同じ研究室から更に2遺体発見!?綾野剛×武井咲主演28日「すべてがFになる」第2話あらすじと予告動画

2014年10月27日21時00分ドラマ

綾野剛×武井咲主演、ウルトラ理数系ミステリードラマ「すべてがFになる」第2話が28日(火)夜9時よりフジテレビにて放送!同じ研究室から4名も殺害されてしまった!犯人は誰?何のために?犀川(綾野)と萌絵(武井)はすべてを理解してしまった!キーワードは「shika」第2話予告動画は番組公式サイトで公開。

森博嗣の大人気ミステリーS&Mシリーズがついに実写化された。ドラマタイトルは「すべてがFになる」だが、S&Mシリーズ1冊につきドラマでは前半、後半と2回に分けて放送する。第1回目は『冷たい密室と博士たち』(講談社文庫)。初回視聴率11.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)とまずまずのスタートをきった。

著者の森自身が工学博士(元名古屋大学助教授)で、作風は他に類を見ないほど数学的、工学的要素が非常に強く、難解なストーリーになっている。熱狂的なファンが多い森作品の実写化…これはある程度の炎上覚悟の上でのドラマ化だと思われたが案の定、ネットでは早速炎上している。

ファンは何に怒っているのか? いろいろある中で突出していたのが、主人公犀川創平(綾野剛)が使っているパソコンがWindowsだったことが、ファンにとってはガマンならなかったらしい。森博嗣はこだわりを持ったMacユーザーとしても有名で、森作品において登場人物がWindowsを使用しているなんてことは絶対あり得ない。実際、原作で犀川はUNIXを使用している。もちろん、ドラマでは“大人の事情”があってのことなのだろうが、これは森博嗣ファンにとっては許しがたいことなのである。
とかく人気シリーズ(小説やマンガ)の実写化は、原作との違いがネットで炎上することは多々あるが、登場人物が使っているパソコンが違う、なんて理由で炎上するのは「すべてがFになる」ならではないだろうか。
原作者のこだわりが強い作品をドラマ化するのであれば、可能な限り同じこだわりを持って欲しいとファンは願っている。とはいえ、大半の視聴者はそこまでこだわりはないと思われるが…。

森博嗣作品のS&Mシリーズ、Vシリーズ、四季シリーズなど数多くの作品に重要なキーパーソンとして登場する真賀田四季博士。複数の人格を有する多重人格者で驚異的な頭脳の持ち主。原作でも非人間的な人物として描かれている。そんな難しいキャラクターを、ドラマ版では早見あかりが演じている。第1話冒頭で早速登場した真賀田四季。まるでアンドロイドかと思うほど人間性に欠ける人物を早見は見事に演じている。
原作から離れることなくドラマが描かれるのであれば、このシリーズの本当の主役は、早見あかり演じる真賀田四季である。犀川(綾野剛)と萌絵(武井咲)の恋の行方も気になるところだが、それはさほど重要ではない。森博嗣の作風は、人間の感情的な要素は重要視されていない、かなり変わったミステリー小説だ。真賀田四季がどんな発言をするか、そして何をするかが一番重要である。今後の早見あかりの活躍を期待したい。

前回のあらすじ「冷たい密室と博士たち」前編
神南大学工学部建築学科3年の西之園萌絵(武井咲)は、同学科の准教授・犀川創平(綾野剛)に、「もっとも神に近い人間」と称される天才プログラマー真賀田四季博士(早見あかり)に面会してきたと告白した。真賀田はある事情により某所に幽閉されている。萌絵は県知事の叔母のコネで面会にこぎつけた。

そんな中、犀川が同大学の極地環境研究センターで行われている実験の見学に行くといい、萌絵も一緒に行くことになる。2人を迎えたのは犀川と親しい工学部土木学科準教授の喜多北斗(小沢征悦)。喜多の案内で犀川と萌絵はマイナス20度の低温実験室を見学。その後、萌絵は弓道部の先輩で同研究センター研究員の服部珠子に誘われて、実験後の打ち上げに参加することにした。
打ち上げには土木工学科教授・木熊京介(平田満)、助手・市ノ瀬里佳(市川由衣)も参加。しかし萌絵を誘った珠子がいつまでたっても現れない。不審に思った学生たちは珠子を探したのだが…実験室のとなりの準備室で、珠子は何者かにナイフで背中を刺され死亡していた。さらにもう一つの部屋で、同じ研究室の丹羽も同じように殺害されていた。
実はこの研究室にいた増田という学生が2年前から行方不明になっていたのだが、閉鎖されていた測量室隣スペースで白骨化した遺体となって発見されていた。以前から増田は精神を病んでいて、よく「しか」とつぶやいていたという。萌絵は増田の失踪事件と今回の殺人事件に関係があると推理し、夜中こっそり実験室に忍び込み事件の詳細を調べようとした。幸いにも増田が使用していたPCが残っており、その中に「shika」というフォルダを見つけ、萌絵はそのフォルダをUSBメモリに保存した。
すると実験室に何者かが侵入し、萌絵をマイナス20度の部屋に閉じ込めてしまった。

第2話あらすじ「冷たい密室と博士たち」後編
萌絵(武井咲)の救ったのは犀川(綾野剛)だった。集中治療室に運ばれた萌絵は一命をとりとめた。翌朝、一般病棟に移った萌絵を見舞った犀川は、犯人の目星がついているだろうと萌絵に聞く。萌絵は犀川と同じ推察だと答え、自分の代わりに確かめてほしいと頼むのだが…。

原作は森博嗣著S&Mシリーズ『冷たい密室と博士たち』(講談社文庫)。ドラマ「すべてがFになる」は、S&Mシリーズ1作を前編、後編と2話ずつ放送する。森博嗣の著作は、かなり理数系、工学的なミステリー小説でドラマを見ているだけではわかりにくい。番組公式サイトには、事件の舞台となった殺人現場の見取り図が掲載されている。それを見ながらドラマを見ると、より理解が深まる。

フジテレビ10月28日(火)夜9時より「すべてがFになる」第2話「冷たい密室と博士たち」後編を放送。主演、武井咲&綾野剛。予告動画は番組公式サイトで視聴できる。なお、フジテレビオンデマンドにて見逃し配信中。

フジテレビ「すべてがFになる」番組公式サイト
フジテレビオンデマンド「すべてがFになる」公式サイト




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