2月1日、テレビ朝日の金曜ナイトドラマ「信長のシェフ」は第4話を放送、義昭に朝倉攻めを認めさせた信長（及川光博）は京の二条城からすぐに出陣する。そこでケン（玉森裕太）は浅井長政からの絶縁という歴史的場面に遭遇する。そして市から送られた数匹の鮎で、信長は挟み撃ちにされる事を察知する。諸侯が信長に敵対するのではという疑心から、ケンは家康を懐柔する膳を作らされることになる。

[第3話あらすじ]
ある日、伊勢平定を達成した信長軍に、ケンは「海の幸のリゾット」を作って振舞った。その帰り、信長はケンを連れて将軍・足利義昭（正名僕蔵）を謁見すると宣言する。義昭と対面した信長は、最高の本膳料理を作ると宣言した。北畠氏を討った事で怒る義昭の怒りを最高の食事で静めようというのだった。田舎ものの信長に京を越える料理が作れるはずがないと見くびっていた義昭だったが、ケンはこの時代にない醤油を味噌の上澄みを利用して作ることを思いつき、まさに「未知の味」を作り出す。
こうしてケンが将軍に出した膳は「牡丹ハモの汁」「鯛かぶらの煮物」「飛竜頭の蒸し物」「うずらのネギ焼照り焼き」を作る。初めて照り焼きを目にした将軍は、そのあまりの美味さに感極まってケンに褒美の言葉を贈ると共に、ケンを将軍家の料理人として譲って欲しいと断言した。しかしそれをすぐさま断り、ケンの料理を食べさせたのは将軍が井の中の蛙である事を知らせるためと言い放つ。侮辱された義昭はなんとしてもケンを自分のものにしようと決意する。信長は今回の褒美に、京でのんびりするようにとしばしの暇を与えた。
ケンは夏と共に夏の生家に滞在することにした。そこでケンは夏にウナギのひつまぶしを作って振舞う。夏は久々に女物の衣装に袖を通し、将軍に気に入られる程の料理人と認められながらも変わらないケンに安堵し更に心を寄せるのだった。二人の間に微妙な雰囲気が流れたその時、突然武士たちが乱入してケンたちを連れ去る。連れ去られた先に義昭が現れ、自分の料理人になるなら金も位も女もやろうと言うのだったが、ケンは自分は信長の料理人であると言い張り義昭に仕えるのを拒否した。ケンが斬られようとするその瞬間、忍の楓（芦名星）が寸でのところで命を救う。そして信長が現れ、肩書きだけの義昭には何もできない、世を平定するのは自分であると宣言してケンを救い出す。同じく救い出された夏と無事に再会できたケンだったが、信長はケンを利用しただけなのか優しさを持つのか分からなくなっていた。
ようやく居城へ戻ったケンたちは正月を迎え、祝いの宴を任されることになった。しかし客は予定の人数を大幅に上回る二百人となり、食材はあれども器が足りないという事が発覚した。宴の責任者に命じられた秀吉は青ざめる。しかし信長はそれが義昭の差し向けた嫌がらせである事を見抜いていた。そして永禄十年の正月、義昭の放った偽の客人が大挙して岐阜城へ訪れた。そこでケンが提供したのはバイキングスタイルだった。これによって器は一人一皿で済み、当初は奇妙な宴会に異を唱えるものもいたが、信長らしい斬新な演出は秀吉（ゴリ）の意向であると森可成（宇梶剛士）が助け舟を出した。とりあえず信長の面目は保たれたものの、信長は義昭に釘を刺すため再び上洛した。そこで朝倉氏が寝返ったことを知った信長は、ケンに朝倉攻めを了承させる膳を作れと言い出すのだった。一から料理を作りなおすことになったケンは、元料理頭の井上（きたろう）に頭を下げ、諸国の名産を教えてもらうのだった。そして義昭に招かれた諸大名の中には、あの徳川家康（カンニング竹山）だった。膳に越前名物のカニと鯖が上っていることに気付いた家康は。これを食べることは朝倉を下すという信長の意志の表れであると見抜いた。それに気付いた義昭だったが、信長の圧力に逆らう事は無理と見て取り膳に手を付ける。これにて朝倉攻めが了承されたとして、信長は戦を始める事を指示するのだった。

金曜ナイトドラマ「信長のシェフ」第4話は1日よる11時15分から放送。予告動画はドラマ公式サイトで視聴出来る。



◇信長のシェフ｜テレビ朝日

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