金ロ、地上派初『猿の惑星 創世記ジェネシス』人間と猿の共存はできるのか?!あらすじと予告動画

2014年09月18日20時30分映画

9月19日より公開『猿の惑星 新世紀ライジング』の前章となる『猿の惑星 創世記 ジェネシス』が映画公開初日の19日(金)日本テレビにて地上派初放送!科学者ウィル(ジェームズ・フランコ)と高度な知能を持って生まれた猿シーザー(アンディ・サーキス)との友情、そして人間と猿との争い…予告動画は番組公式サイトで公開。

1968年に公開された『猿の惑星』、ハリウッドの名優チャールトン・ヘストン主演で世界的に大ヒットした。宇宙飛行士テイラー(チャールトン・ヘストン)らが不時着した惑星は、人間ではなく猿が支配する世界だった。その世界では猿を頂点としたヒエラルキーが存在しており、人間は奴隷のように扱われていた。猿に捕らえられたテイラーは、必死の思いで脱出し、この惑星の真実を知ることとなる…。
この映画公開当時、猿が人間を支配するという設定に世界は驚愕した。その後『猿の惑星』シリーズは5作作られることになる。
2001年にティム・バートン監督によって『PLANET OF THE APES/猿の惑星』が公開された。これは、68年に公開されたシリーズ第1弾をリ・イマジネーション(再創造)した作品とされている。(ティム・バートンによると、リメイクではない、とのこと)。残念ながらこの作品の評判はあまりよくなく、第22回ゴールデンラズベリー賞において最低リメイク賞、最低助演男優賞、最低助演女優賞を受賞してしまった。

それから10年後、新たなる『猿の惑星』が制作された。それが19日、地上派初登場『猿の惑星 創世記ジェネシス』(2011)、完全オリジナルストーリーとなっている。本作で高度な知能を持った猿・シーザーを演じるのは、俳優でありモーションアクターのアンディ・サーキス。モーションキャプチャーにこの人あり! と言わせるほど数々の名作でモーションアクターをこなしている。

モーションキャプチャーとは、現実の人物や物体の動きをデジタル的に記録する技術で、全身に光学式、機械式、磁気式等のセンサーをつけ、身につけた人の動きをデジタルで記録する。その動きにデジタル映像を合わせることで、今までのような不自然な特殊メイクなどではなく、より人間らしい動きを活かしたキャラクターを演じることができるようになった。
過去に、アンディ・サーキスが演じたモーションキャプチャーは『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズ『ホビット』シリーズのゴラム、2005年に公開されたピーター・ジャクソン監督の『キングコング』のキングコング、そして今夏公開されたハリウッド版『GODZILLA』ではゴジラを演じている。

■あらすじ
父・チャールズ(ジョン・リスゴー)が犯されたアルツハイマー病の新薬を研究していたウィル(ジェームズ・フランコ)、ある日彼が開発中の新薬を与えた猿が、驚異的な知能の発達を見せた。さらなる研究を続けようとしていたのだが、実験台になった猿が暴れ、ウィルの実験は中止に追い込まれてしまった。しかしウィルは、暴れて射殺された猿が密かに産んでいた子ザルを自宅に連れて帰り、自らの手で育てることにした。
3年後、シーザーと名づけられたその猿(アンディ・サーキス)は、母から受け継いだ高度な知能をより発達させた。ウィルは密かに研究を続け、父・チャールズに新薬を投与すると劇的な回復を見せたのだが…その後、チャールズの病状は再び悪化し、ウィルの留守中に隣人とトラブルを起こしてしまった。そんなチャールズを助けようと、猿のシーザーは隣人にケガを負わせてしまった。
シーザーは霊長類保護施設に入れられてしまったのだが…。

見どころは、なんといってもモーションキャプチャーで制作された猿、特殊メイクではないので、まるで人間のように表情豊かに描かれている。まるで人間? というか本物の猿を使っているのではないか、と思うほど。ハリウッドの最新技術の素晴らしさを、改めて痛感させられる作品でもある。

9月19日から公開される映画『猿の惑星 新世紀ライジング』は、その後のシーザーが主人公。シーザーと進化した猿たちと人類が、支配権を巡って争いが起きる…という物語。『新世紀ライジング』をご覧になるまえに、ぜひ、その前章となる『創世記ジェネシス』をご覧いただきたい。シーザーがなぜ産まれたか、そしてなぜ人間と争うようになったか、『創世記ジェネシス』にその原点が描かれている。

『猿の惑星 創世記ジェネシス』は9月19日、日本テレビ金曜ロードSHOW!にて放送。監督はルパート・ワイアット、主演はジェームズ・フランコ、フリーダ・ピントー、ジョン・リスゴー、アンディ・サーキスほか。予告動画は番組公式サイトで視聴できる。

日本テレビ「金曜ロードSHOW!」番組公式サイト
映画『猿の惑星 新世紀ライジング』公式サイト