ジョニー・デップ、今度はナレーターになる!映画『GONZO』で反骨の語り!

2008年12月22日12時51分映画

過激なまでに反骨の精神を貫いた伝説のジャーナリスト、ハンター・S・トンプソンの実像に迫るドキュメンタリー映画「GONZO」で人気俳優ジョニー・デップがナレーションを務めることが明らかになった。

ハンター・S・トンプソンのジャーナル・スタイルは「GONZO(ゴンゾ)・ジャーナリズム」と呼ばれる独特のスタイル。事件の主人公を自らシュミレーションすることで追体験し、そこで得られた生々しい感覚をダイレクトに書き綴るというもの。リスキーで過激ではあるが、彼ならではのリアルでストレートなレポートは多くの支持を獲得。そのアナーキストぶりな反骨精神も手伝っていまやカリスマ化した伝説のジャーナリストだ。

そしてハリウッド俳優の中で同じく”反骨精神”を代表する俳優として真っ先に思い当たるのがご存知ジョニー・デップだろう。彼は『パイレーツ・オブ・カリビアン』などの大作にも出演する一方、『ブロウ』『デッドマン』などアンチ・ハリウッド的な作品にも多数出演。また今回の『GONZO』でクロースされることとなったハンター・S・トンプソンの小説原作の『ラスベガスをやっつけろ』にも出演した過去があり、今回のナレーションを担うことになった流れも自然なものとして理解できる。ジョニー・デップのロックなクールネスぶりは女性のみならず多くの男性からも支持されているのだ。

つまり新作「GONZO」ではジョニー・デップの語りがハンター・S・トンプソンの生き様と”反骨”という和音をもってして共鳴するということになる。ディレクションを務めたのはオスカー受賞監督アレックス・ギブニー。彼もまた「トンプソンについてはジョニーにこそ語って欲しかった。彼以外の他の誰かになんか呼んで欲しくなかった」と言明。これは、期待しないわけにいかない。

Yahoo!動画・APワールド芸能ニュースは、ジョニーが語りをしている姿も見られる新作『GONZO』の映像の一部のほか、アレックス・ギブニー監督のインタビューも掲載。熱いコメントと映像をあますことなく伝えている。ジョニー・デップの語りでハンター・S・トンプソンを知る。それは数あるドキュメンタリーの中でももっとも贅沢な経験をもたらしてくれる。

APワールド芸能ニュース - ジョニー・デップがゴンゾージャーナリズムで一役