交流重賞「第58回東京大賞典」枠順決定、当日生中継!

2012年12月26日08時12分スポーツ

交流重賞「第58回東京大賞典(GI)」(2000m、12月29日、大井)の枠順が発表された。クラシックディスタンス最強馬を決める暮れの大一番。
出走馬12頭の内訳は、南関東5頭、JRA6頭、他地区1頭。「ジャパンカップダート(GI)」(1800m、阪神)出走のJRA勢6頭と、引退レースに臨む地元の雄2頭が対決する。
JRAのワンダーアキュートは、「JBCクラシック(JpnI)」(2100m、川崎)で好位を進み、直線では外から爆発的に伸びて1.0秒差をつけてJpnIを初制覇した。続く前走のジャパンカップダートでも、驚走したJRAのニホンピロアワーズに0.6秒及ばない2着だったものの、5番手を追走しながらニホンピロアワーズに次ぐ2番目の上がり3ハロン36秒4で駆けている。昨年のこのレースは、かつての4強の一角であるJRAのスマートファルコンにハナ差惜敗しており、このレース3回目にして初の戴冠を狙う。
JRAのローマンレジェンドは、4連勝で挑んだ初重賞の「エルムステークス(GIII)」(1700m、札幌)でエスポワールシチーよりも負担重量が3kg軽かったとはいえクビ差競り勝ち、続く「みやこステークス(GIII)」(1800m、京都)でもニホンピロアワーズより負担重量が1kg軽かったとはいえクビ差競り勝ち。そして、前走のジャパンカップダートでも、本調子で臨んだ実力馬に対して1.0秒差の4着と力をつけていることを証明した。この相手でも、好勝負できるだろう。
船橋のフリオーソは、ここが引退レース。かつての4強としてJpnI5勝という成績を誇る同馬も、昨年秋以降は脚部不安との戦いになり、今年も春に3戦したのみ。「かしわ記念(JpnI)」(1600m、船橋)0.5秒差2着以来、8か月ぶりのレースになる。ここも、ようやく出走にこぎつけられたという印象もあり、無事に走ってこられれば十分という声もあるが、過去2着2回で5回目の挑戦になるこのレースの奇跡の初勝利も期待したいところ。
JRAのトランセンドは、「フェブラリーステークス(GI)」(1600m、東京)で1.2秒差の7着に敗れると、続く「ドバイワールドカップ(GI)」(オールウェザー2000m、メイダン)では13着にしんがり負け。7か月ぶりのJBCクラシックは1.6秒差の3着と復帰戦としてはまずまずだったが、続く前走のジャパンカップダートは3.0秒差の16着としんがり負け。衰えたというよりも馬に走る気力がない感じで、かつての4強では最も若い6歳だけに馬の走る気次第。
JRAのエスポワールシチーは、2走前までの12戦はすべて掲示板という堅実ぶりで、今年も、かつての4強として、かしわ記念0.5秒差1着、「マイルチャンピオンシップ南部杯(JpnI)」(1600m、盛岡)0.6秒1着と、2つのJpnIを制していた。しかし、前走のジャパンカップダートは、いいペースで逃げながらも直線でズルズルと後退して1.6秒差の10着。今年の「帝王賞(JpnI)」(2000m、大井)では0.7秒差の2着に入っており、巻き返す可能性もある。
JRAのハタノヴァンクールは、今年の「ジャパンダートダービー(JpnI)」(2000m、大井)を0.2秒差の1着と4連勝で制した。4か月ぶりのみやこステークスは後方のまま1.5秒差の10着だったが、続く前走のジャパンカップダートは1.4秒差の8着とエスポワールシチーとトランセンドには先着している。まだ9戦とキャリアも浅く、ここは叩き3走目と走りごろ。かつての4強に不安があるだけに、3着以上も考えられる。

「東京大賞典」枠順
レース当日の生中継

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