狭まる式部の包囲網をかい潜り、反撃の諜報!BS時代劇「雲霧仁左衛門」第2回予告動画と前回のあらすじ-NHK

2013年10月11日13時00分ドラマ

10月11日、NHK・BSプレミアムのドラマ「雲霧仁左衛門」は第2回「子分の破門」を放送、安部式部(國村隼)は雲霧仁左衛門(中井貴一)を捕らえるべく、雲霧一党を破門された者たちに次々に近づきその正体に迫ろうとしていた。そこで仁左衛門たちは、式部が赴任して以来閑職に就かされてくすぶっていた岡田甚之助(甲本雅裕)に近づく。火付盗賊改方の取り締まりが厳しくなる中、雲霧一党の六之助(柄本祐)は掟を破って自らをつけてきた密偵を殺害してしまう。

[第1回「大盗賊の首領」あらすじ]
ある日、大店の呉服問屋・武蔵屋に花嫁行列が到着する。美しい花嫁・お千代を迎えて若旦那は有頂天になり、祝言を機に自分が後を継いで金蔵の鍵も全て預かったと告げる。祝いの宴が盛り上がる中、不思議なことに全ての客、そして若旦那までもが酔い潰れて眠りこけてしまう。酒には薬が仕込まれていたのだ。昏倒した若旦那からお千代が鍵を取り上げると、屋敷内からおもむろにその仲間たちが次々と現れる。そして仏壇の裏にある隠し蔵から大金を奪って一味は逃げていった。
翌日、金と共にお千代は消えており、後には悲嘆に暮れた若旦那と空の蔵が残された。駆けつけた奉行所は若旦那がお千代を見初めたのは2年前と知り、これが2年も掛けて仕込まれた盗みの手口だったと気付く。仕掛けたのは雲霧一党、そして今回花嫁になったのは「七化けのお千代」として知られる雲霧一党の女だったのだ。
その頃お千代は川を下り、ある屋敷に消えていく。そこは仁左衛門がいた。彼こそが雲霧一党の首領だったのだ。仁左衛門はお千代を労わったが、お千代は17年前の幼い頃に仁左衛門に拾われて以来仁左衛門の元で働く事を幸せだと感謝の言葉を述べていた。一方、奉行所はかつて雲霧一党に属していたという留次郎なる男を味方に引き入れていたが、留次郎すら仁左衛門の顔を見た事がなかったという。

雲霧一党を掴むことが出来ずに苛立つ火付盗賊改方に、安部式部という男が赴任してきた。雲霧一党は早くもその情報を仕入れ、仁左衛門は式部が赴任する道に刀の露店を出してその様子を観察した。新しい長官として火付盗賊改方に顔出しをした式部は、雲霧一党を捕まえるためならば間者を雇うのも厭わず、そのための資金は自らの私財を投げ打つと言って配下の侍たちに喝を入れた。そしてかつてスリをしていた茶屋のお京(京野ことみ)という女が雲霧一党の密偵として仲間に引き入れられた。

次に雲霧一党が狙いを定めたのは高利貸しの竹村源道だった。しかしそこにはかつて雲霧一党にいた草間の勘蔵という男が既に出入りしていた。竹村屋の番頭の女房が亡くなったのも血を見るのが好きな勘蔵の仕業だと見て取った。勘蔵が竹村屋を襲うのは明日だと見込みをつけた雲霧一党は、それを阻止すると共に竹村屋の金も奪ってしまおうと計画を立てる。そして勘蔵たちが押し込む当日、雲霧一党は竹村屋の周辺の雰囲気が妙であると勘付く。注意深く見守っていると、押し込みを掛けようとした勘蔵を捕まえるために火付盗賊改方が現れたのだった。通報したのは勘蔵をたぶらかしていたお京だった。
竹村に入り込んだ盗賊一味たちと奉行所が争う中、勘蔵たち一味は次々と捕まえられていく。その騒動を縫って、雲霧一党のものが素早く蔵の合鍵を作り出していた…。翌朝、奉行所には勘蔵を仕留めたことでお京が褒美の言葉を式部に掛けられていたが、お京は勘蔵が雲霧一党でなかった事を詫びた。そこへ知らせが舞い込み、竹村へ賊が入り、蔵の金を一切合財盗んでいったという。死人怪我人は一人もおらず、捕物の裏で行われた鮮やかな手口に式部は呆然とするしか無かった。

「雲霧仁左衛門」第2回は11日(金)、NHK・BSプレミアムでよる8時から放送。予告動画はドラマ公式サイト内「次回予告」で視聴出来る。


雲霧仁左衛門|NHK BS時代劇

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