サントリー、「なっちゃん」をリニューアル、松田翔太出演TVCMを公開

2012年02月14日09時18分商品・CM

サントリー食品インターナショナルは、「なっちゃん」をリニューアルし、松田翔太が出演するTVCM「列車」篇を公開した。
「なっちゃん オレンジ」は、好評の中味はそのままにパッケージをリニューアル。キラキラと輝く果汁のイラストを加え、よりみずみずしいデザインに仕上げた。
「なっちゃん りんご」は、中味・パッケージをリニューアル。中味は、りんご果実をまるかじりしたような、さわやかな味わいを実現。パッケージは、開放的な青空を背景にりんごのイラストを描き「まるかじりのおいしさ!」と表記することで、中味の味わいをストレートに表現した。
TVCMは、男(松田翔太)が、とある海岸沿いを走る列車に乗り、一人旅をしている。席にもたれかかり車窓から景色を眺めながら、おもむろになっちゃん オレンジをゴクッとひと口飲むと、フウッと息を吐いていきなり歌を歌い始める。
「し~らな~い う~ちに~おいし~くぅ なっていたぁ~♪」。野太い歌声が静かな車内に響き渡ると、前方の席に座っていた若い女性2人組が、男の方をちらちら振り返りながら、「知らなかったんだぁ」とヒソヒソ話を始める。
そうした周りの目など気にもせず、「だ~れも お~しえ~て く~れ~なか~ったぁ~♪」となおも歌い続ける男に、「友達いないんだぁ」と哀れむような眼差しを向ける女性たち。
ここでシズルカットがインサートされ、再び画面が切り替わると、「2年前からおいしくなってた。サントリーなっちゃん」というナレーションが入る。最後は、歌い終えた男が、再び「なっちゃん」を飲み、窓の外を眺めながらクールに決めるカットで締めくくる。

撮影は、とある海岸沿いのローカル線で実際に走行中の列車内で行われた。当日は、2両編成の貸切臨時列車に、大量の撮影機材と松田翔太ら出演者・スタッフを乗せて駅を出発。ロケ撮影のため天気が心配されたが、雲ひとつない快晴に恵まれ絶好の撮影日和となった。
松田翔太は、最初に監督からキャラ設定やストーリーについて説明を受けた後、カメラ前にスタンバイ。「劇中でよく歌っていた、昔の日活映画のスターをイメージして」という監督のアドバイスのもと、歌のリズムや間の取り方を確認し、真剣な表情で演技の精度を高めていく。
列車内での撮影はおよそ3時間。車窓から海が見える場所や景色がきれいな場所などを事前にスタッフが確認して、当日は「あと○秒で撮影ポイントに到着します。撮影可能な時間は○秒です」と秒刻みで撮影が進行。
歌の途中でトンネルに入ってしまったり、単線のため対向列車の通過待ちで10分以上も停車したりと、通常の撮影にはないハプニングで撮影が中断されることもしばしば。それでも、終始、集中力を保ち続けた松田翔太とスタッフの息の合ったチームワークのおかげで、時間内にすべてのカットを撮影することができた。
同飲料を飲んで突然クールに歌い出すという設定は、松田翔太自身かなりツボだったようで、モニターを見ながらスタッフと一緒に手を叩いて笑う姿も見られた。また、「世の中がものすごいスピードで変わっていくことへの寂しさや悲しみも表現してほしい」というリクエストにも、コミカルな歌と哀愁漂うお芝居で見事に表現。俳優・松田翔太の新たな一面を覗かせる、一風変わったキャラクターは必見だ。
NHKの大河ドラマ「平清盛」の後白河法皇役や、2本の主演映画「アフロ田中」(2月18日公開)、新「ライアーゲーム」(3月3日公開)での演技も楽しみになってきた。

サントリー「なっちゃん」CM紹介

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