育児に追われる中、再び刺客が…BS時代劇「酔いどれ小籐次」第3回予告動画と前回のあらすじ-NHK

2013年07月05日08時50分ドラマ

7月5日、NHK・BSプレミアムのドラマ「酔いどれ小籐次」は第3回「子育て侍」を放送、突然赤子を連れ帰ってきた赤目小籐次(竹中直人)を、長屋の人々は温かく迎え入れる。周囲の手助けでなれない子育てに奮闘する小籐次だったが、一方で須藤の妻・お英(寺島咲)が侍衆に追われておこう(鶴田真由)の元に身を寄せていた。

[第2回「剣豪の子」あらすじ]
町人として身を立てたいと願う小籐次は、竹細工をこしらえて研ぎ屋として露天を構えるもさっぱり客が引けない。たまたま隣で青物を売っていたおうづ(大後寿々花)は見かねて声を掛け、赤目に研いでもらった包丁で売り物の野菜を切って見せ、周囲に売り込みを始めた。竹細工をおまけにつけると聞いて女たちはいそいそと家の包丁を取りに帰り、たちまち小籐次の前には人山が出来る程となった。おうづは更に出入りの料理屋に小籐次を紹介し、小籐次は刺身包丁を預かり受けた。小籐次はおうづを商売の師であると大喜びし、また明日も会おうと約束して船で帰るおうづと別れた。程なくしてやくざ者がおうづに勝手に商いをするなと因縁をつけてきた。騒ぎを聞きつけて小籐次は再び戻り、おうづを助けようと男達を諌めた。
小籐次を討つように言い渡されていた須藤平八郎(上地雄輔)は小籐次の後をつけて様子を伺っていたが、丸腰で3人のならず者を相手にする小籐次を見て助太刀を申し出た。2人で男達を追い払うと、小籐次は気を良くして須藤を酒に誘った。二人で酌み交わしながらあれこれ語る中、須藤は正直に小籐次に果し合いを申し出、更に自分の刀を研いで欲しいと頼んだ。小籐次は自分を斬ることになるかもしれない刀の研ぎを快く引き受けた。刀の研ぎあがりに満足した須藤は、果し合いは3日後に行うと申し出て小籐次もそれを了承した。
翌日も研ぎ屋の店を出そうと町に出た小籐次だが、おうづの姿が見当たらない。その次の日もおうづが姿を見せない事で気になった小籐次は方々に聞き回り、おうづの家を探した。そして果し合いの日がやってきたが、小籐次は遠方にあるおうづの家まで足を伸ばした。家には病の母親がいて、3日前からおうづが帰ってこないと訴えた。江戸へ小籐次が戻ると、岡っ引きの秀次(山田純大)からおうづが無法者の萱蔵(春田純一)の女郎屋にいると知らされた。萱蔵は読み書きの出来ないおうづの母親を騙しておうづを売り渡す証文に判を押させていたのだった。小籐次は秀次らを伴い女郎屋に乗り込み、手下たちを倒して萱蔵に直談判した。萱蔵から証文を取り上げた小籐次に悪あがきで萱蔵が襲い掛かるも、それを倒しておうづを無事に救い出した。その後慌てて小籐次は果し合いの場に向かうが、既に夜となっていた。
約束の刻限を過ぎて小籐次が現れたが、須藤はそれを待っていた。人助けをして遅れたという小籐次に、須藤はこのような形でなければ良い友垣となれたであろうにと言葉を漏らす。そして果し合いの末、もし自分が倒れる事があったら懐にある書状を読んで欲しいと伝えた。小籐次は果し合いを止めるように須藤に訴えたが、須藤の固い意志を知りついに剣に手をかける。寸分の隙も無い須藤に小籐次は舌を巻くが、小籐次は須藤を斬り倒した。須藤の持つ書状を小籐次が読むと、そこには旅籠に駿太郎という息子がいること、その子を小籐次の養子にして剣術を教えて欲しいと記されていた。大慌てで旅籠に駆けつけた小籐次は、残された子がまだ赤ん坊である事を知り愕然としながらも、不器用な手で抱き上げる。
<みどころ>
過去には大河ドラマや映画などで武将役を演じた上地雄輔が、ここでは素浪人という役で一対一の殺陣を見せている。おうづ役の大後は映画「SAYURI」に11歳当時出演してハリウッドデビューを果たした事でも話題になった女優。現在は19歳となっており、その成長に驚く人もいるだろう。今後の小籐次の人生を大きく決める重要な回だ。

「酔いどれ小籐次」第3回は5日(金)よる8時から放送。ドラマ公式サイト「次回予告・あらすじ」では予告動画が配信されている。放送翌日からはNHKオンデマンドにて見逃し配信も行なわれる。

BS時代劇「酔いどれ小籐次」|NHKオンライン
NHKオンデマンド 酔いどれ小籐次

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