【最終回】看護婦の道を選んだ八重の叙勲、そして会津を振り返ると…大河ドラマ「八重の桜」第50回予告動画と前回のあらすじ-NHK

2013年12月15日12時00分ドラマ

12月15日、NHKの大河ドラマ「八重の桜」は第50回「いつの日も花は咲く」を放送、広島陸軍予備病院で日清戦争の負傷兵たちを救うために看護の日々を送っていた。感染病にも屈する事無く働き続けた八重の功績は高く評価され、皇族以外の女性では初となる宝冠章受賞に至る。その知らせは多くの同郷人たちを勇気付け喜ばせるものだったが、八重は戦の事を思うと晴れやかな気持ちにはなれなかった。そして久々に訪れた会津の地で、思いがけない再会が八重を待ち受ける。

[第49回「再び戦を学ばず」あらすじ]
新島を失った同志社は、清国との戦争の足音や教育勅語の影響もあり次年度の入学希望者が極端に減るという状況に陥っていた。一方、篤志看護婦の学校では八重は後進の指導にあたっていた。覚馬は体調を崩しながらも、新島の代わりに同志社を仕切っていた。そんなある日、山本家を山川健次郎(勝地涼)が訪れた。健次郎は呼吸器を患った浩(玉山鉄二)の代わりに、幕末の江戸で会津がどういった状況だったのかを聞き取りにきたのだった。浩は川崎尚之助が執筆途中で他界した会津戦記を完成させることに心血を注いでいた。
健次郎に請われた覚馬は、当時の事を語りだした。会津の勤皇の志に厚く感じ入る健次郎と八重だったが、覚馬は薩長にも勤皇の志はあったと語り始め、戦は避けられたはずだと訴えた。その言葉は、松平容保以下、戦を決めた会津の先人たちを侮辱することだといって健次郎は反発する。しかし会津も間違っていたのだと指摘する覚馬の言葉は、八重や健次郎には到底受け入れることの出来ないものだった。一方で、覚馬の先見の明が揺ぎ無いものであるという信頼も二人にはあり、その思いは複雑だった。
やがて同志社英学校は卒業式を迎え、総長の言葉として覚馬は聖書の一節を取り上げ、強く不戦の意志を訴えた。その年を以って覚馬は総長の座を離れ、その後はみるみる衰弱し、65歳でこの世を去った。その覚馬の訃報は多くの人に哀しみをもたらすが、その中に松平容保があった。山川兄弟から知らせを受けた容保は、おもむろに孝明天皇の御宸翰(ごしんかん)を取り出した。これさえあれば会津が逆賊ではないという証明が出来たのに何故隠し持っていたのだと投げかける浩だったが、容保は御宸翰が再び戦の火種になることを恐れたためだと説明する。健次郎は意を決して会津にも非はあったとする覚馬の言葉を容保に告げると、自分は武士の道理を優先するあまりに会津を失ったと反省の弁を漏らす。そして御宸翰をいつの日か世に出して欲しいと山川兄弟に託し、程なくして容保もこの世を去った。新聞で容保の訃報を聞いた八重は涙に暮れるが、亡くなったものたちはいつも側で支えてくれるという新島の声が聞こえた気がした。
その頃日本では朝鮮半島で起きた甲午農民戦争をきっかけに介入してきた清国に対抗すべく戦争を決め、つに日清戦争勃発となる。八重はすぐさま大山巌(反町隆史)に面会し、赤十字の看護婦派遣を要請する。敵味方区別無く助けるべきだという理念の赤十字に反発する声も多かったが、大山はこれを支持し八重に従軍看護婦の指揮を一任するのだった。

大河ドラマ「八重の桜」第50回は15日(日)総合・よる8時から、BSプレミアム・午後6時から放送。再放送は総合で毎週土曜日ひる1時5分から。予告動画は番組公式サイト「あらすじ」で視聴出来る。放送翌日からNHKオンデマンドでは見逃し配信を行う。

NHK「八重の桜」番組サイト
NHKオンデマンド「八重の桜」視聴ページ
18時より見逃し配信開始(視聴価格:200円)

2013年秋・新ドラマ一挙紹介】>>【「八重の桜」を2倍楽しむ



★綾瀬はるか の関連商品を探す★  ★八重の桜 の関連商品を探す★