蝦夷の誇りを賭けた戦い…大沢たかお主演時代劇「火怨・北の英雄 アテルイ伝」最終回予告動画と前回のあらすじ-NHK

2013年02月01日09時00分ドラマ

2月1日、NHK・BSプレミアムでドラマ「火怨・北の英雄 アテルイ伝」第4回「最後の願い」を放送、民族の土地と誇りを守るため、阿弖流為(大沢たかお)は無謀とも思われるヤマトへの戦いに挑む。兄を失いヤマトへの憎しみは募る一方で、戦が自然と人に与える打撃を感じ取り苦悩していた。戦が長引くうちに人心も離れ孤立する阿弖流為は、次の戦を最後と覚悟するのだった。

[第3回「悲しき宿命」あらすじ]
ヤマトを相手に戦を始めることを主張した阿弖流為の意見に賛同した蝦夷の各部族たちは作戦会議を立てる。阿弖流為の周到な計画により、蝦夷は1500という少数ながらも優勢に立った。そして平野での決戦でも阿弖流為たちは果敢に戦ったが、志波の族長・波奴志己(わぬしこ=西岡徳馬)が戦死してしまう。朝廷の司令官が無能なこともあり、阿弖流為たちは見事ヤマトの軍勢を追い払うことに成功した。しかし都では桓武天皇(近藤正臣)が不甲斐ない朝廷軍を怒るのだった。
勝利を味わった蝦夷たちの各部族は喜びに沸き、再びヤマト軍を迎え撃つ覚悟で沸いていた。そんな中妻の佳那(内田有紀)が身ごもり、阿弖流為は喜んで大伴氏の須受(原田美枝子)に子ができたと報告に行った。その際、須受は2度の勝利は無いと阿弖流為を諌めて和睦を勧めるが、阿弖流為は断固としてそれを拒否した。阿弖流為が久々に生まれた土地を訪れると、そこは禿山になっていた。鉄を精製するためには火を燃やすための炭が欠かせず、木材は不可欠だった。阿弖流為は文明を取り入れる事と自然との共生の難しさを感じていた。
時は過ぎ、阿弖流為の子も野山を駆け回る幼子に育っていた。朝廷では桓武天皇が蝦夷討伐に向けて新たな軍を組織し、その中に坂之上田村麻呂も組み入れられた。田村麻呂は蝦夷ながら役人にまでなった阿万比古(石黒賢)を使って結束の固い蝦夷を内部分裂させることを企む。阿弖流為を亡き者にせよと命ずる田村麻呂の言葉に、阿万比古は阿弖流為が弟であると告げられないまま命を受けて久々に故郷へ帰った。まず大伴氏を訪れた阿万比古は須受に大和朝廷への協力を要請、兄弟で弓引くことがあってはならないと進言する須受に、阿万比古は刃を突きつけて断固とした朝廷の意志を伝える。大和の装束から蝦夷の服に着替えた阿万比古は久々に阿弖流為たちの元に帰り、また里に戻ると言うのだった。都で役人にまでなった阿万比古を警戒する母礼(北村一輝)に、阿弖流為は兄はそんな男でないと庇うのだった。
森で二人きりになった阿弖流為は、自分を殺しにきたのではないかと阿万比古に尋ねる。和解を求める阿弖流為だったが、阿万比古はもう遅いと告げるのみだった。その翌日、危機を察した母礼は阿万比古が鍜治場を争うとしているのを見つけて捕らえた。長として厳しい裁きを求められた阿弖流為だったが、阿弖流為に抱きついた阿万比古はその刀を奪い取り自害する。一族の墓に入れない阿万比古のために、阿弖流為は森の中に墓を作ってやるのだった。そんな阿弖流為に佳那が声を掛ける。阿万比古が里へ来る前に大伴氏を訪れていた事を告げると、阿弖流為は周囲に不安を与えないように黙っておくように指示する。そして佳那からも荒れた山を指摘されると、阿弖流為も悩みを吐露するのだった。その頃ヤマトでは、第二次蝦夷遠征がいよいよ始まろうとしていた。

BS時代劇「火怨・北の英雄 アテルイ伝」第4回(最終話)は1日(金)よる8時から放送。再放送はBSプレミアムで日曜よる6時45分から。予告動画はドラマ公式サイトで視聴出来る。放送翌日からはNHKオンデマンドで見逃し番組として配信が行なわれる。



火怨・北の英雄 アテルイ伝|NHK

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