「交渉人」元交渉人の人質犯と壮絶でハイレベルな駆け引き「水曜プレミアシネマ」予告動画-TBS

2012年09月26日08時40分映画

9月26日、TBSの「水曜プレミアシネマ」は1998年公開の「交渉人」を放送、今や日本でも定着した言葉「ネゴシエイター」たちの想像を絶する心理戦が描かれる。凄腕の交渉人が人質犯になった時、交渉人はどう動くのか?息迫る頭脳戦が繰り広げられる秋のサスペンス作品だ。

シカゴ警察東分署に勤務するダニー・ローマンは凄腕の人質交渉人として認めらていた。ある日同僚のネイサンから警察年金着服の疑いがあると知らされた直後、ネイサンが何者かによって殺害されてしまう。偶然ネイサンに呼び出されていたダニーは殺人の嫌疑が掛けられ、さらに自宅からは身に覚えのない警察献金の資料が押収されたことで公金横領の疑いまでダニーに及ぶ。罠に掛けられたと悟ったダニーは、司法取引によってたった一日だけ猶予を与えられる。そしてその一日、ダニーが決行したのは年金着服の真犯人と疑っている内務捜査局に押し入り、局長ら4名を人質に立て篭もることだった…そしてダニーが指名した人質交渉人は、西分署に勤務するクリス・セイビアンだった。プロ対プロの真実と命を賭けた駆け引きが始まる。
交渉人とは、人質救出作戦で犯人との交渉を担当するセクションであり、そのための特殊な訓練を積んだ人物が担当する。アメリカでは古くから交渉人および交渉人チームが治安機関に組織されており、人質篭城事件の平和的解決を成し遂げてきた。日本でこの交渉人が専門的に置かれるようになったのはつい最近の2005年からのことで、この年から警察大学校にて「人質立てこもり事件説得交渉専科」が設置されている。交渉人は心理学や行動科学、犯罪学の知識を用いた高度な話術で犯人と対話し、より平和的に事件を解決するための重要なポジションである。犯人の性格や素性、生い立ちなどを含めた経歴を熟知した上で現場での精神状態を観察し、その時に応じた的確な判断と対応が求められる。交渉人の最終目標は、人質はもちろん犯人自身の生命も守りつつ投降させるように働きかけることである。アメリカでは近年自殺阻止の説得なども行うようになり、警察行政活動に於いて重要な地位を占めている。
ネゴシエーターの本場とも言えるアメリカだけに、劇中に登場する事件とそのやり取りはリアルな緊迫感をかもし出す。武器の無い戦いにおいてダニーは己の無実を証明する事ができるのか、手に汗握る心理劇だ。

「交渉人」は26日(水)よる9時から放送。「水曜プレミアシネマ」公式サイトでは本作および今後のラインナップ予告動画が公開されている。

水曜プレミアシネマ|TBSテレビ

PR