ティムコ、デング熱から身を守る防虫素材「スコーロン」の実証動画を公開

2014年09月04日14時20分商品・CM

ティムコは、同社が展開するアウトドアブランド「Foxfire(フォックスファイヤー)」で、蚊が媒介するデング熱などの感染症予防として防虫素材「スコーロン」を採用したアウトドアクロージング(ウエア)を6年前から展開しているが、その実証動画を公開した。
同ブランドは、1982年の誕生以来、日本のフライフィッシングブランドのパイオニアとして、トレッキングやネイチャーフォトなど幅広いラインアップをそろえるアウトドアブランドへと発展。
テーマは「クワイエットスポーツ」で、「自然への挑戦」や「自然の征服」という激しさとは異なり、「自然との融和」、「自然との共生」を信念に持っている。
スコーロンは、防虫剤を手掛けるアース製薬と大手繊維商社の帝人が共同開発したもので、「防虫」、「UVカット」、「吸汗速乾」を兼ね備えた高機能素材として、フライフィッシングやキャンプといったアウトドアアクティビティや蚊が媒介する感染症予防として海外旅行にも活躍している。
展開アイテムは様々で、帽子、シャツ、カットソー、Tシャツ、パンツ、クローブ、アームカバー、レッグカバーなど多岐にわたり、その展開数は年々増え続けている。

動画「スコーロン吸血試験」は、グローブとアームカバーを着用した両腕を、蚊を放したケースの中に入れる試験。片方は­、防虫繊維のスコーロンで、左右の違いを検証した。
その結果、スコーロン加工なしのほうは蚊が1度止まると動かず吸血し続けるものの、スコーロン加工ありのほうは蚊が止まっても薬剤を感知して移動していった。動画では、蚊の吸血度合いの違いも見ることができる。
なお、近年、国内でも死亡例が発生して話題になっているSFTS(重症熱性血小板減少症候群)など感染症を媒介するマダニに対しての防虫実験も実施しており、スコーロン加工生地上のマダニがノックダウン状態という結果を得ているという。

YouTube「スコーロン吸血試験」
ティコム「Foxfireスコーロン特集サイト」