ニコ生放送、17日「JAXA宇宙航空最前線」は、「超音速旅客機」の現状と展望!関連動画案内

2011年11月16日11時53分暮らしと文化

21世紀は超音速旅客機の時代と言われ、日本でもJAXAでは、静かな超音速旅客機を目指して“静粛調音速機技術の研究開発”を行っている!17日(木)のニコニコ生放送のレギュラー番組、第5回「JAXA宇宙航空最前線」では、「静かな超音速旅客機を目指して D-SENDプロジェクト」と題し、研究開発が進む「超音速旅客機」の展望について、超音速機の専門家を迎えて話を伺う。

JAXAがめざす“静粛調音速機技術の研究開発”とは、低燃費、低騒音で環境にやさしい国産旅客機の実現に向け、クリーンエンジンや空力技術、複合材、操縦システム等の研究開発のこと。2005年のオーストラリア・ウーメラ実験場での「小型超音速実験機 NEXST-1」飛行実験の研究成果などを踏まえ、“静粛調音速機技術”開発を推進している。番組のサブタイトルにもなっている“D-SENDプロジェクト”とは、静粛調音速機技術において最も重要課題とされている“ソニックブーム低減”のために新たに立ち上げられたプロジェクト。ソニックブームとは、飛行機が音の速さより速く超音速で飛ぶ時に発生する、衝撃波と呼ばれる圧力の瞬間的な変化を伴う波が、地上まで到達する際に聞こえる騒音のこと。
同プロジェクトについては、JAXAの公式サイトに詳しく紹介しているので、番組の前にそちらで予習しておくことをお勧め⇒JAXA D-SENDプロジェクト

番組では、ナビゲーターに石田紗英子氏、ゲストに超音速機の専門家であるJAXA 航空プログラムグループ D-SENDプロジェクトチーム サブマネージャ本田雅久氏と超音速機チーム 研究領域リーダの牧野好和氏が出演し、夢の次世代超音速旅客機開発の現状や展望を紹介していく。
また、コメントやメールで寄せられた視聴者からの疑問に本田氏と牧野氏が答えるほか、JAXAの最新開発情報なども紹介していく予定となっている。

宇宙への旅も夢ではなくなった現代、それでも宇宙体験飛行(弾道飛行)だけでもお一人様1,100万円、本格的な月旅行だと110億円(US$1億)とか言われており、実際に庶民の手に届くにはまだまだ宇宙は遠い彼方!宇宙は無理でも、宇宙高級研究開発機構の作りだす夢の「超音速旅客機」に乗って世界のどこかへの旅なら、庶民でも、長生きすれば21世紀中にひょっとして叶うかもしれない。
プロジェクトのリーダーたちが出演する番組で、アナタが発したその質問が、プロジェクトの研究の一助になるやもしれない!現在、質問などを受け付けているので、興味のある方はどんどん応募してみよう。

番組は、11月17日(木)20時30分~21時30分。タイムシフト機能で、放送時間に間に合わない方は、配信期間中の好きな時間に視聴できる。

出演者は次の通り(敬称略)
・本田雅久(JAXA 航空プログラムグループ
       D-SENDプロジェクトチーム サブマネージャ)
・牧野好和(JAXA 航空プログラムグループ 超音速機チーム研究領域リーダ)
・石田紗英子(ナビゲーター)

ニコニコ生放送「JAXA宇宙航空最前線 第5回 ~静かな超音速旅客機を目指して D-SENDプロジェクト~ 」視聴ページ

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