7月21日、NHKの大河ドラマ「八重の桜」は第29回「鶴ヶ城開城」を放送、会津が篭城を始めて一月が過ぎ、八重（綾瀬はるか）は補給路確保のために相変わらず最前線に立っていた。しかし日々の砲撃により城は無残に崩れ、同じように会津藩士たちも追い詰められ松平容保（綾野剛）はついに降伏を決意する。開城を伝える使者が新政府軍へ向かう間も戦いは続き、権八（松重豊）が敵弾を受けてしまう。

[第28回「自慢の娘」あらすじ]
武器も食糧も会津城内で徐々に枯渇が見え初めて来た頃、八重は秋月悌次郎（北村有起哉）から西郷頼母（西田敏行）が城を追われる事を聞かされる。城を捨てるのかと言い募る八重を頼母は一喝し、臆病者とそしられようと曲げられない道があるといい、妻の辞世の句を呟いた。降伏など出来ないと主張する八重に、秋月はこの状況で降伏を主張する頼母こそが誰よりも厳しい判断をしているのだと言い聞かせる。この後、頼母は箱館戦争に身を投じていく…
城には帰還を試みた竹槍部隊の女たちが到着し一同は喜びに沸くが、八重は竹子（黒木メイサ）や雪（芦名星）の死を知り無念を憶える。城内の女たちが食糧の支度などに追われている時、敵の砲弾がすぐ側に着弾する。八重は咄嗟に濡れた布団で弾を包み、爆発を防いだ。その様子を偶然見た容保は八重を呼び、どうやって爆発を防いだのか説明を求めた。爆弾の仕組みを説明した八重は、続けて過去に容保と対面していたこと、城中の女子どもにも鉛を集めて弾作りをさせたい事などを訴えた。
それを受け、八重は城下の女たちに弾作りを教えた。その姿を遠くで見つめる権八は、今まで一度も八重が砲術を学んだ事を褒めた事が無かったと気付く。そして八重が砲術を学んだことは間違いで無かった、八重は自慢の娘であると佐久（風吹ジュン）にぽつぽつと語るのだった。
戦況は刻々と悪化し、城の背後にある小田山を奪われるかどうかが焦点となっていた。そのための出陣の軍を佐川官兵衛（中村獅童）が任され、前夜に容保から出陣の酒を振舞われる。翌日、寝過ごした佐川は出撃の時機を逸して不利な戦況を招いてしまう。
一方、京では大垣屋清八（松方弘樹）が必死の思いで覚馬（西島秀俊）の嘆願書を岩倉具視（小堺一機）に届ける。目を通した岩倉はその優れた内容に感嘆し覚馬に面会を申し出る。病床の覚馬は岩倉にすがりつき会津との停戦を訴えるが、岩倉から会津のみが最後まで抵抗していると聞かされ愕然とする。
そして城では降り注ぐ砲弾の中、八重に教わったとおりに山川大蔵（玉山鉄二）の妻・登勢（白羽ゆり）が濡れ布団を砲弾に被せた。一瞬の間が空き爆発を防いだと思ったその時、弾は爆発し登勢は倒れる。八重が抱きかかえた登勢は事切れており、見上げる空には無残に崩れる天守閣がかろうじて立っていた…。

大河ドラマ「八重の桜」第29回は21日（日）総合・よる8時から、BSプレミアム・午後6時から放送。再放送は総合で毎週土曜日ひる1時5分から。予告動画は番組公式サイト「あらすじ」で視聴出来る。最新特報動画は公式サイト「スペシャル」にて配信中。放送翌日からNHKオンデマンドでは見逃し配信を行う。

◇NHK「八重の桜」番組サイト
　
◇NHKオンデマンド「八重の桜」視聴ページ
18時より見逃し配信開始（視聴価格：200円）

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