GMジャパン、フルサイズSUV「キャデラック エスカレード」を発売、動画で紹介
ゼネラルモーターズ・ジャパン(GMジャパン)は、フルサイズSUV「キャデラック エスカレード」(849万円、プラチナム: 990万円)を5月26日から発売する。今年から同社が正式に輸入・販売することにより、昨年よりも魅力的な価格を実現した。
同車の初代モデルは1999年に登場し、3世代目となる現行モデルの発売は2007年。3世代目の開発・改良に際し、米国の映画・テレビスター、著名なミュージシャン、スポーツ選手など、セレブリティーからのフィードバックが生かされているのが特徴。
エクステリアは、洗練された美しさと技術力に裏付けられた「アート&サイエンス」をデザインコンセプトに、誰もが振り返る迫力のスタイル、強靭なフレームに支えられた全長5155 mm、全幅2040mm、全高1945mmの堂々たるボディと、キャデラックの特徴である大型フロントグリルや大型22インチクロームアルミホイールなどを持つ。
今回、導入されるモデルは、3列シート/7人乗り。上級モデルのプラチナムには、最高級アニリン仕上げのテハマレザーシートを装備し、上質で柔らかい手ざわりとともに、ゆったりとくつろげる快適な居住空間が提供される。
また、プラチナムには、オーバーヘッドリアシートエンターテインメントシステムを装備しており、後席で映画、ビデオゲームを楽しむことができる。冷たい飲物、温かい飲物の両方を保持できるユニークなヒート&クールカップホルダーは、ヒートは60℃、クールは1.7℃の温度を保つことできる。
さらに、乗り降りの際、ドアの開閉に連動して自動的にステップが出て、乗り降りを楽にするパワーリトラクダブルアシストステップを装備。すべてのモデルに搭載されるBOSE社製5.1chサラウンド・サウンド・システム(10スピーカー)は、オーディオルームさながらの最高の音響空間を提供する。
エンジンは、オールアルミ製6.2L V8。可変バルブタイミング機構を備え、301kW(409PS)/5700rpmのパワーと563N・m(57.4kg・m)/4300rpmのトルクを生み出す。その一方で、軽負荷での走行時には8気筒のうちの半分の4気筒のみに燃料噴射し、燃料消費を抑えるアクティブ・フューエル・マネジメントシステムを備える。
V8エンジンの強大なパワーは、電子制御6段オートマチックとセンターディファレンシャルを介して前後アクスルに通常40:60の比率で配分される。
加えて、横転抑制機能付きスタビリトラック(車両安全性制御システム)やABSと統合制御されるフルタイム4WDシステムにより、路面状況にかかわらず高い走行安定性を誇る。
サスペンションには、キャデラックが最初に実用化し、「キャデラックCTS-V」にも採用される高性能なマグネティック・ライドコントロールを装備。これは、道路状況や走行状況を各種センサーがミリセカンド単位で検知し、磁性流体を封入したダンパーの減衰力を自動的に制御するシステム。3列目の乗員まで保護するヘッドカーテンサイドエアバッグなど、最新の安全装備も備える。
同車のアメリカのサイトでは、マグネティック・ライドコントロールや走行風景、ヒート&クールカップホルダーなどを動画で紹介しており、その安全性、走行性、快適性などを知ることができる。
Cadillac「2012 Escalade Luxury SUV」
