“ムスリ”トンイの宮中逃走劇!粛宗との再会は…「トンイ」第28話あらすじと見どころ、予告動画-NHK

下働きの雑用係(ムスリ)として宮廷に入り込んだトンイは、隙を見て粛宗(スクチョン)に会いに行こうとするが、あと少しのところで護衛の武官に止められてしまう…門の向こう側に粛宗の姿を見つけたトンイは声をあげて呼び掛けるが、ある言葉がトンイの声をかき消した!「トンイ」第28話は、NHKBSプレミアムでは8月17日(土)朝8時30分から、NHK地上波では8月18日(日)夜11時から放送、予告動画は番組公式サイトで公開中。見逃した回のある方は、【「トンイ」を2倍楽しむ】に全話のあらすじと見どころがあるので参考にどうぞ。
オクチョン(禧嬪)は、粛宗の心と信頼を取り戻すために、親蚕禮(チンジャムレ)の宴席で、自ら毒を盛ったお茶を飲み危篤状態に陥る。
これは、命を賭けたオクチョンの一世一代の大芝居!“オクチョン暗殺計画”が、前王妃の一派による仕業と思わせる、オクチョン自らが仕組んだ狂言だ。兄のチャン・ヒジェでさえ、あまりに無謀な作戦だ、と止めたが、オクチョンはこの無謀な計画を実行した。
なんとか予定通りに意識を取り戻した彼女を見舞いに来た粛宗を見つめ、「そんなに心配してくださるならずっと目覚めずにいたかった…」というオクチョン。そんな彼女が恐ろしくもあり哀れでもある。
トンイの「チョナ~(殿下)」の声をかき消したのは、オクチョンの意識が戻ったという知らせだったのだ。
結局あと一歩のところで粛宗と再会することが叶わなかったトンイだが、そんなことでめげる“豊山(プンサン)”ではない。翌日から、またムスリとして宮廷に入ったトンイは、洗濯を担当する部署で下働きをする。そんなある日、オクチョンの服から“緑豆の皮”を見つける。と、そこで、監察府による部屋の調査があると知り、今度はそちらに潜り込み、チョン尚宮に自分が宮廷にいると言う暗号を残す。しかし、残念ながらこれはユン尚宮によってその機会を逃してしまう。だがジョンイムがその暗号を見つけ、トンイはチョン尚宮とジョンイムに会うことができる。ハラハラドキドキのこの場面をお見逃しなく。
チョン尚宮とジョンイムにやっと会えたトンイは、二人にこれまでのいきさつを打ち明け、チョン尚宮は粛宗にこれを伝えようとする。しかしその直前、チョン尚宮は、ジョンイムと共に西人派と一緒に“禧嬪の殺害”を計画したという容疑で逮捕されてしまう。その容疑は廃妃(前王妃)にまで及ぶ。
そんな時、いまだトンイをあきらめきれないオ・ホヤンが、宮廷でトンイを見かけたとオ・ユンに報告。それをチャン・ヒジェに聞かれてしまい、ヒジェは兵を総動員しトンイを捜そうとする。さあ、ここからはトンイと大勢の兵たちとの追いかけっこだ。小娘一人に四苦八苦する兵たちの間抜けぶり、トンイのみごとな逃走劇は前半の見どころだ。結局トンイは間一髪で宮廷を抜け出すことに成功する。
まさか宮廷でそんな逃走劇を展開していたとは知らなかった粛宗は、やりきれない思いで、その夜お忍びで市中に繰り出した。足は自然と、トンイと飲んだあの酒場に向かっていた。そこで粛宗は切ないヘグムの音色を耳にする。そして…。
さて、トンイを紹介する史実はとても少ないとされているが、その中で彼女の身分を紹介する数少ない記述に“ムスリ”という言葉がある。これは宮中で、女官の世話や水汲み、掃除、などの下働きをする、女性の奴婢の中でももっと下位の者をさす言葉だ。ドラマ「張禧嬪」では、ムスリとして登場するトンイが、ドラマ「トンイ」では、掌楽院(チャンアゴン)の奴婢⇒監察宮女として活躍している。ここでムスリに変装させるとは、さすが、歴史ドラマの大家、イ・ビョンフン監督らしい配慮だ。
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【作品詳細】【「トンイ」を2倍楽しむ】