会津に迫る戦火、次々に運ばれる負傷兵…大河ドラマ「八重の桜」第24回予告動画と前回のあらすじ-NHK

2013年06月15日09時00分ドラマ

6月16日、NHKの大河ドラマ「八重の桜」は第24回「二本松少年隊の悲劇」を放送、奥羽越同盟軍と新政府軍の戦は拡大し、ついに二本松領内が戦場となってしまう。かつて尚之助(長谷川博己)と旅し、少年たちに銃の手ほどきをした八重(綾瀬はるか)も心を痛める。会津城内では、西郷頼母(西田敏行)が更なる恭順を示すべきとの意見を出すが却下、任を解かれてしまう。そして囚われの身の覚馬(西島秀俊)は自分に出来る事をと意見書を書き始めていた。

[第23回「会津を救え」あらすじ]
八重は、三郎の死と覚馬の消息不明の哀しみに沈んでいた。その時、新政府軍は仙台藩主・伊達慶邦に会津征伐の命を下した。奥羽はそろそろ桜が咲き始めた頃、参謀の世良修蔵(小沢仁志)は桜が散る前に戦を決める意気込みで伊達に迫る。
ある日、八重はいつまでも沈み込み表へ出ないみね(長谷川京子)を長刀の稽古場に連れ出した。そろそろみねも長刀の稽古を始めるころだからと、まずはうらが覚えるべきだと八重は語った。すると、そこへ切腹した神保修理の妻・雪(芦名星)が稽古にやってきた。喪が明けないながらも気丈に振舞う雪の姿はうらにも感銘を与え、うらは八重に素振りから手ほどきを受け始めた。その瞳には、いつしか希望の光が宿っていた。
江戸では、城を明け渡す徳川慶喜(小泉孝太郎)が早朝に水戸へ発つところだった。一人見送る勝海舟(生瀬勝久)に、慶喜は自分には会津のような君臣一体となる家臣がいたのだろうかと呟いた。江戸は戦火を免れたものの、会津はどうなるのかと更に思いをめぐらせるが、慶喜はそれを押し留めて水戸へ旅立った。一方、会津へは仙台藩からの使いがやってきて、恭順を示すのであれば鳥羽伏見の戦いの首謀者三人の首が必要だと主張した。断固反対する梶原平馬(池内博之)は自分の首を新政府軍の鎮撫総督府に届ける事で済ませて欲しいと勢いづく。尚之助はそれを押し留め、このままでは奥羽全てが総督府の言いなりになってしまうとして、他の奥羽諸藩と団結して穏便に済むよう嘆願して欲しいと訴えた。仙台藩の使いもこれに納得し、米沢藩との連盟で奥羽諸藩に会津救済を嘆願するよう通達した。そして会津城では日光口と白川口に分かれ、江戸からの進軍に対する守りを固める軍議が行われていた。新撰組は既に近藤が板橋で斬首となり、土方も負傷していたために斎藤が指揮を取る事となったが、斎藤は山口三郎と名を変えていた。恭順を示しても薩長が攻め入るかもしれず、会津の不安と緊張は拭えなかった。
軍議が解散した後、土方は敵方へ恭順を伝えるために出頭したまま捕らえられた近藤を想っていた。近藤の墓を会津領内に立てると申し出た容保に感謝しつつ、土方は納める骨も無い事を嘆き、戦に向けて今は療養に専念することを斎藤に告げて去っていった。一人残された斎藤は、庭の祠に線香を手向ける女性に気付いた。時尾(貫地谷しほり)だった。鳥羽伏見で亡くなった友人の弟のためにと語る時尾に、自分にも弔いたい人がいると語り斎藤は並んで手を合わせた。
会津には、奥羽諸藩が声を掛けた結果25もの藩が会津救済のための嘆願書を書いたと伝わり、八重も他藩の思いやりに感謝した。この嘆願書を機に、軍備が旧式だった米沢の藩士たちが新式の銃の扱いを学びにやってきた。不慣れな米沢藩士たちに、尚之助と八重は心を込めて手ほどきした。うろたえながらも学ぶ意欲にあふれた米沢藩士たちに、八重も久々に賑わう角場に頬を緩ませた。

総督府には会津救済の嘆願書が届けられたものの、それを世良は破り捨てた。時を同じく、江戸に一人残った会津藩士の広沢富次郎(岡田義徳)は新政府軍に単身乗り込み、会津助命を求めて西郷との面会を求めた。しかし広沢は敢え無く捕らえられてしまう。奥羽の総督府では、世良が京へ奥羽全藩を討つべしと文を書いたことが奥羽諸藩の士に漏れてしまう。文を握りつぶした藩士たちは世良の暗殺を決意、ついにその首を討ち取ってしまう。総督府参謀が殺害された事で、奥羽と新政府軍の戦は免れない結果となった。そして五月、白河城にて戦が始まった。白河の守りに立った西郷頼母は、自藩の大砲の弾が敵陣に届かないと知らされ呆然とする。そして一方的に薩摩からの砲撃を浴び、白河城は新政府軍の手に落ちた。そしてその月には31の藩から成る奥羽越列藩同盟が結成され、会津救済を機に東北の地が軍事同盟を組む事となった。
その頃、山本家には白河の戦から戻ってきた銃が集められていた。その中には火縄銃もあり、他藩の軍備がかなり遅れている事を尚之助は指摘した。藩命を受けて新式の大砲の製作に取り組む尚之助は八重に手伝いを請うが、八重も白河からの負傷兵の手当へ向かうために多忙を極めていた。八重はかつて尚之助と旅した白河が戦場になってしまった事に心を痛めていた。
傷病兵の収容先となった日新館に到着した八重は、その惨状に息が詰まる思いだった。しかしこれも戦だと腹を据え、必死で治療に当たるのだった。
そして覚馬は、薩摩に囚われたまま悪夢にうなされていた。夢から覚めると、自分は、そして会津はどこで道を間違ったのかと激しく悔いた。すると突然、覚馬に声が聞こえた。一人でも立ち上がれという、亡くなった吉田松陰の声だった。覚馬は、自分にもまだ出来る事があると再び闘志を燃やす。しかし、会津での戦火は確実に広まっているのだった。

大河ドラマ「八重の桜」第24回は16日(日)総合・よる8時から、BSプレミアム・午後6時から放送。再放送は総合で毎週土曜日ひる1時5分から。予告動画は番組公式サイト「あらすじ」で視聴出来る。放送翌日からNHKオンデマンドでは見逃し配信を行う。

NHK「八重の桜」番組サイト
NHKオンデマンド「八重の桜」視聴ページ
18時より見逃し配信開始(視聴価格:200円)

2013年春・新ドラマ一挙紹介】>>【「八重の桜」を2倍楽しむ


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