「トンイ」第29話あらすじと見どころ:粛宗、溢れるトンイへの想い!見えてきた真実…

2011年10月22日18時27分ドラマ

その夜お忍びで市中に出かけた粛宗(スクチョン)が、ヘグムの音色に誘われてたどり着いた先は、トンイたちと飲んだ酒場…そこには一人涙しながらヘグムを弾くトンイがいた!感動の再会を果たした粛宗は、トンイの身を守るために宮廷外の私家にトンイをかくまった。第29話では、ついに粛宗の男としてトンイを想う気持ちが溢れだす。予告動画は番組サイトで公開されている。
(以下、NHKBSプレミアムにて2011年04月~2012年06月放送時に紹介したものです)

【「トンイ」を2倍楽しむ】で、時代背景や実在の人物、各話のあらすじ(ネタバレあり、なし)、見どころ、豆知識などまとめて紹介している。



トンイ(c) 2010 MBCトンイに逃げられて怒り狂うチャン・ヒジェは、オン・ユの部下に蹴りを入れる。これまでも、ヒジェを快く思っていなかったオン・ユは、さらにヒジェへの不快感をあらわにする。

一方、王の私家では、夢にまでみたトンイと再会できた喜びに大興奮の粛宗がいた。彼は、トンイのためにわざわざ御医を手配し、かつての切ないヘグムの調べがトンイのものだったこと、トンイが真実を話そうとした場面で、何度もさえぎってしまったこと、そして二度とトンイに会えないかもしれないと思ったときのつらさなど…、ついには、「お前の体は余の体も同じ…」とまで話す。まさに恋の告白だ。偶然この言葉を聞いてしまったチャ・チョンスの胸の内は複雑だった。

粛宗が宮殿にいないことにいら立つオクチョン(王妃)の前に、当の粛宗が御帰還!しかし、すでに、証拠の品もトンイから受け取り、全てを悟った粛宗のオクチョンを見る目は冷ややかだった。この目でオクチョンは粛宗がトンイをかくまっていることを確信する。

粛宗はソ・ヨンギを内禁衛将に復職させる。そして、トンイが南人派の陰謀関与を示す証拠を持っていたと知らせ、これから宮廷に波乱が巻き起こるだろうと告げる。ソ内禁衛将の最初の仕事は、“王妃毒殺未遂事件”の再調査だった。オクチョンの自作自演の可能性をトンイが推理したのだ。前回の放送でそのヒントが隠されていたのをお気づきだったろうか。見逃した方は、第28話のあらすじを読み直しておこう。
今回も名推理でお手柄のトンイだが、さすがに逃亡生活の疲れが出たのか、突然倒れて危篤状態に陥ってしまう。これを知った粛宗が、どういう行動に出るのかお見逃しなく。

ところで、このシーンをみて、ドラマ「イ・サン」36話、満身創痍で清から戻ってきて、危篤状態になったソンヨンの看護にあたるサンを思い出したのではないだろうか。
設定は同じだが、こちらは「イ・サン」ほどの深刻さは感じられない。割とさらりと描かれている。これは制作側の意図もあるだろうが、やはり演じるチ・ジニとイ・ソジンの持つキャラの違いが大きい。どちらがお好きかは人それぞれ…。

ドラマに戻って…。いよいよソ内禁衛将が、ヒジェ逮捕のために動き出す。一体どんな方法で彼らを捕えるのか、第29話をお楽しみに。

さて、今回、粛宗とトンイの恋の成就の裏で、二つの恋が終わろうとしている。一つは、粛宗とオクチョン。自作自演の毒殺をもってしても取り戻せない粛宗の心。オクチョンは悪女の道を突き進むしかなかった。
もう一つの恋は、チョンス。彼はこれをきっかけにトンイへの恋を封印し、生涯オラボニム(兄)としてトンイを守ることになる。今回は、その切ない心の葛藤を演じる俳優、ペ・スビンの演技に注目しよう。それにしても、「華麗なる遺産」でも、結ばれなかったトンイ、いやハン・ヒョジュ。今度こそは、二人を結ばせてあげたかったと思う視聴者もいるのでは?最終回まで、二人が結ばれることはないのか?

NHKBSプレミアム「トンイ」番組サイト

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