小籐次が賞金首に!新たな敵の登場に潜む人間関係…BS時代劇「酔いどれ小籐次」第7回予告動画と前回のあらすじ-NHK

2013年08月02日16時40分映画

8月2日、NHK・BSプレミアムのドラマ「酔いどれ小籐次」は第7回「勝者の方程式」を放送、赤目小籐次(竹中直人)の首に千両の賞金を掛けたものがおり、小籐次の周辺はにわかに物騒になる。賞金を出したのは髪問屋の高田屋甚左衛門(佐野史郎)。旗本に生まれながら久慈屋昌右衛門(津川雅彦)に奉公し、昌右衛門を商いの父としていた男だったが、ある問題から久慈屋を出入り禁止となっていた。高田屋の悪意や蛮行に小籐次は立ち向かっていく。

[第6回「十三人の刺客」あらすじ]
おりょうは、果し合いの日まで囚われの身となっていた。田尻藤次郎(本田博太郎)はおりょうに非礼を詫び、自分と能見の関係を語って聞かせた。おりょうは赤目が必死に子育てをしていると訴えたが、その子の親を刺客として放ったのは田尻であると知り愕然とする。田尻は二日後の果し合いで全て方がつくと言い、立ち去る。
一方、小籐次は水野監物(大浦龍宇一)に命がけでおりょうを取り返すと面会の席で告げる。そんな小籐次に、水野は名刀を授けるのだった。小籐次は更に久慈屋昌右衛門に田尻からもらった金を渡して助太刀を集めてもらうよう頼む。
夜、おりょうは田尻から聞いた能見の身の上を持ち出し、能見と語り合った。小籐次は駿太郎との日々を噛み締めるように過ごしていた。果し合いの前日、小籐次は駿太郎を連れて万八楼で昼食を摂った。帰り道、小籐次は田尻と出会う。雨の降る中、小籐次は駿太郎を先に長屋に帰し身構える。田尻はおもむろに駿太郎が実の父を斬ったのが小籐次だと知ったらどうするかと尋ねてきた。そして、実は能見の実の父親を斬ったのは自分であった事を打ち明ける。かつて乱心した能見の実父を斬った田尻と、共に危機にあった両親から駿太郎を預かった自分は違うと小籐次は言い張る。田尻は、小籐次が須藤の子を引き取ったと聞いた時に不思議な縁を感じたと呟きながら、果し合いは翌日であると念を押して去っていった。
田尻はその夜、能見に父親を斬ったのは自分であると打ち明けた。能見はその事実を知っていた。一度は田尻を斬ろうと思ったが出来なかったと語る能見に、田尻は熱い涙を流す。そして二人は固く手を取るのだった。
果し合い当日、小籐次は昌右衛門の元へ出向き、用意した助太刀は不要であると告げた。用心棒にも妻や子がおり、果し合いに巻き込む事で駿太郎と同じ境遇の子を作ってはならないという小籐次の決意は強かった。強固な意志を見て取った昌右衛門はその旨承知し、代わりに小籐次に一振りの剣を渡した。それはかつて須藤が所有し、小籐次も研いだ事のある刀だった。この刀があれば万人力と意気込んだ小籐次は、かくて果し合いに一人で向かう。
決闘の刻限、田尻たちは単身で現れた小籐次に驚く。小籐次は全て峰打ちで勝負すると宣言、その通りに斬りかかる相手を次々に打ちのめしていく。そして能見も負傷し田尻のみが残る。田尻は真剣勝負を申し出、小籐次もそれに応じた。刃一閃――田尻は倒れる。そこへ牛津藩家老の水町蔵人(小野寺昭)が現れ、能見や助太刀の藩士たちへ郷里に戻って傷を治すよう沙汰を出す。そしてこれが田尻の遺志である事も告げ、水町は小籐次に詫びるのだった。早朝、果し合いを終えて戻る小籐次を駿太郎が待ち構えていた。不器用な手で作った駿太郎の握り飯を見て、小籐次は感涙に咽びながら飯を頬張るのだった。
翌日水野にあいさつに行った小籐次は、おりょうが再び仕えることになったと知らされる。破談になったものの、元々気が進まなかったおりょうの顔は晴れ晴れとしていた。そして再びおりょうと会える日々が戻った事に小籐次も顔をほころばせるのだった。

「酔いどれ小籐次」第7回は2日(金)よる8時から放送。ドラマ公式サイト「次回予告・あらすじ」では予告動画が配信されている。放送翌日からはNHKオンデマンドにて見逃し配信も行なわれる。

BS時代劇「酔いどれ小籐次」|NHKオンライン
NHKオンデマンド 酔いどれ小籐次

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