されることを懐かしがり、今の少年少女は、その主人公がジャニーズKAT-TUNの亀梨和也ということに驚いたのではないだろうか？本作の主人公は、オープニングの言葉にもあるように、3人の妖怪。他の二人の妖怪には、スタイル抜群の杏（ベラ）と、「マルマルモリモリ…」の福君こと鈴木福（ベロ）。番組サイトに公開されたビジュアルを見てぞっとした方もいるのでは？でもご安心あれ！これは決して妖怪ドラマではない。れっきとした人間ドラマなのだ。番組の河野プロデューサーは、このドラマを『善悪、明暗、愛憎、気高さと愚かさ、人間はそんな混濁した存在でありながらも、明日どうなるかもわからないけど、希望を持って生きている、生きていける存在。「人間ってやっぱすごいな」という、人間賛歌です』と、語っている。もちろん、土曜日夜9時ということで家族で見る事も考慮し、笑い、涙、アクションも満載で、毎週ワクワクしながらみることができるはず。

妖怪人間たちが生まれたのは18世紀中（1700年代）。3人は夫婦、親子ではない。時代とともに悪がはびこる世を嘆いたある一人の科学者の実験により、壷の中の培養液から生まれたのだ。科学者の死後は実験が中断され、そのまま放置された細胞が奇跡的に生き延び、妖怪人間となって現代に生まれた。はじめは自分を人間と思い、平気でそのまま人前に現れた。人々はその醜さから彼らを阻害し、3人は洞窟で暮らすことになる。やがて世の正義のために妖怪や悪を退治する旅に赴くようになる。

アニメのベムは、身長190センチ、スキンヘッドの屈強な男性。タキシード風の黒スーツに赤いシャツ、白のアスコットタイ、黒いソフト帽を身に付け、銀のステッキと、しゃれた英国紳士のようないでたち。亀梨のイメージとはずいぶん違う。このギャップを彼がどう埋めるのかが興味がわく。
しかし、ベラを杏が演じることには異論はないだろう。ファッションモデル出身の彼女は身長177センチのスレンダーな体にエキゾチックな顔立ち。ベラは杏より小柄だが、170センチの長身、スレンダーでエキゾチックな顔立ち。サディスティックな傾向はあるが、ベロには母性的な優しさを見せる。「泣かないと決めた日」では悪女を、「名前をなくした女神」では優しい母親役を演じただけに、安心して観ていられそうだ。
本作のタイトルは“ベム”だが、アニメの本当の主人公は“ベロ”。この大役を担当する福クンは、もともと妖怪に興味があり、鬼太郎や妖怪大戦争などにはまった時期があったという。「妖怪人間ベム」も、両親と一緒に観ていたというだけに力強い。
こんな3人を援護射撃するのは、原作にはなかった刑事役で登場する北村一輝。北村自身幼少時代に見ていたというだけに、オンタイムでの本作を知らない主役陣の力強い助っ人となりそうだ。

主題歌は、KAT-TUNの新曲“BIRTH”！

そういえば、妖怪といえば、同じジャニーズの嵐の大野智が「怪物くん」に主演しており、近くSPドラマや映画化される。となると、次あたり、ジャニーズの誰かが「鬼太郎」などに変身するのでは？？？
実写版「妖怪人間ベム」は、10月22日（土）9時スタート、PR動画は公式サイトで視聴できる。

日テレ「妖怪人間ベム」

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