仇討ちの仕切りをすることになった吉原會所！追われる与五郎（豊原功補）を人ごとと思えない幹次郎（小出恵介）は助太刀を申し出る！当日与五郎のところへ行くつもりだったが吉原にスリ集団が現れ幹次郎はどちらへ行くべきか悩むのだが…NHK「吉原裏同心」第11話は11日（木）夜8時放送、予告動画は番組公式サイトで公開。

吉原會所の男衆、最近ではすっかり幹次郎のいいケンカ相手（？）となった仙右衛門が粋で鯔背でかっこいい。演じる山内圭哉とは吉本所属の俳優であり、ミュージシャンであり、芸人でもある多彩な人物だ。テレビドラマ、映画といろいろな作品に出ているが、主に舞台で活躍している山内。1992年から99年まで故中島らも主催の劇団リリパットアーミーの看板俳優として活躍した。2001年からは劇団Piperに加入している。
1993年から「the Jazz Monks」、2005年からは「hate77」のメンバーとしてミュージシャン活動もしている。
「吉原裏同心」ではかつらを被っているのでわからないが、素の山内は弁髪！

そんな山内圭哉の最新舞台が9月26日から10月19日まで下北沢本多劇場にて上演される。作・演出ケラリーノ・サンドロヴィッチ、ナイロン100℃の舞台「社長吸血記」。三宅弘城、大倉孝二、みのすけら主力劇団員に加え、鈴木杏、岩崎う大、山内圭哉も参加する。
ナイロン100℃『社長吸血記』CM映像

■前回のあらすじ
遊女・小春（馬渕英俚可）が日本橋の乾物屋の手代・功太と心中事件を起こした。幹次郎（小出）がかけつけると、小春はまだ虫の息で最後に「文吉…」と言って息を引き取った。文吉（内野謙太）とは小春の弟で、もうじき所帯を持つことになったという。小春は弟のためにお金をためていたのだが…、客と心中したうえに50両の金をだまし取ったと疑いをかけられてしまった。一方、弟の文吉は飾り職人なのだが仕事は失敗ばかり…それなのに姉に「大きい仕事を任されて、親方の娘と結婚する」とウソの手紙を送っていた。幹次郎は、弟思いの小春が本当に心中を起こしたのかと疑問を抱いた。
そんな中、四郎兵衛（近藤正臣）が幹次郎と汀女（貫地谷しほり）に、會所の仙右衛門（山内圭哉）と相庵先生（林隆三）の助手・お芳（平田薫）の仲を取り持って欲しいと頼みに来る。どうやらお互い好いているらしいのだが、シャイな仙右衛門がいま一歩、先に進めない。

小春と功太の心中事件の調べは進み、功太が務めていた店の番頭が相場でしくじった金を埋め合わせするため、小春と功太を心中に見せかけ殺害。さらに功太店の金50両を盗んだと罪をかぶせたのだった。番頭から10両で、2人の殺害を請け負ったのは、小春の店の男衆。2人の悪事を裁き、今回の事件は無事解決となった。

実は生前、小春は文吉のウソを全て知っていた。知った上で文吉のことを影ながら支えていたのだった。そのことを知った文吉は、本気で仕事に取り組むことを決意した。

一方、仙右衛門は小春が死ぬ間際、一番大切な人の名を呼んだことを聞き、「生きているオレがおめえのことを大切に思ってると言えないなんて情けねえ」と、お芳にプロポーズ！　無事、2人は夫婦になった。

吉原の花魁・薄墨太夫（野々すみ花）にはいくつもの好条件での身請け話が持ち上がっているのだが、薄墨太夫はすべて断っていた。心配した四郎兵衛が話を聴きに行くと「四郎兵衛様だけには私の本当の気持ちをお伝えします…」と言ったのだが…。

■第11話「かたき討ち」あらすじ
与五郎（豊原功補）への仇討ちを仕切ることになった吉原會所。溝呂木忠也（佐野和真）は父・六兵衛（村野武範）を殺された仇討ちで与五郎を探し、やっとこの吉原で見つけたのだった。追われる身の与五郎を人ごとと思えない幹次郎（小出）は、与五郎の助太刀に名乗り出るのだが…。

「吉原裏同心」（全12話）、第11話「かたき討ち」は9月11日（木）午後8時より、NHK総合にて放送！再放送は【総合】17日（火深夜）25時25分から26時08分、【BSプレミアム】9月18日（木）午後0時00分から0時43分にて。予告動画は番組公式サイトで視聴できる。

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◇NHK木曜時代劇「吉原裏同心」番組公式サイト