17日「おやじの背中」は、“僕シリーズ”脚本家が父・國村隼の再婚と娘・尾野真千子の離婚を描く!あらすじと予告動画

2014年08月16日21時00分ドラマ

毎回しみじみとさせられるTBS系ドラマ「日曜劇場 おやじの背中」、明日17日(日)は父の再婚と娘の離婚を國村隼と尾野真千子主演で贈る!脚本は“僕シリーズ”の橋部敦子、予告動画は番組公式サイトで視聴できる。

前回「ドブコ」は、悪役専門役者の 父・正 (遠藤憲一)と、かつて父が演じたどぶねずみという役名からドブコなんて迷惑なあだ名をつけられた娘で女性警察官・三冬 (堀北真希)のほのぼのとした物語だった。本作ではこれまで特異な関係の父子関係が多かった中、悪役専門ながらおせっかいな父を少々疎ましく思う娘と、そんな娘が目の中に入れても痛くないほどかわいいが、娘との距離の取り方に戸惑う父。そんなどこにでも居そうな父娘の話だった。婦人警官姿の堀北も美しかったが、父親役のエンケンこと遠藤憲一のかわいさが際立った。これまで数々の刑事役を演じた遠藤が、本作では堀北に警官役を譲り、ヤクザからオオアリクイXまで扮して、TBS「家族狩り」とは全く違う魅力をみせてくれた。
三冬が幼なじみで同じ警察官の勝 (溝端淳平) から、婚約者が嫌がるからと、突然 「友人関係」 を解消し、結婚式にも来ないでくれと宣告され、落ち込んだ。そんな中、正が倒れたことで、斬られ役だった父にも等しく死が来ることを実感。勝から父が「一度だけ人をきったことがある」と語ったと聞き、三冬は、それが小学生の頃楽しみにしていた一緒に入るお風呂を突然拒絶されたことだと気が付き、自分は大好きな人からいつも突然“斬られる”と悲しんだ。正は、あの時、いつか成長した娘から拒絶されるのが怖くて先手を打っただけと話した。
三冬は勝に果たし状を出し、チャンバラで気持ちの整理をつけようとした。二人で勝負しながら改めて友情を感じた二人。勝はきちんと婚約者に話をして誤解を解き、2人は親友を続け結婚式にも出席するという展開。
最後は、正が花嫁の父として教会のバージンロードを娘と歩いた…が、これは撮影。斬られ役だった正に花嫁の父役が回って来たのだった。
特別奇をてらったストーリー展開はなかったが、一つ一つのセリフが胸に沁みる温かい物語だった。“斬られる”と言う言葉を“拒絶される”と言う意味で使ったドラマ前半から、最後では「人は今の幸せを続けたくて誰かを切ってしまうことがある。だとすれば“斬られる”とは誰かの思いを受け止めることなんだ。そして今度は逃げずに斬られてやるからな」という父が娘に語った言葉が胸に沁みた。

明日放送の第6話「父の再婚、娘の離婚」の脚本は、「僕の生きる道」「僕と彼女と彼女の生きる道」「僕の歩く道」の『僕シリーズ』3部作を手掛けた橋部敦子。父は今度も強面だが優しい父親役もお似合いの國村隼と、前クールのフジ月9で主人公を担当した尾野真千子。

■第6話「父の再婚、娘の離婚」
4年まえに妻を病気で亡くし、再就職先も退職した吉崎典久 (國村隼) は、余生を共に過ごすための伴侶を探すべく婚活中。いっぽう一人娘・杉本七海 (尾野真千子) は俳優業の 大悟 (桐谷健太)。しかし、大悟はバイト暮らしで家計は信用金庫に勤める七海が支えていた。七海と大悟がうまくいっていないことを察した典久は、七海に問い詰めるがはぐらかされてしまう。それでも諦めずに娘の生活を心配する典久。やがて二人は激しい言い争いを始める。
しばらく後、七海は病院で典久がパーティで知り合った女性・岡宮芳子 (中田喜子) と一緒にいるところを目撃。しかも二人で温泉に行く計画をしており、その行き先が、生前母が行きたがっていた温泉旅館だと知った七海は…。

今回は、父と娘がそれぞれ再婚と離婚という岐路に立つ。親の再婚に関してはいくつになっても子供は複雑な思いを抱く。果たして不器用な父娘が選ぶ結末とは?「おやじの背中」第6話は、17日(日)夜9時からのTBS日曜劇場にて放送。予告動画は番組公式サイトで視聴できる。

■シリーズ脚本家、出演者紹介
・第1話「圭さんと瞳子さん」
 脚本:岡田惠和、出演:田村正和&松たか子、演出:山室大輔
・第2話「ウェディングマッチ」
 脚本:坂元裕二、出演:役所広司&満島ひかり、演出:鶴橋康夫
・第3話「なごり雪」
 脚本:倉本聰、出演:西田敏行、演出:石橋冠
・第4話「母の秘密」
 脚本:鎌田敏夫、出演:渡瀬恒彦&中村勘九郎、演出:山室大輔
・第5話「ドブコ」
 脚本:木皿泉、出演:遠藤憲一&堀北真希、演出:北川雅一
・第6話「父の再婚、娘の離婚」
 脚本:橋部敦子、出演:國村隼&尾野真千子、演出:竹園元

TBS日曜劇場「おやじの背中」番組公式サイト




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